山口百恵→AKB48 ア・イ・ド・ル論 (宝島社新書)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800213990

作品紹介・あらすじ

筋金入りのアイドルウォッチャー・北川昌弘が満を持して放つアイドル論。山口百恵からAKB48まで、この40年のアイドル通史&進化論!

感想・レビュー・書評

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  • 女性アイドルの歴史。創世記から現代まで。
    レココレ9月号も女性アイドル特集だったし今密かなブームなんでしょうか。
    著者は私よりも多分大幅に若いと思う、時代時代のターニングポイントとなる女性が明らかに、且つ感覚的に違う。
    南沙織を含む3人娘からアイドルが始まったという事は最早定説となっているので異論はないが、
    グラビアアイドルの革命児「雛形明子」、アイドル不毛の時代に現れた救世主「後藤真紀」、グループアイドルの嚆矢となった「TPD」、との主張は正直ピンと来ない。
    リアルタイムで追っかけられたのは「松田聖子」までだし、自分が結婚すると子供の方が可愛いし、80年代後半以降は第三者的目線で観ていたからかな~とも思う。
    現在は「GI(仮)」の時代だそうだ。「グループアイドル、かっこ仮」と読むらしい。
    AKB48を筆頭とするグループアイドル戦国時代。AKB48幕府のもと譜代大名にNMB、SKE、HKTを配し、GIが全国に群雄割拠している、との図式説明は
    面白くて判りやすい。何を隠そう私も何十年ぶりかにアイドルのコンサートに行き(先日の奈良公演行きました。MCは鹿ネタばかりでしたが楽しめました。)確かにアイドル復活の兆しはあるのかな~と思います。昔オタクだった人にはお勧め本です。

  • ≪目次≫
    はじめに
    第1章  アイドルの誕生とアイドルの定義
    第2章  80年代アイドル全盛期
    第3章  アイドル冬の時代と脱アイドル現象
    第4章  TPDとAKB48の共通点と相違点
    第5章  モーニング娘。の成功とウリナリ!!
    第6章  モーニング娘。を作った男 音楽アイドル復権のキーマン
    第7章  複製技術の進歩とライブ現場の再評価
    第8章  AKB48の登場からブレイクへ!!
    第9章  テレビの衰退とアイドルの変質~そして新たなるものへ
    あとがき

    ≪内容≫
    至極まともなアイドル論。歴史をちゃんと追っかけているし、誰かをひいきすることもあまりないので、さらっと読めた。もうちょっと古いところの分析がほしかったが、著者はTPDやAKBを分析したいようなのでそれはしょうがないようだ。「あまちゃん」あたりが次のアイドルを生み出すかもというのは、ちょっと面白い分析だったが、当たるかな?

  • 山口百恵以前から、最近のGI(仮)(グループアイドル)までのアイドル史を追った一冊。

    70年代以降のアイドルの栄枯盛衰について勉強になった。

  • 東京パフォーマンスドールの話が面白かった。アイドルについては、人それぞれ捉え方が異なると思うので、一概にこれが正しいとは思わない。

  • アイドルの歴史を整理したものとしては分かりやすかった。もう少し独自の視点や解析が面白ければなぁ。

  • アイドルをしっかりと論じた本は少ないが、ハロプロやAKB48などの固有のアイドルに偏らず、映画→テレビ→ネット と歴史が変わる中でアイドルがどのようにして生まれたのか、盛衰の理由などをまとめている。

    ライブアイドルの原型であるTPDの方やモーニング娘。の現場の方のインタビューもあり、周りがいろいろと考えるよりも偶然であったり、才能のある人が集まることによって相乗効果でヒットすることもある。

    社会情勢、歴史からヒットや大衆が求めているものがなにかであることがわかり良書だと思った。

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