- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798060699
作品紹介・あらすじ
気弱な人こそ必読!
人は説得されたいのではない。
納得したいのだ!
●「必勝」「最速」が必ずしも正義とは限らない
弁護士として相手方との交渉が多い著者は、
ハーバード流交渉術を学んだことで、
交渉が驚くほどスムーズに運ぶようになりました。
ポイントは「相手に納得してもらうこと」です。
この手の本では「必ず勝つ交渉術」や「最速で説得する技法」などといった、
”強気な類書”が目立ちますが、強引に勝ったり最速で片づけることが、
実際問題として、必ずしも正解するとは限らないでしょう。
強引に勝つことで遺恨となったり、
最速で勝つことで杜撰になったりしては、
そもそも勝ったことにはなりません。
●「自分が動かず相手を動かす」自分がどうするかではなく、相手がどういう人かを見ること
大事なのは、相手に合わせた交渉術を心掛けることです。
当然ながら納得してもらう相手によって、交渉の仕方は異なります。
物事を単純に損得で考える人もいれば、
精神的な勝ち負けで勘定する人もいるし、
成功を第一に考えるか、快楽を第一に考えるかなど、
人によって優先順位は違います。
今回、著者が説く「7タイプ別交渉術」は、
その人に合わせた交渉を心掛ける、世界一ソフトな交渉術なのです。
●「相手から嫌われずに好かれる」気が弱い、口下手な人にこそ向いている!
その点、自信がある人は自分のやり方や、マイ勝ちパターンに固執しがち。
説得はできるかもしれませんが、意外に納得してもらうことは難しく、
仮に勝ってもしこりが残ったりします。
反対に、気が弱かったり、経験がなかったり、口下手だったり、
あまり交渉に得意ではないと思われる性格の人にこそ向いているのです。
著者は敏腕弁護士という職業にいながら、裁判を友好的に進め、
ムダに敵を作らない、勝ちすぎない、自己流を捨てるなどといった、
ソフトな交渉術を徹底してきました。
そんな著者のノウハウを、本書で伝授して頂きます!
【目次】
第1章 説得より納得。目指すは「不戦勝」
第2章 相手が優先する価値観を見抜く
第3章 タイプ別納得の技法
第4章 口下手・気弱な人だからこそ納得してもらえる
第5章 逆転で不戦勝に持っていく弁護士の交渉テクニック
感想・レビュー・書評
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交渉のためにどういうふるまいが良いかを語る本
まあ普通なようでいて大事だなあと思えるレベルなことが書いてある。参考図書に好きな本が多かった。
沈黙は金、交渉は勝ち負けでない、交渉相手はパートナー、相手の要望を考える
①損得②成功追求③快楽追求④平和主義⑤ロジカル⑥勝敗⑦人助け
そもそも、必要性と許容性、時間を味方に、クロスカウンター、だからこそ、相手に同意
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交渉をうまく進めたいと思うのは普通かもしれないが、勝ち負けというイメージが付きまとう。
うまくいくと勝ちで、うまくいかないと負け。
そうではなく求めた結論が得られることが最も重要。
相手のタイプを分類できるほどの観察力が必要ではあるが、知っていると知らないでは大きな差がある。
・損得タイプ
・成功追求タイプ
・快楽追求タイプ
・平和主義タイプ
・ロジカルタイプ
・勝敗タイプ
・人助けタイプ
大きく上記7つに人は分類されるという。とはいえすぐにどのタイプか見極めることが出来るのだろうか?
鍛錬あるのみかもしれない。
なんとなくあの人はこのタイプかな?というのはイメージが付くので試してみようかと思わせてくれる。
何度もその視点で交渉を経験すると身につきスムーズに進めることが出来るのかもしれない。
弁護士をされている著者は日々交渉を繰り返されている中で身につけた技術なんでしょう。
いざ勉強しよう。