飯所署清掃係 宇宙人探偵トーマス (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

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  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800216045

感想・レビュー・書評

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  • 捜査が行き詰まる→トーマスが何か言う→トーマスが言った分だけ捜査が進む…
    捜査員が操作内容をベラベラしゃべってる→その情報はトーマス初耳→また何か言う→トーマスが言った分だけ捜査が進む…
    中途半端な万能感。
    宇宙人設定浮いてる。
    あっちゃこっちゃで頭だけのぞかせてる不可思議を、清掃係故の人脈と視点で結びつけ、オカルトにしか見えなかった事件をロジカルに解決、でよかったんじゃないの?
    せっかく中々のテーブルマジック見せてもらったのに、オレ魔法使いやねん!ってニヤニヤ笑いながら言われたみたい。

  • 小さな事件が重なって、最後は回収されて、、、。という感じですが、なんだか読みにくかったです。タイトルのトーマスさんがあまり印象なかったです。

  • 外国人のくせに日本語が堪能な自称宇宙人の警察署の用務員という、これ以上ないくらい非現実的かつ適当な設定のトーマス氏がキーマンとなる警察モノ。
    読み終わってもこの設定にする必然性が感じられず、また設定を有効に活用もしておらず、単に冗談半分に書いただけの作品に思えました。
    このミスシリーズの名が泣きます。

  • 可もなく不可もなく。
    最近増えているライトなミステリ風。結局トーマスの正体は(秘密があるのかないのかも含めて)よくわからず。恐らく早々に内容を忘れてしまうだろう…

  • 探偵か?面白そうな要素をもりこんだわりには・・・という感じ

  • 飯所警察署の清掃係のトーマスは宇宙人だった。
    「宇宙人」という一般的に聞きなれない単語ではあるが,いわゆる「地球外知的生命体」のことである。
    まず第一に地球の表面も宇宙の一部であり,宇宙人という言葉には我々も含まれる。「異星人」という表現も間違いではないが,「星」に住んでいない生命に対しては差別発言にあたるだろう。
    そして知性をもった生命体を一概に「人」と呼称して良いものであろうか。
    相手の文化風習によっては「人」などというのは,「この豚が!」や「このゴキブリ野郎」くらいの侮蔑表現にあたる可能性もあるので,やはりオフィシャルな呼称としては「地球外知的生命体」というのがふさわしいといえる。

    余談ではあるが本作はつまらなかった。

著者プロフィール

中村啓

一九七三年、東京都生まれ。第七回「このミステリーがすごい!」大賞・優秀賞を受賞し『霊眼』にてデビュー(文庫化に伴い『樹海に消えたルポライター~霊眼~』に改題)。他の著書に『奄美離島連続殺人事件』『美術鑑定士・安斎洋人「鳥獣戯画」空白の絵巻』(いずれも宝島社)などがある。

「2019年 『ZI-KILL 真夜中の殴殺魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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