あまんちゅ! 15 (BLADEコミックス)

著者 :
  • マッグガーデン
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本棚登録 : 198
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784800009197

感想・レビュー・書評

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  • か、久々~な、あまんちゅ♪
    二人が3年生かあ、後輩ちゃんずの話がメインです。
    するじん帽子なてこ、可愛いと思います。
    大木部長さん、桜の想いを、受け止めるでなく、光の中に溶けさせてしまう、てこの「見る方向を変えましょう、光を背にするとボク達はー影しかみえなくなっちゃいます」は心に響きます。
    人生もそうですね、影ばかり見つめていたらダメですね。
    さて、ダイビング部副部長の完全復活なりました、そろそろ彼女達の光の中の青春の物語の終幕も近いかな?

  • ■書名

    書名:あまんちゅ! 15
    著者:天野こずえ

    ■概要

    魅力いっぱいの離島で新歓ダイビング! ! !

    ぴかりのまさかの骨折、個性的な二人の新入部員!
    奮闘するてこ新部長と内気な新入部員桜の絆とは!?
    (amazon.co.jpより引用)

    ■感想

    この作者、すごい。
    こんなに面白く描けるものかね。
    以前、ファンタジーはいらないと言ったけど、ファンタジーをゲームに結び付けて
    現実と結び付けたのはさすが。
    これなら、違和感なく読めるし、時代もつかんでいるし、かつ、しっかり「あまんちゅ」
    しているんですよね。
    あの空気感をしっかり出しているのはお見事。

    あと1年で終わりなので、この漫画自体もそんなに長くは無いと思うけど、最後まで楽しく
    読ませてくれそう。

    次の巻も早く読みたい!

  • 「見る方向を変えましょう。光を背にすると影しか見えなくなっちゃいます。」

    好きなもの。憧れているもの。そこにたどり着こうと、その光に導かれて、進んでいる時、自分の中から生み出される力は途方もないもので。ただ、いつの間にか光がさしているところ以外に目が行かなくなってしまって、突き進んでしまう。
    ふとしたときに自分の無防備さに気づいて、突然怖くなってしまいます。

    今まで何にも怖くなかった、無敵だったと思っていた。その理由となっていたものが、怖さの根源にすり替わってしまったりして、進むことも戻ることもできなくなってしまったりします。

    そこから抜け出す時の道標となる冒頭の台詞。

    すごく心に響きました。
    シンプルに落ち込んだ時、凹んだ時、この言葉を思い出して頑張ろうと思える。
    おっさんですが、いくつになっても心を打つ言葉と出会えるのはすてきなことです。


    ぴかりさん復活!

  • ぴかりが骨折継続中なものだから、他の部員たちに焦点が当たる15巻
    内容を読み終わってから表紙を見ると色々感慨深いものがあるね

    86話の刺激の強い全身麻酔描写には驚いたが、そういった描写があるからこそ、手術の前後にぴかりが漠然とした不安を抱えていることも伝わり易い
    シリーズを通しててこは大きな成長を見せたわけだけど、ぴかりがてこに「置いていかれるかも」とのイメージを持つようになっていた点は意外。
    けれども、ぴかりにとっててことの関係性は愛しいものだから「待って」と言わないで「追いかけるから」と言う。そんな二人の有り様はとても尊い

    87・88話は三年生組と一年生組が初対面の話。そのためか、紅葉の人間性が見えてくるエピソードになっているね。桜を守る際には恐ろしい(!)一面を見せるけれど、それは危害を加えてきそうな相手に対してのみでそうでなければ面倒見の良さを見せてくれる
    家庭的な姿でお重を作る紅葉の様子には思わず微笑ましい気分になるね

    なら、次は桜の人間性の深堀りなのだけど、これはかなり意外な方向性から埋められたね。題材になっているのはMinecraft?
    他人に探求されるのが苦手な桜は『箱庭』に籠もって自分の世界を作る。それは本来他人を排除する作りだけど、写真を飾るという外へのアピールがてこを呼び寄せたのは面白い展開
    思えば、桜が写真を用いて世界を切り取り幸福を見つけているように、てこも写真を過去から掬い残したことで幸福を手に入れられた人間なんだよね
    そういった共通項がある二人なら繋がりを持つのは不思議ではないか

    でも、桜の他人に追求されるのが苦手という性格は、他人を追求するのも苦手ということであって。
    あんな帽子を被って現れたてこに話しかけられない桜はその心境を思うと息苦しくなるね
    だからこそ、桜が自分の力で再び踏み出したことには称賛の念を送りたくなる

    「楽しさ」を共有できると思っていた相手から辛辣な言葉をぶつけられ閉じこもった桜。
    でも、今回出逢ったてこは写真の「楽しさ」をきちんと知っていて、更にそれを桜によって教えられた人間なわけで
    海職人の口調を交えて、竜宮城のことも引き合いに出しながらてこを受け入れた桜。
    これらの描写に込められた幾つもの勇気や優しさを思うと胸が温かくなるね

    長い休暇を経て全快したぴかり。彼女が巻き起こす「楽しい」の嵐が新生ダイビング部にどのような日常を齎すのか楽しみで仕方ない

  • ぴかりとてこも遂に三年生に。
    新生夢ヶ丘高校ダイビング部はキラキラです☆
    一年生の二人がめっさ可愛い!
    私も「海職人」さんの竜宮城に行きたいです!

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著者プロフィール

天野 こずえ(あまの こずえ)
埼玉県出身の女性漫画家。1993年『アース』でエニックス第6回ビッグルーキー大賞佳作・ビッグステップ賞受賞。1994年「前夜祭」で『フレッシュガンガン』春季臨時号を通じてデビュー。
代表作は『AQUA』とその続編『ARIA』、小説・ドラマCDが発行された『浪漫倶楽部』、アニメ化された『あまんちゅ』など。

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