図解入門ビジネス 最新電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本

著者 :
  • 秀和システム
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798057057

作品紹介・あらすじ

再エネ、分散型、デマンドレスポンス 次世代の電力需給構造の全貌

感想・レビュー・書評

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  • 文字が多かったので、よりビジュアライズされていると良かった。(電力業界自体が相当に難しいため、一定仕方ないが)

  • 流読。今まで読んだ中ではもっとも幅広に電力にまつわる情報を、最新動向も含めて整理。
    最初に読むには適した本。

  • 入門内容だが非常に分かりやすかった。深く掘り下げるとなるとやや物足りないか。

  • 送配電を中心に読んだ。

    ■大手電力の送配電部門が置かれている状況
    今後も地域独占が続く。一方で、電力需要が伸びないなかで、再生可能エネルギー導入拡大への対応が求められる。

    ■送配電と洋上風力
    日本の洋上風力の商用化はまさにこれからであり、発電所の新設は今後活発になっていく。
    遠方の発電所が作られることで、長距離の送電線が必要となる。
    →(感想)送電線保護は今後も需要が続くと考える。

    ※洋上風力トップ3 (2017年):イギリス、ドイツ、中国

    ■送配電と中小水力発電(3万kW未満)
    一般的には適地が需要地から離れているため、遠距離の系統接続が必要である。また、導入ポテンシャルが高く、電源の新設が右肩上がりで伸びる見通し。
    →(感想)送電線保護は今後も需要が続くと考える。
    一方で、地産地消のエネルギーとして、地方自治体が運営主体になるケースも少なくない。特に1000kW未満の設備でこの傾向が顕著である。

    ■VPP
    複数の分散型機器を統合制御して、単一の発電所のように運用する。これにより、再エネ電源の導入拡大と電力系統網の安定性維持の両立に貢献する。
    アグリゲーションコーディネーター、リソースアグリゲーター、需要家という役割構成。
    需要家は、送配電事業者からの遠隔指令に応じて、細かい制御が求められる。これはDRでも同様。
    →(感想)需要家側の制御と通信の高度化が今後求められる?

    ■マイクログリッド
    災害時に上位系統を分離(オフグリッド化)して、下位系統のみで運用する。平時は上位系統が周波数調整を担うが、オフグリッド時は下位系統で周波数調整を行う必要がある。
    →(感想)下位系統向けの制御装置の需要が増加する?

  • この本も今度の仕事の関係で必要に駆られて手に取った本です。内容は極めて初歩的なレベルですが、私のような“超初心者”には入門編として十分満足でき、とてもありがたいものでした。2019年3月の刊行なので最新の動向も踏まえていて、一般常識としても頭にいれておく価値があるように感じました。

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著者プロフィール

1976年生、東京都八王子市出身。一橋大学社会学部卒。編集プロダクション、出版社勤務を経て、2004年から10年まで月刊エネルギーフォーラム記者として電気事業制度改革や原子力政策などエネルギー問題を取材。社会人大学院博士前期課程、物流専門紙記者を経て、14年からガスエネルギー新聞記者として電力政策等を担当

「2022年 『図解入門ビジネス 最新電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本[第3版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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