つなのうえのミレット

  • 文渓堂
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799900208

感想・レビュー・書評

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  • ぼくは、ツナワタリが、こわいから、ぜったい休む。

  • 1993年コルデコット賞受賞。
    「19世紀のパリ、旅芸人ベリーニのつなわたりにあこがれたミレットは、たのみこんで、自分も教えてもらうことに。厳しい練習の中、いつしかミレットとベリーニの間にはかたい絆が芽生える。しかし、ベリーニは、ある秘密をかかえていた・・。
    少女と旅芸人の心のつながいろを描いた作品。」


    つなわたりって、魅力的だ。少し言葉が難しくても、絵に力があって、つなわたりをする少女の話となると、幼稚園児でも小学校低学年でも楽しく見れる本だと思う。

    旅芸人、未亡人、宿屋、曲芸師、道化師、
    引退した綱渡り師、サーカス団の興行師、ナイアガラの滝、アルプス山脈、闘牛場、鉄の心臓の持ち主、ナポリ

    言葉がむずかしい、ナイアガラの滝は写真があるといい

    失敗からの恐怖感 自信を無くすということ、
    ベリーニの気持ちは複雑だけれど、
    きっと小学生でも(だからこそ)いろんなことに挑戦する中で共感できるだろ

  • 一流芸を極めた大人の男性がちょっとしたミスから恐怖(迷い)を感じて芸ができなくなる。
    無垢な少女がそれを克服させてくれる。
    ある意味よくある話を「つなわたり」という芸で描いた作品。

    絵も味があるんだけれど、どうも訳が悪いのかしっくり心になじみませんでした。
    これを原作にジブリが作品をつくったら良さそうなお話でした。

  • 弟子と師匠の心のつながりに心温まります。

  • ある日母が営むパリの宿屋に旅芸人のベリーニというつなわたりで名を馳せた人が泊まりにやってきました。宿の娘ミレットはその人の練習風景を見るうち魔法がかかったように自分の足がムズムズしてきます・・・。コルデ・コット賞受賞マッカリーの絵が少女と旅芸人の心を美しく表現して迫ってきます。

  • 子供の時に、やりたい事が見つかるのは、幸せな事ね~

  • 絵がまずすばらしい。綱の上を渡るシーン、ほんとに素敵。翻訳は前半、もう少し手を入れたい気分。でも、ところどころとても抱きしめたいほどいい表現があってよかったです。

  • 宿屋の娘ミレット。

    彼女の前に現れたのは、引退した綱渡り師の男ベリーニ。

    綱渡りをしたくて、一生懸命練習するミレットを見て、

    綱を渡る決心をしたベリーニでしたが・・・。

    トラウマで綱渡りができなくなったベリーニの姿を見て、それを助けうとミレットが綱の反対側に立つ姿がすごく印象的です。

  • 本筋よりもほんとに綱渡りしながらオムレツ焼けるのかな?といったことに興味がわいた。

  • 宿屋の娘ミレットは、宿に泊まりに来綱渡り師のベリーニが洗濯紐の上を歩いているのを見て、自分も綱渡りが出来るようになりたい、と思う。
    ベリーニはやめておけと言うが、ミレットは独力で練習をし、ついには、洗濯紐の端から端まで渡れるようになった。
    途中で挫折する人が多い中、ここまでやり遂げたのだから、ミレットには素質があるのかも知れないとベリーニは言う。
    そうして、厳しい訓練は始まった。
    あるとき、他の旅芸人の一座がやってきて、ベリーニはその昔はかなりすごい綱渡りをやってのけた人だということが分かる。
    ミレットは自分にもその技を教えてくれと頼むが、一度怖さを覚えてしまうと、その怖さはなかなか忘れることが出来ないと言う。
    ベリーニもこのままではいけないと思い、一世一代の綱渡りに挑戦するが、やはり足が竦んでしまう。
    するとミレットは反対側の建物を登りベリーニに笑い掛け、ベリーニと綱の真ん中で出会うのだった。
    ベリーニと新しい弟子に拍手喝采が起こる。

    綱渡りの話って新しい。
    人物の顔がはっきりしていなくて、想像の余地があっていい。

    関係ないけれど、ベリーニって他のどこかでも聞いたことのある名前、誰だっけ。

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