昭和遺産探訪

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800202604

作品紹介・あらすじ

なぜ生き残る。路地裏"絶滅危惧種"の「娯楽力」と「癒し力」。

感想・レビュー・書評

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  • 昭和元年(1925年)~昭和64年(1989年)、生命力のある昭和生まれの文化・施設・製品、平成の世に生き続ける「昭和」たち。①昭和景色(闇市横丁、三業地、赤線跡等)②昭和の夜(ピンク映画、大人のおもちゃ屋、スナック等)③昭和ゴージャス(ラジカセ、ラブホテル、寿司折詰め等)④昭和生活(寝台特急列車、リヤカー、オートレストラン・無人コンビニ、ラーメンライス、角砂糖、赤チン等)⑤昭和少年少女(野球盤、プロマイド、大学別入試問題集等)。

  • 東京中心の内容でもこれだけ濃いのだから全国津々浦々探すともっとすごいものがありそう。

  • 折詰の寿司。酔っ払いのマストアイテムともいえるお土産は、コンビニ等の普及で絶滅危惧に。でも、折詰寿司自体はそれほど歴史ある存在ではなく、寿司屋は時代にあわせて(回転など)形態を変えて生き残り続けている。
    エロトピアに代表されるエロ劇画雑誌は激減し、萌え系にシフト。
    ピンク映画は唯一残されたといっていい、フィルムで映画を作る研鑽の場…。滅んだのか、滅んでいないのか、微妙なような昭和のモノたちにも、こういう背景やら希望やらがあります。悲しくも愉しい本。
    列記したものにエロ度が高いですが、掲載の割合は多くありません、誤解なきよう。

  • なつかしき昭和の数々。
    現代に合わせて、それでも残っているものを紹介している姿勢が素晴らしい。
    寿司の折詰なんて、家族のためのお土産だし、残していかなきゃならん、と勝手に思ったりもしました。
    本書のよいところは、カラーで写真がよいこと。
    ラジカセ、昭和の車、オートレストラン、何度見ても飽きない良さで
    本書の1000円はお値打ちかな。

  • 楽しい。懐かしい。少しびっくり。

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著者プロフィール

1962年生まれ。ライター。
映画、庶民史、酒場ルポ等のテーマを中心に雑誌・書籍に執筆している。
主な著作に「東京戦後地図 ヤミ市跡を歩く」(実業之日本社)、
「辺境酒場ぶらり飲み」(リイド社)、「消えゆく横丁: 平成酒場始末記」 (筑摩書房)など。

「2022年 『失われゆく娯楽の図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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