ララの結婚 (3) (ビーボーイコミックスデラックス)

著者 :
  • リブレ
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784799749579

感想・レビュー・書評

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  • 妹を探すラムダンのスラム奔走編です。
    ウルジの策略でララが駆け落ちしたと知って衝動的に屋敷を飛び出すラムダン。
    スラムの娼館で奇跡的にバドマと再会して、思いがけなくも娼館の人たちとの心温まる交流につかの間癒されます。
    登場人物それぞれの心理描写がしっかりしてるから、みんなに情が移ってしまいました。
    センセの作品の良さって、こういうところですよね。

    ウルジの気持ちもすごく伝わってきました。寡黙なんだけど…
    一刻も早くラムダンを探しに行きたいのに、仕事がなかなか終わらなくて焦れ焦れしているウルジ。
    そこへ本物のララが!!
    彼女がラムダン以上に気が強くて、ウルジにビンタ喰らわせてたの爽快でした!
    ララもロサンも、ウルジもそしてアリアナも、みんないい人たちなところがまた切なくて。
    ウルジがララに謝ったのに胸アツになってしまいました。真意がなかなか見えない彼の本気度がはっきり表れていて、すてきでした。

    ウルジとラムダンが再会できてほっとしました。
    そしてどうしようもなくウルジを憎いと思っていたラムダンが、彼から悪かったと謝罪され解放すると言われた瞬間、自分は彼を愛しているのだと気がつく場面がすごく良かったです。
    ラムダンの涙も、捨てることなく持っていた指輪も、何もかもがウルジへの無自覚な想いを物語っているようで胸いっぱいになってしまいました…

    両想いになって本当の夫婦になれそうな二人ですが、まだ色々問題が山積み。
    次回新章楽しみです。エロ的にもさらに濃厚でラブラブなのを期待しています!

  • 妹ララの駆け落ちが仕組まれたもので、その相手のロサンがウルジの元にきたということは、ララは・・・?
    となり、ラムダンはブルクディーン家から飛び出して、二人がむかったであろう北の国に向かう。
    途中、ミンシンというスラムに近い町の娼館にたどり着き、そこのオーナーがウルジの兄のバドマだった。
    ブルクディーン家に入ってくる裏情報はここからのモノだった様子。

    バドマはラムダンを受け入れて、娼館の雑用係としておいておく。
    娼婦たちにも人気のラムダン。

    一方、ラムダンをさがすウルジは父に、アリアナと結婚して子供をつくってくれと頭を下げられる。

    そんなウルジのところに、ララが飛び込んできた。
    「ラムダンはどこ?!」自分が仕組まれて、ラムダンが身代わりの嫁になっていることを知って、助けにきた。
    ララとロサン再会。ロサンは元々ララが好きだったから、ウルジの作戦に乗ったのだと伝える。
    ウルジはラムダンが、兄のところにいると知って迎えに行く。

    とりあえず3巻で1章が終わりらしい。
    うんうん、おもしろい章でした。
    次が楽しみ!

  • 相手の気持ち考えずに行動する人が多くて不幸の連鎖になってる気がする
    ララも自分が恋人と逃げた後ラムダンはどうすると思ってたんだろう、男だとバレたらすぐに離婚してもらえるだろうから問題ないって思ったんだろうか
    ムルジ父もアリアナも結局は不幸
    最後、ようやくムルジがラムダンの気持ち考えられるようになってたのが良かったけど、なんか釈然としない

  • 【これが最終巻じゃダメですか?】
    本作を読んで初めて心落ち着いた今回。最後のウルジのラムダンに対する眼差し。今までと違って優しかった。
    とは言え、予告から新章スタートの様子…この巻で終わっちゃダメかな。もうハラハラしたくない。

  • 最高!!! 早く4巻を!
    判断が遅くなると、ラムダンがこの手からいなくなる、、と気づいたウルジのスパダリが芽生えてきました。ラムダンも何かに気づき、、胸キュンでした

  • ラムダンが可愛い^^新章突入!?

  • 富豪の跡取り息子×妹の身代わりで嫁入りした兄
    第3巻。
    2巻で、ウルジとラムダンの仲がいい感じになってきて、良かったな~、このまま嫁になっちゃえよ~、と思っていた時に鬼パパから告げられた世継ぎ問題。養父に第2夫人まで用意され、しかもウルジの悪い企てを知ったラムダンは、今度こそ本当に逃走を図ります。
    今回は長い間、ウルジとラムダンはほぼ別行動ですね。さみしい。
    そんな時出てくるバドマお兄ちゃん。逃げ込んだスラムの町で、匿ってもらうことに。
    ラムダンが逃げ出したことを知ったウルジはすぐにでも探しに行きたいけど、仕事が忙しくなかなか飛び出すことができない。そんなとき現れたのが・・・ララ!
    この子もなかなか肝の座ってる強い子でした。ララに託され、ラムダンを探しに出るウルジ。そしてとうとう異国の町での再会!!とても遠回りをして、やっと二人は想いを遂げることができました。
    書き下ろしは想いが通じ合った二人の初夜編。
    最後まで読んで、美しい表紙の仲よさげな二人を見ると感無量です。
    これで一区切りなのかな?次は新章突入ですって。

  • 主要人物総出演で誤解が解けるの巻。
    ララもラムダンも良かったね~。
    そして、ラムダンがウルジへの想いを自覚して次に続く。もしかして、次で終わってしまうのかな…寂しい。

  • 書き下ろし、萌えたんだけど、挿入の手前でぶったぎって終わりとか切ない。その先が! 見たいんじゃ!

  • …ん?なんだか急についていけなくなってた。ちょっと展開がとっちらかってたせいかも。
    攻め側は妹ララと対峙し、後妻と婚儀させられそうになってて
    受け側は妹を探し回る過程で何故か娼館に拉致られて兄ちゃんとまた再会してるし…
    なんだか後半は絵のタッチが崩れてきてて、作者さん不調なのかな?とちょっと心配になる…

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著者プロフィール

ためこう
広島県出身の漫画家。蜂宮よう子、成平こうじろうという別名義がある。
少女漫画でデビュー。「花とゆめ漫画スクール」で月の1位になり、本誌で受賞作として掲載。代表作に、『ララの結婚』『カッコウの夢』など。

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