認知行動療法で改善する不眠症

  • すばる舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799101001

作品紹介・あらすじ

実は、睡眠に対する「不安」や「思い込み」こそが、不眠を悪化させる大きな原因です。安全で副作用がなく、薬とほぼ同等の効果がある認知行動療法により、睡眠に対する理解を深め、こだわりを正しく治して慢性不眠症を改善する方法を解説。

感想・レビュー・書評

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  • コスパの良い本。不眠症の種類や薬のこと、心理教育として伝えておくべきことなどがまとまっており、資料作成に使えそうな内容。睡眠日誌のサンプルもあるので参考にしたい。不眠症が他の精神疾患に及ぼす影響を考えると、こうした基本的な症状はなるべく早く良くしておきたいところである。



  • 認知行動療法は知っている。(病院で精神保健福祉士から指導を受けていたし、自己学習用の本も何冊か読んだ。) 睡眠生活を改善するための本もこれまで何冊も読んできた。しかし、不眠症を改善するために認知行動療法を使うというアイデアは知らなかったので、タイトルに惹かれて読むことに。
    結果、目から鱗が落ちる事実ばかりだった。
    ●不眠に入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒があることは知っていたが、他にも原因などによる分類があることを初めて知った。
    ●以前、類書で睡眠調整法について読んだことがあったものの、方法が示されていただけでその目的や有効性を今ひとつ理解できなかった。本書では実践例まで載っていたので有効性を知ることができた。「設定時刻になった時」か「身体が耐えきれないくらい眠くなった時」にだけ床に入る、つまり逆に「○〜○時の間は布団に入らない」と決めるという発想が面白いと思った。
    ●PCやTVの光はそれほど強くないので、(興奮するような内容でなければ)夜に光を浴びることにそれほど過敏になる必要はない、という情報は福音。(今まで聞いてきたことと違う!)
    ●健康な人でも一晩のうちに何度も覚醒するものだという事実も初めて知った。夜中に目が覚めたからといって、よく眠れなかったと悩む必要はないということだ。

  • 眠りづらい性分のため手にとった本。

    なんでも薬で解決するのではなく、
    原因となる考え方の間違いから正していく認知療法は、以前から注目していたけれど、
    この本は少し具体性に欠け、どこを読んだらいいのか最後までわかりづらかった。
    唯一、筋弛緩体操は有効そうだったのでこれは取り入れようと思う。

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著者プロフィール

東京家政大学人文学部心理カウンセリング学科准教授。1979年、東京都に生まれる。2003年、日本大学文理学部心理学科を卒業。2008年、北海道医療大学大学院心理科学研究科博士課程を修了、博士(臨床心理学)取得。睡眠総合ケアクリニック代々木主任心理士、早稲田大学人間科学学術院助教を経て、2018年より現職。公認心理師、臨床心理士、専門行動療法士、産業カウンセラーとして睡眠障害や気分障害、不安症に苦しむ方々への支援をおこないながら、認知行動療法の効果を高めるための研究活動をおこなっている。
著書には『4週間でぐっすり眠れる本』(さくら舎)、『不眠の科学』(編共著・朝倉書店)などがある。

「2020年 『1時間多く眠る!睡眠負債解消法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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