つらいから青春だ

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799311400

作品紹介・あらすじ

若さはいつも、不安で、さびしい。青春とは痛くてあたりまえだ!一歩一歩、歩みをすすめる愚直な旅人になれ!ソウル大学で学生に「最高の先生」と絶賛されるキム・ナンド教授が贈る若者たちへのエール。

感想・レビュー・書評

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  • 2010年11月執筆。学生は就職のスペックを積むことに忙しく、「大学が、砂粒のように自分の利益だけを考える人たちの集合場所になってはいけない。責任あるリーダーシップとフェローシップに対する教育がきちんと成されなければ、それはもう大学ではない(255頁)」韓国の大学は、経済成長の理論、実践を築き、軍部独裁を倒して民主主義を確立するのに貢献した経緯を踏まえると、大学は社会の支援を受け、社会に対して一定の責任をとる構えが必要で、それは人より優位に立つことを追求する学生生活からは見えない課題であり警告されているように受け止めました。

  • 何か根本的な解決策を記載してくれている訳ではないですが、熱く、文章が綺麗で素敵な本であり、
    大学生3年の時に購入し、何度も何度も読んでいる僕のバイブルである。
    人生迷ったり、不器用に生きてても、精一杯生きていれば、それでいい、そんな内なる強さを教えてくれる。

  • 978-4-7993-1140-0 286p 2012.3.25 1刷

  • NHKの白熱教室に出ていた先生が、書いた本なので読みました。韓国こそ、若者は大変だ。超学歴社会だから、こういう本が救いになったんだろね。

  • 人生の時計をつくる=一年で18分、10年で3時間、60歳は午後6時、まだ6時間もある。

    コチャン高校の職業選択の十か条
    給料が少ない方を選べ、望むところではなく必要とされるところ、昇進のチャンスがないところ、条件が揃っているところではなくイチから始めるところ、人が集まるところではなくだれも行かないところ、将来性がないと思われるところ、社会的な尊敬が期待できないところ、まんなかではなくはじ、周囲が反対するところ、王冠ではなく断首台が待つところ、

    少年登科=若くして科挙に合格すること=三大不幸のひとつ=怠け者や傲慢になりやすい=いい死に方をしない。

    自分はまだまだ、と思い続けること。そこそこできている、とは思わないこと。

    アメリカのグラミー賞には新人賞はない。新人はいないから。

    自分はなにをしたいのか、何をしているときが幸せか、何が得意なのか、自分はなんなのか、常に問い続けること。

    お金とセックスは似ている。のめりこむと、他のことがくだらなく思える。

    嫉妬するかわりに羨ましく思え。それがばねになる。

    それがなんであろうと、今日やることは今日やる。やらないのは怠惰を楽しんでいる証拠。

    人生の「誤答」ノート=失敗の備忘録を書く。練習日記を毎日つける。

    刑務所と修道院の違いは、文句をいうか感謝するか、の違いだ=松下幸之助=人生を刑務所として過ごすのではなく修道院として過ごそう=感謝しよう

    三日坊主は練習と同じ。良い習慣は続けて練習しなければ身につかない。三日坊主は当たり前。それを続けること。明日から、ではなく今日から。

    時間がない、とは言わない=酒、タバコ、ゴルフ、誘惑、ギャンブルをやめる。成功した人のいち日は25時間、失敗した人の一日は23時間。

    一日1時間、一年間、でかなり上達する。英語の勉強=英語の時事週刊誌を読む。単語の勉強。

    ライム=韻を踏むこと=ラップのルール。
    ラップはルールがあるから歌になる。人生のルールは何か。自ら守る制約とリズムを決める。自分のライムは何か。

    マシュマロの教訓=将来のために今、少しの我慢をすること。

    人生のゴールや目標は、常に次のスタート地点である。

  • 自分の息子さんや、学生向けに書いた本ですが、とても読みやすくて自分への言葉のように読みました。
    素敵な言葉を引用します。

    きみは、いつかは花を咲かせる
    少しくらい遅くても、きみの季節が来れば、どの花にもひけをとらない華やかさを誇れるはずだ
    だから顔を上げるんだ
    きみの季節を準備するんだ

