自分でできる認知行動療法 うつ・パニック症・強迫症のやさしい治し方 ココロの健康シリーズ

著者 :
  • 翔泳社
3.09
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798152400

作品紹介・あらすじ

自分にピッタリな方法が、必ず見つかる!
疾患ごとに最適な療法を丁寧に解説

本書は、認知行動療法についての知識と、
それをベースにしたセルフカウンセリングを紹介する本です。

「うつ病」「パニック症」「強迫症」に特化し、
疾患ごとに最適なセルフカウンセリングの方法がわかります。

【 本書の特長 】

(1) 認知行動療法の基本的な考え方と
治療の流れがわかる!

「認知行動療法って何?」といった疑問に、
基礎から丁寧に解説しています。
治療の流れは「うつ病」「パニック症」「強迫症」ごとに説明。
(2) ☆本書のエッセンス☆
自分で取り組めるセルフカウンセリングをご紹介!

セルフカウンセリングは、認知行動療法の知識がなくても
できるようになっています。
認知行動療法の知識はむずかしそうで読みたくない
と感じたら読み飛ばして、セルフカウンセリングからはじめても大丈夫!
セルフカウンセリングも「うつ病」「パニック症」「強迫症」ごとに、
最適な方法をわかりやすく解説しています。

(3) 読みやすい誌面!

ココロが苦しいときは、集中することが難しくなり、
文章を読むのが辛くなります。
その点に配慮し、できるだけわかりやすい言葉でまとめています。
左ページには、知ってほしいポイントだけを
短い文章でまとめました。

(4) 元気になるヒントがいっぱい!

愉快なサル先生が、元気になるヒントをやさしく教えてくれます。
病気で辛いときでも、読めば元気が出て気持ちがグッと軽くなります!
肩の力を抜いて、マイペースで読める本です。

(5) 再発予防に効果アリ! うれしいダウンロード特典

本書で紹介している各種「認知行動療法のためのワークシート」の
拡大版がダウンロードできます。
空欄用紙になっているので、何回も練習しながら書いてみてください。

【監修者の紹介】

清水栄司(しみず・えいじ)
1965年、山梨県生まれ。千葉大学医学部付属病院 認知行動療法センター長。
千葉大学大学院医学研究院教授、千葉大学子どものこころの発達研究センター長。
精神科医。専門は認知行動生理学、認知行動療法等。
千葉大学にて千葉認知行動療法士トレーニングコースを主宰。

感想・レビュー・書評

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  • 今の自分に必要なところだけ読んだ。
    認知行動療法の大切さや偉大さがわかった。薬と違って副作用もないんだから、やるしかない。とっさに思い浮かんでくる自動思考に対して反証することがとても大切。
    今、一番何が辛いのかをちゃんと言葉にしてみることがすごく重要。

  • 自分の症状とは合わなかったけど、とても役に立った。
    自分の感情を整理するのにどういう風に書き出すのか、実際書いてみると、思ってもみなかった新しい一面がわかって、腹落ちした。
    定期的に借りよう。

  • 借りたもの。
    認知行動療法に基づくセルフカウンセリングの仕方を説明。また、うつ、パニック症、脅迫症の人々の心理状態の解説もある。
    イギリスの調査で、認知行動療法を用いた回復の割合が、うつ病の場合約50%、パニック症、脅迫症の場合は約75%、薬物療法に比べて再発しにくい(p.23)との事。
    投薬治療を否定はしない。ただ、二刀流で治療の可能性は大いにあると思う。

    各症状に対して、認知行動療法ではどのような目的をもって、段階を踏んで治療していくかがよくわかる。
    対人での治療では、クライアントとの信頼関係を築くことから始まっているけれども。
    その中で、どう進めてゆくか(ゴール)を明確・共有し、ワークを進めている。
    傾聴だけでなく、共に進めてゆく協力者であろうとする姿勢をも感じる。
    認知のゆがみの修正や、トラウマの書き換えなど、書き出すことで当事者に客観視させるもののようだ。
    各章ごとに要点がまとまっている。
    巻末やダウンロードコンテンツには、ワークシートも掲載。

