50代から始める「お金」改革 定年後破産しないために今やるべき3つのこと

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著者 : 深田晶恵
  • すばる舎 (2012年6月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799101520

50代から始める「お金」改革 定年後破産しないために今やるべき3つのことの感想・レビュー・書評

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  • 定年後破産しないために今やることということで読んでみましたが、私のように定年を数年後に控えた人だけでなく30~40代の方にも参考になる内容です。

    忘れないように自分なりにリタイア後の生活を考える上で参考になりそうなポイントをまとめておきました。ただし自分にとって参考になりそうなことであって、自分に関係のないことやすでに当たり前のこととして知っていることは書いていませんのであしからずです。

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    本のタイトルにある今やるべき3つのことというのは以下の3つです。
    (1)今の家計の収支決算をし、現状を把握する。
    (2)生命保険を見直す。
    (3)(定年後まで住宅ローンが残っている場合)住宅ローンを見直し、60歳までに完済する計画を立てる。



    第1章 定年後破産防止のファーストステップ 「家計の決算」をしよう
    (1)節目となるのは「今」と「60歳」と「65歳」の3回!
    ・65歳以上の夫婦の年間平均世帯収入は266万円(年金248万円+その他18万円)、支出は318万円、差額52万円を貯蓄の取り崩しなどでまかなっている。
    ・子供が独立してから定年退職の60歳までが人生最大のお金のため時期。
    ・年金満額受給できるのは65歳からで、60歳でまったく働かなくなると貯蓄額が大きくダウンする。
    ・働き続けても60歳以降は収入が大きく減るので、貯蓄を減らさないことを目指す。
    (2)「年間支出」を明らかにすれば、家計の問題点が発見できる
    ・1年間の収支をつかんで、貯められるお金がどのくらいあるのかを見るために、家計の決算書を作ろう。
    ・決算書は、
      毎月:「基本生活費①(銀行引き落とし(公共料金、通信費、etc))」「基本生活費②(財布からの支出(生活費、日用品、交通費、etc))「住居費」「車維持費」「生命保険料」「交際費・余暇費」「その他」
      一時的な支出
     の項目で年間の支出額を把握する。
    (3)決算書を作ると「老後資金プラス1000万円」への道が見える
    ・使いすぎのお金を把握して、それを貯蓄に回せば10年で1000万円も可能。
    (4)家計にひそむ「使途不明金」を発掘する
    ・実際の手取りは源泉徴収票で計算するのが正確。
      手取り額=支払金額-(源泉徴収税額+社会保険料等の金額+[住民税])
       住民税は源泉徴収票ではわからないので、給与明細に記載されている住民税の12倍、または住民税決定通知書の特別徴収税額
    ・決算書の支出と実際の手取りとの差が不明金だが、50~100万円くらい出るのは普通。このうちの半分くらいは日々の無駄遣いなので貯めることが可能。

    第2章 生命保険を見なおさないと650万円もソンをする
    (1)50~80歳までムダな保険を続けると、650万円もソンをする
    ・進められるままに入った保険に入り続けるか、必要なものに見直すかで、50-80歳の30年間で650万円の差が出る。
    (前者/後者 50代:5万円/3万円、60代:3万円/8000円、70代:2万円/8000円)
    ・民間の保険に入る前にすでに持っている保障を知る
      遺族年金、障害年金、高額医療費
    ・無料の保険相談窓口には行ってはいけない。なぜならば彼らの収入は保険会社に紹介する手数料で成り立っているので。
    (2)その死亡保障は本当に必要? 今すぐ生命保険を見直そう
    ・子供が大学を卒業したら、死亡保障は500万円程度でよい。不安であっても1000万年が上限。
    ・セット保険ではなく、掛け捨ての定期保険の方が保険料は割安。さらに会社のグループ保険やネットのダイレクト保険など。
    (3)50代は、実は「医療保険をそろそろ卒業していいタイミング」だった!
    ・高額医療費制度があるので、貯金がそれなりにあれば医療保険も必要なものではない。
    ・ガンは長引く可能性があるので、ガン保険は入っていてもよい。

