どうせ死ぬなら「がん」がいい (宝島社新書)

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  • 宝島社 (2012年10月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800202864

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どうせ死ぬなら「がん」がいい (宝島社新書)の感想・レビュー・書評

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  • 今春義父が亡くなり、本書を読んだのは8月。まさにこの本に書かれている通りの死に方だった。
    理想的な死に方だったと思うし、この本を読んで、「実例がここにもありますよ」と言いたくもなる。ただし、義父は高齢だったから。

    自分や配偶者ならどうするかを考えた時、義父の実例もあるし、本書で述べられていることを、「高齢なら」受け入れる用意がある。自分も「自分の考えるところの高齢」になったら、こうするつもり。
    問題は今からの20年間は自分としてはまだ高齢と捉えることができず、その間は、ジタバタしてしまいそうなことだ。

    また、もし本書の考え方に傾倒したとしても、問題は山積しているように思える。
    どこへ行ったら、本書のような考え方の医師に出会えるの?
    がんと、転移しない「がんもどき」を明確に診断できる医師はどこにいるの?

    がんの直接的な治療はせず、《「ものを飲みこみにくい」とか「呼吸がつらい」といった不便が生じてQOL(生活の質)が落ちるので、そこで初めて治療を受ければいい(50ページ)》ということに共感しても、現状では治療を受けないと言った途端に医療現場から見放される。
    「痛みは軽減させたい」とか「QOLは下げたくない」の部分の治療をしてくれる医師はどこに?

    本書に賛同できても、著者達自身、医学界で村八分になるとおっしゃっているのに、私達はどこへ行ったらいいのだろう?

  • まさに!
    ナース時代からそう思っていました!
    抗がん剤が効いて助かった人なんて見たことない。
    こんなに苦しんだって治らないんだから使わないで楽に死にたいよなって。
    ドクターから見てもそれで正しかったんだ。
    早速旦那と相談したら、旦那も全く同じ考えだった。
    旦那の家系は癌が多いので、もしそうなった時は苦しめないで楽に死ぬ準備しましょうねと。
    ただ私は煩わずにいきなり死にそうだけど( ̄▽ ̄)

  • 「病気になっても病院に行くな、検査を受けるな」をモットーとする中村さんと『患者よ、がんと闘うな』で有名な近藤誠さんの対談集。中村さんは長年老人医療に携わってきた人で、ベストセラーの『大往生したけりゃ医療とかかわるな』を書いているが、繁殖期をすぎた人(?どうも還暦を迎えた人?ぼく?)は健診を受けるなと主張する。一方の近藤さんに言わせれば、ガンが恐いのは、ガンそのものが痛いのではなく、ガン治療が痛いのだそうだ。ガンというのは、見つかった段階で、すでに他へ転移しているガンと、命にかかわらない「潜在ガン」、それに「がんもどき」があるそうだ。切って何年も生きるガンは後者で、真のガンは見つかった段階で、いくら小さくても転移しているという。大きくなってから転移するわけではないのだ。だから、逆に言うと、ガンが早期に発見されなければ、人はガンにかかってもぎりぎりまで「生活の質」を落とさず生きていくことができるのである。この「生活の質を落とさない」というのは大事なことだ。逆に早期に見つかってガンと闘うなんていきまくと、逆に壮絶な死に方になってしまう。手術しなければ、もっと長生きできただろうにという人は世の中にごまんといる。最近亡くなった金子哲雄さんは死ぬ500日前まで特殊な肺ガンがわからなかったそうで、死ぬまでの記録を奥さんとともに本にしている。かれの場合、最後の段階では苦しみはあったが、それでもテレビに出たり、原稿を書いたりしていた。死亡届や、葬儀のあいさつまで書いていたのだから、たいしたものである。ぼくも中村、近藤両氏の考えにほぼ同感であるし、そういう生き方をしたいと思う。ただ、近藤さんは研究の深化というべきだろうが、だんだん説を変えているところがあるから、以前の本を読むときは注意が必要だ。また、免疫療法や自然食療法等に関してはほとんど評価していない。免疫は外からの異物に効果があるが、ガンは中からできるものだからだめだという。ま、これはわかる。しかし、食べ物に関しては、好きなものを食べろ、余命いくばくもないのに食べたくもない玄米を食べさせるのは気の毒だと言っている。食べ物が身体をつくる、病気を予防するというところはどうも脳天気のようだ。

  • 認知症で自分がわからなくなって死ぬより、私は期限があり最後まで自分を認識できる状態で死ぬために癌がいいと思っていた。贅沢な話だけれど、80歳くらいになって癌になり死んでいくのが理想だと思う。60、70ではまだやりたいことに対する欲が出てしまう。でも、80になってみたらまだ欲が消えないかもしれない。作家に対しての批判もあるようだけれど、こういう生き方もあり決めるのは本人だから、何が間違っているということはないと思う。医療費のことも確かに問題が大きい。

  • 年寄は、もう死んで当然というところから話が始まってる

  • 既存の健康診断やがん治療について2人の医師の立場から真向否定するもの。

    ごく一部の効果のあるがん治療以外では治療しても無駄だということ、そして健康診断が病気を増やしているという2人の言説は、頷けるものがある。
    もちろん、健康に越したことはないが、五体満足で老衰死というのはほぼありえないので、自分や親族が実際に病気にかかった時の心構えをすることができた。

  • レビュー省略

  • 単なる対談本だったところは期待外れ。放置治療については、苦しくないなら、実行してみるかな…。

  • 癌なら末期になって死ぬまで残りが告げられて、お別れをする時間もあるし死に方も選べる。
    そんな話を期待していたが、なんだか医者が感想を言ってるだけで面白くなかった。
    70越えたら確かに枯れて死んだらいいと思う。
    いつも書店で見かけるが、タイトルは大事。

  • 医療の裏に対話形式で切り込む本。感想は人それぞれあると思うが、世間の声が少しずつ、彼らのほうに向いている気はする。

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どうせ死ぬなら「がん」がいい (宝島社新書)の作品紹介

がん、そして医療の常識を覆す異色の医師対談。がんは放っておくと増殖・転移し、痛みにのたうち回って死に至る…という悲惨なイメージは、医療界のでっちあげだった。20年来、「『がん死』のお迎えは最高。ただし、治療しなければ」(中村)、「がんの9割に抗がん剤は効かない。患者よ、がんと闘うな」(近藤)と言い続け、実際に多くの「がん放置患者」の穏やかな臨終を見届けてきた2人が、がんという病、医療の実態、そして人間の死について語り尽くす。

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