- Amazon.co.jp ・本 (131ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798026510
感想・レビュー・書評
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さらっと要点が整理良くまとまっている。
ただ、こういう本に良くあるように要点だけ羅列されているので、その裏にあるロジックの説明が足りなく個人的には消化不良。あと、著者の他の本もだいたい書いてあることが同じなので1冊で十分。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実践的なチャートなので、このまま素直に試してみるのが一番理解を深める方法なきがしてきた。
ちょくちょく読むようにしてる。 -
MOTに関してわかりやすく図解。
目からうろこだったのは
「MOTは組織のためでもあり、個人のためでもある」
という説明。
個人が技術のプロであり、かつMOTを理解して実践できることで、
企業の源泉となるイノベーティブな人材となるという話。
考えてみれば確かにそうだ。
技術は人から生まれるのだから。
MOTは何の役にたつか?
著者は
「未来のマネジメント、すなわち成功確率を上げる定石を
与えるもの」
と述べている(p.122)。
研究→開発→事業化→産業化
というステージの解説もわかりやすい。
研究段階で必要なマネジメントが
R&Dマネジメントであり、ここはインベンション(発明)をつかさどる。
そして、事業化~産業化でのマネジメントが
従来のMBAであるとしている。
そして、それらをつなぐ、開発~事業化ステージを
マネジメントするのがMOTであり、イノベーション(事業化、共創)を
つかさどる、という話。
これもなるほど。
MOTとは、イノベーションのマネジメントだったのだ。
私は、あまりに「イノベーション」という言葉を
適当に使いすぎていると実感し、そして反省した。
どうして新興ベンチャーが、特にICT業界を中心に
圧倒的なポジションを築くようになってきたかも
なんとなくこのMOTでわかる気がする。
マスプロダクトの量産ではなく、
市場ニーズを適切につかみ、そこに開発された技術が
ビジネスとなるようにうまくマネジメントし、事業化する。
同様な製品をつくる企業間の競争ではなく、
市場にあわせたイノベーションの本流を走ることで、
爆発的成長が遂げられる。
なるほど、なるほど。