    第3章 「住宅ローン60歳完済計画」を立てよう
    省略

    第4章 60歳と65歳の節目ですべきことを抑えよう
    (1)60代前半は重要なトレーニング期間、60歳になったらまず何をやる?
    ・60歳になったら収入が大きく減るので、再度家計の決算書を作って、家計のダウンサイジングを図る。また保険も見なおして絞り込みを行う。
    ・60-65歳までは再雇用で働き、収支トントンの生活にする。退職金には手を付けない。
    ・65歳で再度家計の決算書を作って、現在の貯蓄額から年間の取り崩し額を算出して、65歳以降の取り崩しはその額の範囲内に抑えるようにする。
    (2)退職金を手にするとかかる"運用病"に要注意!
    ・資産運用で金融機関に相談してはいけない。金融機関は相談するところではなく利用するところ。
    ・手を出してはいけない商品:FX、金や商品の先物取引、株の信用取引
    ・損をする可能性が高い商品:外貨預金(やるならば外貨MMF)、手数料が高い投資信託、テーマを絞った投資信託
    (3)65歳でいよいよ年金生活へ! やりくりのコツは"資金繰り"
    ・年の取り崩し額を80万円とすると、65~90歳までの25年間で2000万円。家の修繕リフォームや車の買い替え、医療費などの特別支出で1000万円程度は考えておきたい。

    第5章 定年後破産のリスクをさらに小さくするコツ
    (1)"イザ"に備えるマネーの豆知識
    ・地震保険でかけられる金額は火災保険の50%。地震保険で支払われるのは、全損100%、半損50%、一部損5%の3段階となっている。金額的に家を建て直すと言うよりは、被災後の生活を再建するためのまとまったお金と考えたほうが良い。
    ・インターネット取引は、本人に万が一のことがあったらまったくわからなくなる可能性があるので、家族にわかるようにしておくこと。
    ・交通事故で健康保険が使えないというのはウソ。万が一相手が任意保険に入っていなかったら本人に請求するしかないが、これには非常な精神的負担を強いられる。ただし健康保険を使う場合は、加入している健康保険に「第三者行為の届出書」を提出必要あり。病院によっては交通事故に健康保険は使えないということもあるが、厚生労働省から交通事故による怪我でも健康保険が使える旨の通知が出ている。
    ・保険会社が破綻すると、保険金額の1割程度がカットされるが、予定利率の高い保険、貯蓄性保険、期間の長い保険は半分くらいになってしまう可能性もある。
    (2)生活設計への影響大! 50代からの「子どもとのかかわり方」を考える
    (3)「しまった!」となってからでは遅い"転ばぬ先のマネーの杖"
    (4)妻が必ず抑えてくる「私の収入」のポイント
    ・夫が先に亡くなった場合、夫の老齢厚生年金(比例報酬部分)の3/4が妻に支払われる。老齢基礎年金は対象外。

  • この手の本の中ではトップクラスの良本。
    著者は女性FPであるが、他人任せ主婦よりも50代男性サラリーマン向けに書かれている。
    些末な節約技に終始せず大元でのお金の流れについて考えさせる内容。
    投資(勉強もしないで退職金をいきなり注ぎ込むこと)を奨励していないのも好感が持てる。
    表紙にある通り、「昨年1年間でいくら貯金できたかわからない」「生命保険は何年も見直しをしていない」「住宅ローンの60歳時の残高を知らない」人は必読。

  • 保険見直し、ローン完済、130万の壁

  • 私達の年齢になると、定年後、年金を受給するまでに、いかにして老後資金を貯めたらよいのか正しい情報を取り入れ、少しでも早く実践してゆかねばならない。
    保険の見直しも、必ず出てくる項目であるが、入るべきでない保険の代表ともいわれるアカウント型の死亡保険に既に加入しているのが本当に悔やまれる。
    医療保険もある程度貯蓄のある人には不要である。
    住宅ローン返済のからくりも詳しく説明してくれている。
    退職金を元手の無理な運用も注意が必要である。
    多くの情報を聞くことはもちろん良いことだが自分で考え見極める力も身につけなければならないと改めて思う。

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