評価:B+
華陵さくら組 悦で連載されたものを纏めてそれに描き下ろしを追加した一冊。
山奥の遊郭に身を売り、そこで働くヒロイン達を描いてます。
ヒロインは、親の薬代の為に純潔を遊郭に売った真面目娘、明るいけど後天的な体質でプレイはハードなのが好みな娘、兄が好きで兄を振り向かせる為に金を稼ぐ娘、手練手管に長けた人情味のある楼主、幼くして男たちに陵辱され禿になった娘の5人がメイン。
ストーリー展開としては、真面目娘を軸に展開。
遊郭で処女を売り金を得る→しかしその次の伽で客を不愉快にさせ禿が陵辱される→禿と楼主の関係を知り、自分の未熟さを自覚して楼主に指導を依頼→えぐい指導の結果、遊女としての才能を覚醒→遊郭一の遊女になったところで都の遊郭の楼主がやってくる→山奥の楼主と因縁のある都の楼主、真面目娘を金と脅しで引き抜いて最底辺の仕事に就ける→能力で客を骨抜きにしたところで、山奥の遊郭が放火された事を知り、山奥へ戻る→みなは無事だったもののすぐは再建できないので3年後の集合を約束してそれぞれの道へ→5年後、復活した山奥の遊郭は真面目娘が楼主になって繁栄、という流れ。
この間にそれぞれのヒロインの背景や交流が描かれてます。
プレイは基本オーソドックスな物で構成されてます。
多人数陵辱等もそこそこにありますが、遊郭ということもあってハードなものは少な目となってるかと。
概ね、ストーリーをしっかり読ませつつエロも充実してる印象でした。
和風の遊郭物というなかなか見ないものですが、しっかりと描けてるのではないかと。
個人的には結構お勧めの一冊です。