今日、きみと息をする。 (宝島社文庫 『日本ラブストーリー大賞』シリーズ)
- 宝島社 (2013年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800210111
作品紹介・あらすじ
悩める男子高生・宮澤けいとは、同級生の田村夏美から美術部への勧誘を受ける。けいとは長身でイケメンの沖泰斗も美術部に誘うが、けいとは夏美が、夏美は泰斗が、泰斗は同じ男であるけいとが好きという、ややこしい三角関係に陥っていた。この関係に終止符を打つべく、夏美は泰斗への告白を試みるが…。瑞々しい文体とリアリティあふれる表現に辛口選考委員もうなった、二十歳の新鋭、衝撃のデビュー作。
感想・レビュー・書評
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視点を切り替えて話が続いていき、
同じ場面だけど主観が違うこともあり、
このとき、この人はこう思っていて
相手はこう思っていたのか、、ってなります。
そこが面白いところであり、最後どんな
終わり方なのかなってドキドキして読みました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
息をするように、自然とあなたと繋がりたいだけなのに。
「してやりたい」と思っている限り、本当に意味での優しさは伝わらない。
本気で「繋がろう」としてくる思いは鎖のように重いが、それを越えないと繋がり合うことはできない。 -
一気に読んじゃいました^^こういう物語大好きです!!すごくみずみずしいんだけど、なんだかほろ苦い感じがいまの学生っぽくて素敵でした。美術部という地味な部活での青春ってこれまた違っていいですよね。運動部とは違って静かに恋が発展している感じが好きでした。そして自分も美術部だったのですごく親近感が湧きました。宮澤けいとくんに惚れました(笑)こんな美術部に巻き込まれてみたいです。そしてけいとくんや泰斗くんみたいな親友が欲しい。素敵な一冊です。ぜひ読んでみてください。
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作家は現役大学生さんで、若々しいライトなタッチの文章で読みやすかった。もし続編があるのであれば、読んでみたいと思った。