BIBLIO MYSTERIES I (ビブリオミステリーズ 1 )

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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本棚登録 : 87
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799316184

作品紹介・あらすじ

殺し屋エヴァンズとディアスが狙うのは、麻薬王"クチージョ"。冷酷で切れ者の彼が愛するのは、金でも女でもなく、本だった。その弱点に、殺し屋たちはある罠をしかける。(『受け入れがたい犠牲』)頑固で、冷酷で、非情。ろくでもない親父が残したのは、たった一冊の本だった-。一人の男のハードボイルド・ストーリーが、一冊の本をきっかけに思わぬ結末をむかえる。(『美徳の書』)ある朝、ポール・パーカーは突如押し入った男たちに拉致され、とある目的地を目指すことになる。緊迫の道中で明らかになる彼らの要求は、復讐とナチスの陰謀の真実を明かすことだった。(『ナチス・ドイツと書斎の秘密』)本をこよなく愛する「私」は、ロンドン図書館でかつての恋敵・アダムに再会する。過去の恋人・メアリーへの想いがよみがえるなか、苦い青年時代の記憶と、復讐の殺意が芽生えるが…。(『死者の永いソナタ』)

感想・レビュー・書評

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  • 本をキーワードにしたサスペンスのアンソロジー。
    ミステリー、恐怖小説と続く。

  • タイトル通り、本(書庫)にまつわるサスペンスっぽい短編4編。

    ・面白かった編「ナチス・ドイツと書斎の秘密」
    プロングホーンが何か分からなくて検索した。今なら保護規制とか諸々引っかかりそうだけど(当時もかな?)、原価が輸送費だけならそりゃぼろ儲けよね!と思う。ってかこんなん乗っけて飛ぼうと思った発想がアメリカだなーと思った。
    ナチはあんま重要じゃなかったんでタイトルは微妙かも。

    ・面白くなかった編「受け入れがたい犠牲」
    ちゃんと肉付けすれば面白かっただろうに惜しい。
    「ナイフのように切れる男」って設定が生かされてなく、見せしめも何で必要なのかよく分からなかった。(現地人には言わずもがななの??)
    あと犯人側とターゲット側と両方書くなら襲撃側を侮るだけじゃなくてお互いを出し抜きあう頭脳戦みたいなのが欲しかったけど、それをしだすとまた分厚い長編になっちゃうのでやめにしたのかな。何が「受け入れがたい」のか、誰にとって「受け入れがたい」のか、そこんとこ皮肉っぽいタイトルは(原題の”acceptable”と逆につけたことも含めて)上手いと思ったのになー。

    <総評>
    本×ミステリ縛りでのアンソロジーは面白いと思ったけど、どれも苦めの終わり方でちょっと辛い。それ以前に思い込みで突っ走って玉砕というのが半分あって、これミステリなの??ってのも微妙。解説の杉江氏の文章は面白かったです。

  • ジェフリー・ディーヴァーを読みたくて。

  • タイトルに惹かれて期待していたが、短編は単に短い話というわけではないし、むしろ長編より難しく、作家の技量が問われるものだから面白い短編集はなかなかない。というわけで、これも期待外れ。この巻の目玉であるジェフリー・ディーヴァーは、自分のリズムに合わないのでそもそも好きではないのだが、これもやっぱりダメだったな。

  • ディーヴァーの話の。
    ネタまで最後に明かされても、ホセの役回りがわからなかった……脅されてたの?違うの?なんでそこでバスのに賛同してるの?? わからなかった……

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著者プロフィール

1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる。科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ(『ボーン・コレクター』他)や“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスのシリーズ(『スリーピング・ドール』他)は全世界でベストセラーになっている。ノンシリーズ長編小説、短編小説など人気作品も多数刊行
『ブラック・スクリーム 下 文春文庫』より

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