欲望のマーケティング (ディスカヴァー携書)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
3.26
  • (7)
  • (18)
  • (32)
  • (10)
  • (2)
本棚登録 : 267
感想 : 38
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799312315

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 一人の人に色々な顔があって、昼の顔もあって、夜の顔もあってそれぞれに欲望の姿は違っていて、そうするとある人をターゲットとするマーケティングはもう古いのであり、一人の人の中にある色々な姿を想定しながら、何を提供しなければならないかを考えなければいけない。
    人に話してもらうときに「こいつはバカだと思われれば勝ち」、うん、そのとおりだなと思う。それこそ本当に賢い人のやり方だと思った。
    コンセプト、ノイズ(好意的反応+反感的反応)、憧れand遠くない(手が届きそうな目標)、なんとなく不満からマーケットをつくる。

  • 美魔女の仕掛け人。ブームを起こす方法が書かれている。

    キーワードは『言えない欲望』。

  • 著者は「美魔女」ブームの立役者。
    新しいブームを見つけ、ブーム化できた理由→「欲望」をキーワードに論を展開。

    「絞り込む→巻き込む→揺り動かす」
    という3段階の働きかけを「欲望のマーケティング」とする。

    (キーワード)
    ・「言えない」欲望にこそ、その人の本当の姿がある。
    ・関係構築の3つのキーワード「共感、共有、告白」
    ・他にはないメッセージの構築
    ・その商品を買わなければはじまらないライフスタイルがあるか?
    ・人間が他者に抱く感情4段階「同情→共感→賞賛→嫉妬」
    ・情報は人の体温によって絞り込める
    ・価値観の共有を前提にしたメッセージの構築
    ・「好意的レスポンス」だけでなく「反感的レスポンス」も含めたノイズの発生が重要
    ・「情報」こそ「欲望」そのもの
    ・BRAND+NEWS+REAL+WEB=BRNW(ブランニュー)→トレンドを生みだすために必要な4要件
    ・理想と現実のギャップを感じさせ、理想に近づこうと思わせること
    ・「手が届く理想」を手に入れたいと思うとき、人は揺るがされ、消費行動を起こす。
    ・「本当はみんな知ってる、やってる」という共有感と、「乗り遅れちゃう」という強迫感。
    ・乗り越えたい障害があった方が、「みんな一緒」の力が発揮される
    ・「絆」「環境」「社会貢献」

著者プロフィール

編集者。「美魔女ブーム」の仕掛け人。2013年『DRESS』を創刊。

「2015年 『会社を辞めても辞めなくてもどこでも稼げる仕事術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山本由樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×