バグがないプログラムのつくり方: JavaとEclipseで学ぶTDDテスト駆動開発
- 翔泳社 (2004年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798107141
作品紹介・あらすじ
『オブジェクト脳のつくり方』で好評のBe Agile!シリーズ第2弾。本書は、アジャイル開発プロセスの第一人者であるケント・ベック氏が提唱する「テスト駆動開発(TDD)」について、TDDの実践者である著者陣が軽快な語り口でやさしく詳しく解説します。各章に用意されたストーリーで現場の雰囲気をつかんだら、オブ脳でおなじみの社長起立プログラムTDDにどっぷりと浸かり、最後に「回転寿司でおあいそ!」システムの構築を疑似体験します。何が問題なのか、どうすればいいのか。本書でTDDを堪能してください。現場のライブ感たっぷりに展開する、実践者による実践者のための書籍です。
感想・レビュー・書評
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テストを自動化することで、リファクタリングし放題を実現するTDDの入門書。TDDは切れ味するどい道具であるとともに、その使いこ読み終わったにはかなりの技術的バックボーンが必要とのこと。そんな中、それを補完してくれるのが本書。日本人著者による、オブ脳ノリの内容で、ある程度気楽にも読める。TDDにワクワクできること請け合いです。
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Junitを使ったテスト駆動方式そしてリファクタリングをその意義から丁重に説明する演習を伴った指南書ですが、例によって技術書は斜め読み。オブジェクト指向やGoFのデザインパターンそしてペアプログラミングにまで言及しJAVAでのアジャイル開発の原点とも言えそうな好著です。アマゾンでテスト駆動方式の本を探しているときに2004年の発行でマーケットプレイスで1円でしたが、三人の著者のうち一人が納品のない受託開発の倉貫氏だったので、思わずポチリました。10年前からアジャイル開発に精通していればこその今というのも肯けます。また、弊社でオブジェクト指向の勉強会の時につかった「オブジェクト脳の作り方」から引用されていたのは妙に懐かしかった。著者紹介を見ていたらJASIPA会員企業スキルインフォメーションの名が!
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テスト駆動開発の手順についてはよくまとまっていたと思う。
が、やはりサンプルアプリが簡単すぎるというか、テスト駆動開発の為のアプリのようで、もっと現場ではTDDをするには難しいアプリは沢山ある。
別のサンプルアプリも欲しかったかな。 -
8年以上前の本。
TDDの目的、考え方、キーワードなどは色褪せてはいません……が、コードやツールの紹介に多くを割いていることもあり、これが流石に古いです。 -
全サンプルコードを打ち込んだのははじめて。8時間ほどかかった。読みやすいと思う。Webの記事よりは役に立つと思う。
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・シンプルなクラス設計。
・仕様変更は起こりうるものとして開発を進める。
・実装と設計の見直し。
・オブジェクト指向を意識する。
・リファクタに強い構造。
・レッド⇒グリーン⇒リファクタリング
・Mockクラスを活用する。
・YAGNIを意識する。「そんな機能必要にならない。」「今必要なことだけをやる。」
・テストコードにはコメントつけよう。
・テストに使うデータはきちんと考えたいろいろな種類の値を利用する。(限界値分析など)
・テストを作るのはあくまで人。人を大事にする。目的・ビジョンを明確化し、TDDのメリットや採用理由をしっかりと説明する。
・テストがしやすい設計が良い設計。
・view、modeはテストしにくい。controlを重点的にテスト。 -
テスト駆動開発を勉強するにはまちがいなく良い本です。
回転寿司というユニークなアイデアが学びやすいです。
著者の川端さん、倉貫さんとお会いしたことがあり、本当に刺激を受けました。
いづれソフトウェアの現場すべてがテスト駆動開発でシステムが開発されたら機能強化に積極的に取り組めると思います。 -
TDD開発をまだされてない方はぜひ、これを読んでTDD開発に切り替えましょう!!
衝撃の一冊です!! -
バグをつぶすことが大事なんじゃない。バグを造らないことが大事なんだ。