もう終わっている会社 (ディスカヴァー・レボリューションズ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
3.40
  • (12)
  • (26)
  • (37)
  • (9)
  • (3)
本棚登録 : 281
感想 : 37
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799312551

作品紹介・あらすじ

終わらない会社にするために気鋭のベンチャー・キャピタリストがニセモノの三種の神器を斬る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 改めて読み直す。
    書名にインパクトがあり、トンデモ本と思いきや、中身は真っ当。

  • 燃える!

  • 中期経営計画などやめちまえ。は腑に落ちた。
    3年後の未来はわからない。
    確かに三年前には東日本大震災も新型コロナも予期していなかった。

  • 「選択と集中」の意味を履き違えている会社が多いのか?
    (逆に当社は「選択と集中」を全くやってこなかったと思う)
    リストラは単に利益が出ている事業かどうかで判断してはいけない。
    ●たとえ今利益が出ていなくても、成長要因があるのか?
    ●イノベーションを起こせる社員がそこにいるか?
    で判断しなくてはいけないらしい。
    アメリカは日本と比較してGDPが大きく成長した。
    アメリカは「過去」を上手にリストラ出来たからだ。
    反対に日本は「未来」をリストラしてしまった。
    せっかくのイノベーションの種を大きな会社組織が摘んでしまう。
    そもそも会社を変革しようと頑張る社員の絶対数が少ない。
    改めて我々はもっと本気で働かなくてはいけないと実感した。
    (2014/6/2)

  • 書いてあることには100%同意。小気味よく戦略コンサルとそれにへつらう会社員をバサバサ切ってくれるので、連載モノで読む分には面白かろう。が、単行本で見せられてもうーん、ってなっちゃう。要するにストーリーにならない。
    大枠、異端のものを放し飼いにしろ、って話になるんだろうけど、、、経営者にとっても、さらには現場にとっても参考にならないのではないだろうか?

  • 3

  • 文体は無理におちゃらけている感があって至極読みにくい。
    しかし、主張している「未来志向」「変化の重要性」については的を射ていると思う。

  • 大事なことは3つ!というその喝破具合がとても面白く読めました。その3つもとても納得いきましたし、用語にとらわれて瞑想してしまうという内容も納得です。
    「踊らされちゃいかん」ということを学びました。

  • 「選択と集中」「中期計画」「顧客至上主義」の常識を捨て、会社はもっと自分らしく前向きに突っ込んでいく動きをせよ、と説きます。確かに、お上品で、きちんと戦略を立てて進むばかりでは、どこも一緒になってしまいますもんね。

  • この本の書き方は、好き嫌いが分かれると思う。
    内容は良くても、ちょっと上から目線で、語りかけてくる文は嫌な感じ。
    気づきを得させようというよりも、押しつけっぽく感じてしまう。

    著者は、ベンチャー・キャピタルを生業にしているということで、ところどころにもっと可能性に注力しなくては会社が終わるってことを言っている。

    まあ確かに。イノベーションのジレンマでも言っているように、大企業の中には、新たな挑戦を阻むいろいろなものが存在する。
    例えば、経営者は任期の間に成果を出さなくてはいけないので冒険や無駄な投資はできないし、経営企画を作る人もそこでキャリアを終わらせないために無難な言いようしかしないってところ。

    そこでこういった考え方は捨てろと言っている。
    選択と集中については、未来に生き残る可能性がある事業に集中せよ。「今」利益が出ているものだけを残すと、未来に稼げるものがなくなるぞって。
    中期経営計画は捨てろよ。過去の結果と、現在と、未来をつないでも、未来はわからない。大きなビジョンと、今だけあればよい。予測できないことを予測する時間は無駄。
    顧客至上主義なんて捨てろよ。顧客が未知なものを作り、そこに顧客を見いだせよって。声ばかり聴いても改善にはなるかもだけど、イノベーションにはならないぞって。

    良かった言葉を一つ。
    「頑張るっていうのは、自分の好きなことを見つけ、自分の発想と手足と体だけで、狂気に満ちて一生懸命取り組むこと」とさ。
    自分、頑張ってないなあ、頑張るものを見つけなきゃなっと感じた次第です。

全37件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ベンチャーキャピタリスト/ウィルキャピタルマネジメント㈱代表取締役/アリストテレスパートナーズ㈱代表取締役,京都大学産官学連携フェロー/県立広島大学大学院客員教授/龍谷大学経済学部客員教授.早稲田大学政経学部卒業.Citibank,McKinsey & Companyなどを経て,独立系ベンチャーキャピタリストとなる.22年間で累計78社のスタートアップベンチャーに特化した投資と事業開発パートナーの実績を持つ.現在もIPOを目指すベンチャーや成長企業の取締役等を兼任.九州大学大学院客員教授,FBN JAPAN理事長,㈳衛星放送協会外部理事,大阪府市統合本部特別参与,日本生物科学研究所評議員などを歴任する.

「2022年 『リーダーシップ螺旋(DNA)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

古我知史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×