  • 良書

  • 読み終えた、いくつか心にしみわたる言葉が、
    この作者も辛い時間を多くすごしてきたんだなと

    人生どう進むか、わからん。始めは望まなかった進路を歩んだとしても、そこでもがけば道はみらける。


    最近はそう思う。

    ーーー

    ・情熱は痛みをともなう
    ・梅、桜、アサガオ、菊、椿どれが立派か?
    どれもきれいに咲き誇る。咲く早さは違えどどれもきれいに咲き誇る、花については柔軟に考えるのに、人の人生はどうか。
    人の人生も同じではないだろうか、人生にかんして私たちはとても近視だ、すぐ目の前しかみえない、だから、晩秋に美しく咲く菊にはなろうとせず、まだ他の花が咲く準備もしていない梅になろうとしたがる。「はやく咲く」それだけで梅が一番きれいか、一番立派か。
    友達はみんな咲いているのに、自分がなにもせず焦ってるか、きみという花が咲く季節はちゃんとべつにあるさ
    ・「はやく咲く」、ではなく「大きく咲く」を目指せ。死ぬ時に、「こんなことをした」そう言えるように。
    大学で進路を考える時に、高校の頃に緻密に建てた計画がそのままか。いいや、大なり小なりかわってるはずだ。計画通りすすんでいるかという焦りは脇に、変化を恐れるな
    「木を切るのに8時間もらえるなら、最初の6時間は斧の刃を磨くのに使う」Byエイブラハム・リンカーン
    どんあことでもやるまえになぜそれをやるのかの目的意識をはっきりさせなければならない。「とにかくがんばる」と飛び込でがんばるでなく、」仕事を生産的におこなうためにその方法が本当に正しいのかその都度振り返る時間が必要だ。雑巾が汚れていては頑張る程部屋が汚くなる。
    多くの人は木を切る人のように、「目標」と「方法」はさておいて、それ以上は考えず「実践」の誠実性ばかりを重視する。これは一つの惰性だ。振り返る事をさぼった勤勉なる怠惰だ。
    「目標」「方法」「実践」どれひとつとしてかけてはならない、バランスが重要だ。目標がなければ意味がなく、方法が正しくなければ非効率的で、実践できなければ成し遂げられない。この3つが合わさってこそ成果がある、そのために大切な事は絶えず自分を振り返なければならない。にぶいのこぎりで、誤った箇所、誤った方法で木を切っていないか、常に自分を振り返る。
    ・目標は大きいほうがいい、だが、あまりにも大きく遠いとモチベーションが下がる、だから目の前の一日一日に小さくても良いから目標を建てる、その繰り返しが大きな成果を生み出す、目の前の一日の目標をこなすことが大切だ。
    なんであれ、今日やれ、いまやらないならそれは君がまだ怠惰を楽しんでいるという証拠
    ・うまくいっているときは自分をふりかえらない、失敗を経験して初めて何が問題だったのか振り返る、そしてそれが後の人生の成功に繋がる、浪人は素晴らしい経験だ、若いときの失敗を貴重にしろ
    ・激しい競争を突破するには、そこそこのスペックでない、じぶんならではのブランドを作る事。そのためには、自分の得意なことにフォーカスし自分だけの話が出来るようになること。
    ・学校は怠惰の中に忙しさがある、社会は忙しさの中に怠惰がある。忙しい事にかまかけて自分を振り返るのをなまけるな。本当に成功したいなら

  • 若者向けの人生訓。しかしながら40代の私が読んでも元気をもらえる本。
    (抜粋)
     ・三日坊主はあたりまえ、生き方は決心でなく練習だ。
     ・思っているほど底は深くない。
     ・きみの熱い思いにしたがえ
     ・きみがくだした決定で人生をリードしろ

  • 就活中の大学生に読んで欲しい。。。


    人生を一日に換算すると、20才はまだ朝6時。これから起きだす時間なのだからあきらめるのはまだ早い。あまりにも若くして出世するのは三大不幸の一つ。そんなに焦るな。人生は長〜い階段。視線は「目の前の一段」に。時には歩みを止め自分を振り返る。試練は君を強くする。君が思っているほど試練の底は深くない。一人で遊ばず、人間関係の中で揉まれろ。文章を書こう。時間がないならゲームをやめよう。失敗より悪いのは何もしないこと。

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