  • 私は、いわゆる第二世代行動療法時代の人間である。
    諸先生方が「"認知"を認める」派と「"認知"は"観察できる行動"じゃない!」派の先生方がバトルしていた時代であった(遠い目)。

    そんな私にとっては、現在の認知行動療法(以下CBT)隆盛の状況を見るにつけ、感慨ひとしおなのである。
    まあ考えてみれば、行動は何らかの判断のもと行われているわけで、その"判断のもと"を無視して表に出てくる"行動"だけを切り出してどうこうするのには限界があるわよねえ確かに、と今となっては思う。
    「行動じゃねえじゃねえか」派だった俺、若かったぜ。

    さて、本書はそんなCBT関連書籍の中でも"セルフCBT"、つまり自分でできるCBTとそのワークについて紹介したものである。
    うつ病、パニック症、強迫症の3つに焦点をあて、以下のような構成を取っている(雑な紹介)。

    ①CBTとはなんぞや
    ②3つの疾患に対して標準的なCBTセッションはこんなふうに進める!
    ③セルフCBTをやってみよう

    実際に、医療機関で行われている流れに沿ってイラスト(かわいい)や図版入りで簡潔かつ丁寧に解説されているので、入り口としてはとても入りやすい感じ。
    もちろん、セルフで全てができるわけではないのだが、ワークシートまで付録でついている(出版社のサイトからダウンロードも可とのこと)ので、ちょっとやってみようかなと思えないこともない感じ。

    個人的には、コラム法をやってみたけど空気読んじゃって嘘書いちゃった経験を何人かから聞いたことがあり、導入には入念な準備が要るよねえと思ったりもするが、まず入門編として齧ってみるのには最適の一冊ではないかしらと思う。

    「生兵法はケガのもと」という言葉もあるが、これはまあ失敗しても「さすがに最初からセルフで全部やるのはちょっと無理があるかなあ」と苦笑する程度で済むのではないだろうか。

    コラム法を嫌いになってもCBTは嫌いにならないでください!

    ※私は別にコラム法を嫌いなわけではないです。でも自分がもしやるとしてもつい嘘書いちゃいそう、というか盛っちゃいそうな気がするのは確か。
    正直でありたい〜〜

  • 参考図書。

  • 手元に置いて読んだ方がいい本。本当に必要になったら買いたい。

  • 認知行動療法の専門医と医療系ライターをされている方が書かれた本です。
    とても分かりやすく、やさしく、かつ患者が読むことも想定して書かれている良書だと思います。装丁や書体やイラストなど書籍全体に優しい印象があり、心が疲れている人にも読みやすいと感じました。
    認知行動療法ってなんだろう?という入門書の役割もあり、自分で病気を克服したいと努力されている方へのサポートにもなり、昨今メンタル疾患が増えつつあると言われている社会においての知識のブラッシュアップにも役立つように思います。
    同テーマの本がたくさん出版されていますが、難しそうな本を読むよりも少し易しく感じる本を熟読するほうが基本を押さえられると思いました。

  • 認知行動療法について“極めて”やさしくわかりやすく書かれていて、うつ状態が強くて集中力が出ない人でもさらっと読めるかと思います。
    パニック障害と強迫性障害についてもそれぞれに対する認知行動療法のやり方が詳しく書かれています。
    うつ状態がよくないときに読むと逆に心身悪化する本もありますが、こちらはそんな時でも読める本なのではないかなとも思います。
    ワークシート付きで、すぐに自分で認知行動療法に取り組めます。

  • まずは認知行動療法とは?を知るきっかけをつくる一冊。

  • 考え方のくせ
    スキーマ 図式や計画の意。考え方のくせのようなもの。
    例 ストレス生みやすく自身を傷つけやすい→そのパターン見つけ、スキーマの偏りを修正=認知行動療法

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著者プロフィール



「2017年 『自分でできる認知行動療法 うつ・パニック症・強迫症のやさしい治し方 ココロの健康シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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