だるまさんが転んだら (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
3.16
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本棚登録 : 511
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800218049

作品紹介・あらすじ

ミステリー小説の新人賞、ゴールデン・エッグス(GE)賞を、元人気俳優の向坂祐一郎が受賞した。本はたちまちベストセラーになる。作家デビューを目指す平助は、向坂の作品が小説投稿サイトに掲載した自分の作品と酷似していることに気づく。盗作を疑ってGE社の編集者に会うが、編集者は別の疑惑に思い当たり、平助の前から姿を消した…。文学界を舞台にしたミステリー&サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • 盗作を巡り二転三転するミステリー

    最後に明らかになる真の黒幕にはビックリ!

    何気に掲示板のくだりで「もりくま」って出てくる あたりがニクイ(笑)
    ただし、もりのくまさん とは繋がりはなぃ

    盗作の妄想に取り憑かれた男が最後に事件を起すが……
    凄惨な京都のあの事件を思い出した…(泣)

  • これって盗作ですよね、、、というセリフから始まる作家ミステリ。不祥事で逮捕された元俳優が、素性を隠して文学賞を受賞するというプロットで、受賞作の「だるま」を巡って、まさに二転三転するミステリ。
    これって倒錯のロンドですよね、、、と言いたくなるが、文章も読みやすく楽しめる作。主人公の周辺の人達がいい人ばかりでホッコリするが、結末は結構ビター。

  • 盗作もの。
    ミステリー小説の新人賞、ゴールデン・エッグス(GE)賞を、元人気俳優の向坂祐一郎が受賞し、たちまちベストセラーになる。
    一方、作家デビューを目指す平助は、向坂の作品が小説投稿サイトに掲載した自分の作品と酷似していることに気づく。

    著者にしてはマイルドな雰囲気。
    ラストは唐突感はあるものの、面白かった。

  • 書下ろし。

    作家デビューを目指す平助の作品が盗作され、それがゴールデンエッグス賞を受賞し、ベストセラーになってしまう。

    訴えても勝ち目がないと諭された平助は、自分に実力がなかったことを反省しつつ、盗作を疑う作者・向坂へ謝罪を要求していくが、協力してくれていた編集者と音信不通に。

    盗作の裏に隠された思惑とは!?


    転んだというからには、二転三転のどんでん返しがあるかと思いながら読みました。

    上手くミスリードもしていたとも思いますが、ややインパクトに欠けたかな。

  • 最後の急展開にちょっとついていけなくなった

    一気読みができなかった割には、文章の読みやすさがあったので
    わけわからなくなることもなかったけど

    一気読みだったらあんまり急展開の体感もなかったのかな

    私は森くまの方が好きです!

  • 新人賞の盗作問題を巡るミステリ。
    後半が怒涛の勢いで、読み進める手が止まりませんでした。
    最後の黒幕の正体は予想できなかった。

  • 全体的に文章が読みやすかった。
    ラストは府に落ちないところもあったけど、読み終わるとなんとなく明るい気持ちになれた。

  • 「もりのくまさん」を読んだあとだったので、展開が予想できてしまったけど、まぁまぁ楽しめました。
    作家と編集の関係がちょっと腑に落ちなかった。

  • 結末はどうなるんだろうと、どきどきハラハラして読んでいたからこそ、結末はちょっと残念。登場人物をそれぞれ活かしきれてない気もした。最後の修羅場は森くまを思い出しました。エピローグは良かったです。

  • 新人賞の盗作問題を巡るミステリ。なーんか実際にありそうな気がしてしまうところが嫌だけれど。思わせぶりな記述が多いと思ったら……あああ、やっぱり騙されたっ!
    しかし真の黒幕の正体には思い至りませんでした。そこが一番恐ろしいぞ。

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