パパのトリセツ

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799312018

感想・レビュー・書評

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  • 2014年8月26日読了。子育てをするママ向けに、パパの取り扱い方・自立的イクメンの育て方を解説した本。男性向けに書かれた本ではないのだが、女性の思考、女性が男性のどういうところを腹立たしく感じるのか知るためには参考になった。中途半端に育児を手伝おうとする『イクメン』より、「育児のことはおまえにまかせた」と言い切られたほうがある意味自分の自由になり気楽になることもある、という指摘には考えさせられた。家庭にママが二人いても意味がないし、パパはママとは違った役割を担うべきだが、相互に不干渉なのではなく、互いのことを理解し思いやりつつ、お互いの個性を生かした育児をしていくべきなのだな。また文中にあるとおり、子どもとべったり過ごせる時期は人生の1%程度、夫婦関係はその後も長く続くのだから、子どものことばかり見ていてはいかんな。

  • ハウツー本はボリュームがなくて中身も薄い、という偏見があったのですが、こちらはなるほど〜!と思うことが多くて、純粋に楽しめました。
    最後の章、夫婦ゲンカをうまくやるコツが特に勉強になりました。
    ばくぜんと正論を説くのでなく、具体的にこうした方がいいとアドバイスしているのも好印象。

    ただ、やっぱり奥さんの忍耐と努力は、不可欠なのね…。

  • 子育てをラクにする方法は、「パパ育て」にあった! ―
    http://www.d21.co.jp/products/isbn9784799312018

  • 自称イクメン、自称「俺は子育ても家事の手伝いもやっているよ」な人たち。
    私の周りにもいます。こういう方々を「イタメン」なんて定義をしていてちょっと面白いなと。
    よくある「イタメン」のモデルケースとして本書で紹介されていたのが…

    「子どもをお風呂にいれてるよ」→実際は体を洗って湯船に浸けているだけ。風呂上りの保湿や着替えはやってあげてない。
    「ゴミ捨てやってるよ」→ゴミ捨て場にゴミ袋運んでるだけ。ゴミ集めはできないし何曜日が何のゴミの日か把握してない。
    「料理やってるよ」→たまに休日とかに妙に凝ったものを時間かけて作るだけ。そんなのバーベキューと変わらん。平日の炊事はできない。

    うんうん、あるある。てか自分の近くにもいるいる。
    で、たちが悪いのがこういうのを言い訳に「俺はやってるよ」感を出して何もしない人。せっかく「もっとできる」可能性を秘めているのに、自己満足どまりで実際には役に立っていない。こういう状況から一歩進むためのアドバイスが秀逸。

    いくら日常の家事とはいえ、男が最初からひとりでできるわけない。で、できないから「夫がひとりで」努力してできるようになろうというステップを踏むのでなく、妻も夫がやる気になるように協力することが大切なのではないかなと。
    妻からすれば自分のほうができる、夫は頼りない、できるようになるまで教えるのが面倒、などの理由で夫に家事・育児をさせるのを「諦めている」方が多いのではないかなと。
    つまり、夫が家事・育児をこなせるようになるかは、夫自身の向き不向きや努力の仕方ではなく、夫婦そろって努力するかどうかにかかっているのではないかなということ。妻の手助け、妻も夫の成長に力を添えてあげられるかどうかが大切。

    なんにせよ、家事・育児に関しては夫婦そろっての努力が不可欠だということ。「うちの夫は言っても何もやってくれない」の一言で済ますのではなく、できることを少しずつ増やしていく。本書のように夫の気持ちを「ノせて」育てるのも一つの手ではないだろうか。

  • 妊娠中のためパパに家事機能アプリをダウンロード中。長男の世話もやってもらわなきゃだわ。
    カーペットに転がしとくだけじゃもったいないもんね。
    先進国のイクメンのレベルも大したことがないってことが分かったとこで・・なになに、男・夫スイッチがオンになっていることを確認したうえでパパスイッチをオンする。なるほど、子育ては期間限定ですもんね。
    基本はまかせてありがとうなのね。
    「イタメン」「カジリメン」に注意っと。
    休日にお留守番、出かけさせる・・まだやってないなあ・・そろそろ。
    「早く」「なんで」は禁句っと。

  • 2013.5.18

  • パパは、読んではいけないらしいですが。。。
    面白そうで読んじゃいました。
    そうそう!と共感できるところが多かったです。
    パパって、へそを曲げやすいものなんですよ~

  • イクメンにパパを育てる為には、ママには何が必要なのか、とても軽いタッチで書かれています。ママに上手にコントロールされながら、子育てを楽しみ、協力したいパパには、是非、読んで欲しい一冊です。

  • 表紙の通りいかに夫を子育てロボにするかといった本です。著者が男性なだけあり、男の習性についての説明が納得できるものが多く面白かったです。

  • パパとか夫への接し方の本なんて、ほとんどないからすごく参考になる。
    夫婦は、お互いに気をつかって、成長していくものだと思うから、もっとこういう本が出るといいのに。

    パパの機能
    ・母乳を出すこと以外は何でもできます!
    ・ママのストレス発散の相手になってくれます!
    ・家族が安心できるように、お金を稼いできてくれます!
    ・燃料は、ごはんとビールと子どもの笑顔とママの愛情です!

    パパ取り扱い上の注意
    ・疲れると動きが鈍くなります。
    ・燃料が足りないと動かなくなります。
    ・ときどき暴走することがあります。
    ・適度な遊びがないと故障の原因となります。


    ごはんとママの愛情が大事なんだね~!頑張ろうっと☆
    あとは、具体的にしてほしいことをお願いする、やってほしいことは最初から最後までできるよう少しずつ教育していく(お風呂で大変なのは入浴前後の準備、ゴミ捨ても分類・回収・まとめまでやってもらう)、少々ママのやり方と違ってもつっこまない(ガミガミ言われるとやる気をなくす)、ほめてのばす、赤ちゃんとスキンシップさせることでパパスイッチをオンにする(赤ちゃんとの触れ合いで、新しい脳細胞が作られる!)、たまにはケンカしてお互いの気持ちを告げて無意識のすり合わせを行う、男と女であることを忘れず二人の時間を持つ、などなど。

    パパの悩みのTOP3が夫婦関係、っていうのは驚き。
    ・ママからの八つ当たりに耐えられない
    ・ママと子育てに関する方針が食い違う
    ・やってもやっても認めてもらえない
    つまり、ママが味方ではなくなってしまったとき、パパは孤立する、らしい。
    でも、こうした悩みを持つパパは、パパとしてやる気のある優秀なパパだって!
    八つ当たりしないように、パパとの関係に気をつけなきゃ♪

    赤ちゃんが生まれて、家族構成が変わっても、いい家族でいられますように♪

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著者プロフィール

おおたとしまさ:教育ジャーナリスト。1973年東京生まれ。リクルートで雑誌編集に携わり、2005年に独立後、数々の育児・教育誌のデスク・監修・企画・編集を務め、現在は教育に関する書籍執筆および新聞・雑誌・webメディアへの寄稿を行う。テレビ・ラジオなどへの出演や講演も多数。心理カウンセラーとしての活動経験、中高の教員免許、私立小学校での教員経験もある。著書は『ルポ名門校』(ちくま新書)、『勇者たちの中学受験』(大和書房)、『不登校でも学べる』(集英社新書)など80冊以上。オフィシャルサイト:http://toshimasaota.jp


「2024年 『学校に染まるな!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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