SCRUM BOOT CAMP THE BOOK: スクラムチームではじめるアジャイル開発
- 翔泳社 (2013年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798129716
作品紹介・あらすじ
超人気の先生達がまとめた理論だけで終わらない"実践"の手引き。基礎編はScrumの全体像と決められているルールについて説明する。実践編は架空のプロジェクトを題材に、開始時から時系列にScrumではどう進めていくのかを説明する。Scrumとはどういったものなのかを学んでいこう。
感想・レビュー・書評
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めっちゃ作者の親切が伝わる良本
スクラムがどんなものか、どのあたりが難しいのかイメージがしやすい。
どのフレームワークで開発できるかも重要だけどまずこの開発枠組みを知ることが大事だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これからアジャイル開発やる人は読む
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漫画がふんだんに使われているだけでなく、一つの単元が10ページ程度に纏められておりとても分かりやすかった。開発の現場に関わる人でなくてもスクラムはプロジェクトの運営方法としてとても参考になると感じた。
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なぜか購入したまま放置していたのか、どこかから出てきた。
実践的という意味では非常によくまとまっている。もう少し早く読めば良かったか。 -
漫画でアジャイル活動の説明がされており、初めてアジャイルに取り組む人が一般的な流れを理解するにはとても良い。
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会社のメンバーにSCRUMの本質的な部分を、自分なりに解釈して伝えたいなという思いで読了。独断ですが、私が感じるポイントは以下の点なのかと。
①目標設定
インセプションデッキという方法論は、簡単にいうとプロジェクトが向かうゴールを設定して、メンバーで共有しようということかと思います。硬い言葉でいうとミッションとかいう話になりますが、要は全員の共通認識となるゴール設定の必要性の手段としてインセプションデッキが定義されているのかと思いました。
②タスク分割と優先順位付け
プロダクトバックログは、ざっくりとした理解では、タスク分割して、どのタスクから優先的に実施するかを見える化したもの。ただし、このタスク分割が実はめちゃめちゃ難しい。この方法論として、ストーリーベースで考えたり、見積もりをカードで実施したりする工夫がなされている。いきなり詳細と正確性を求めるとより難しくなるが、まずはざっくりベースで考えて、徐々に詳細かするプロセスを取ることで、心理的なハードルも下げている。
③時間の意識を持つ
スプリントとかは、本質的には、有限の時間を最も効率的かつ効果的に使うための仕組みではないかと思いました。あとは、期間を短く設定することで、未来を見通しやすくする効果もありますかね。時間の設定は、「ここまでに出来る事を規定する」ことにもなり、理想と現実のギャップが生まれる場面で、実はここが1番難しさがあるのかなと。
④判断基準の明確化
目標未達成=悪ではなく、現状把握。そのためにも、設定した目標を達成できたのか達成できなかったのかをしる必要があり、明確な判断基準が必要になります。我々は、できなかったと言いにくい心理があるので、なかなか判断基準を明確に設定することができないことが多い印象です。うまくいかなかったらそこから学ぶ。このマインドセットが必要です。
上記①から④は、最低限の規定として、それを実行する上で、チーム内での役割明確化、責任の明確化、マインドセット(全員で協力してやりきろう)、誠実さ(お互いに対するリスペクト)が必要で、その方法論が、まさにSCRUMでしょうか。 -
5年ぶりに読み返したが、忘れていた大事な要素を再確認できた。
プロジェクトが長く続いていくとscrumの本来の目的から徐々に解離していっている部分があるなと(特にカイゼンのアプローチなど。。)
関係者にも本書は改めておすすめしたい。 -
Scrumの基本のキ
システム開発に関わる人全てが読むと良いと思っているし、自分のチームのメンバーには必ず読んでもらっている