- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800257475
感想・レビュー・書評
-
『カササギの計略』
読みやすいミステリー☆☆☆☆☆
え?!の展開 ☆☆☆☆☆
ーーーーーーーー
1.始まり
一人ぐらしの男性。アルバイトから帰宅すると玄関前に一人の女性が・・・。
知り合いだという。自身の本名まで知っている。
話の流れで、宿泊をさせることになります。
どうなる?!
ーーーーーーーー
2.展開
彼女は誰なのか?なぜ僕を知っているのか?
その謎が少しずつ彼女の口から明かされます。
それは、遠い昔、小学校入学前のある思い出にありました。
ーーーーーーーー
3.カササギと物語
カササギは、星座でいう白鳥座です。
天の川を挟んで、織姫と彦星とつなぐ位置に座しています。
そう、年に一度、二人を引き合わせる大切な星座です。
その非常に縁起付づけもよいカササギの計略って、、、いったい・・・。
ーーーーーーーー
4.読み終えて
一人の男性とひとりの女性の恋物語です。
男性のアルバイトの先輩の出自と恋にも関係が・・・。
殺人事件が起きない、読みやすいミステリーです。
そして、タイトルの計略です。
そこに隠された目的、真実とは?
え?!の展開は、へー!に変わります。
軽めのミステリーを読みたい方はぜひに!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かったけど、この展開はどうなのよ。
ちょっとプロットとしてはひどい恋愛ミステリー
第14回「このミステリーがすごい」大賞を逃した作品
ストーリとしては、
大学生の岡部のアパートにいきなり現れた美女の華子
過去に二人は約束をしていたらしいが、岡部は思い出せない。
二人が交わした約束とは?
そこから奇妙な同棲生活が始まります。
次第に華子に惹かれる岡部
さらに、岡部のバイト先の社員の勝矢との関係
しかし、華子は難病で残された命はあとわずか
そして、運命の日が訪れますが...
そこに隠されていた真相
といった展開ですが、その真相がちょっとひどい
そうきますかって感じ。ちょっとロジカルには信じられない(笑)
ネタばれになるので、あんまり書けない。
やっぱりこの手の恋愛ミステリーは苦手です。 -
僕が講義とバイトを終えてアパートに帰ると、部屋の前に見知らぬ女がしゃがみこんでいた。彼女は華子と名乗り、かつて交わした約束のために会いに来たという。なし崩しに同棲生活を送ることになった僕は、次第に華子へ惹かれていくが、彼女は難病に侵されて、あとわずかな命しかなかった…。ともに過ごす時間を大切にする二人。しかし、彼女にはまだ隠された秘密があった…。
-
これまた、いい本。読みやすい。序盤からページをめくる手が止まらなかった。終盤は悲しかったり、切なかったり、驚かされたり。でも最後はほっこり心温まった。表紙のイラストも胸にズンとくる。
-
数々のミステリーを読んできた私ですが、こんなに素晴らしい小説に出逢ったのは初めてです。
ミステリー小説だという事を忘れる程の、途中までの美しく切ない恋愛ストーリー。
そして最後の最後にホワイトどんでん返し。鳥肌が立ちました。
内容や書き方や情景描写など、巧みで引き込まれて一気に読んでしまいました。
一押しの作品です。 -
とても良い小説でした❗
作者の方にお会いしてみたいです。
とても綺麗な文章でページをめくる手がとまらず、一気に読んでしまいました。
次の作品も読みたいと思います。
この作家さんには、ミステリーだけでなく恋愛小説やヒューマンストーリーのようなものも書いてもらいたいなと思いました。
お薦めの一冊です。 -
やわらかな読後感。とても好きです。
-
知人に勧められ、騙されたと思って購入。
読み進めていくと、登場人物のキャラクターに感情移入して、3箇所くらいで涙しました。
この作品を勧めてくれた知人に感謝するとともに、私も人に勧めたくなる、素敵なストーリーです。
胸がぎゅーっと締めつけられるラブストーリーでもあり、はっ!とさせられる展開もあり、電車で読むと夢中になりすぎて乗り過ごすので、お家でゆっくり読むことをオススメします!! -
読み出しは、なんとなくありきたりな雰囲気を感じさせていたが、次々と登場するキャラクターの人間味の深さに、ストーリーにのめり込んだ。
誰もが抱える、生きていく上での痛みがうまく描写されており、一人一人に、好感と共感を覚えた。
ミステリーとしての展開もおもしろかったが、キャラクターのエピソードの方が印象深い。