何様ですか? (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 739
感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800257499

感想・レビュー・書評

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  • 途中までは、この話スゲーとなって、
    最後どうなるんだって期待値がすごかった。

    正直最後は、
    なんじゃそりゃ。
    となってしまったかなぁ。

    色々な意味でブラックでした。

  • あっさり読めた。
    全体的に厨二病感すごい笑
    展開は騙された。

  • 想像を超える闇の深さに思わず顔をしかめた。
    まさにブラック。
    好感の持てる人物がただの一人も登場しないというのもなかなか珍しい。
    大量殺人計画を遂行しようと企む美和。
    美和に好意を持つ「ぼく」。
    自らの日常をブログに綴る穂乃果。
    この三者によって語られる物語は、とんでもない結末を迎える。

  • 何となく表紙に目を奪われて購入しました。
    大量殺人計画は成功してくれた方が面白いと思いました。終わり方は説明するまでもなく最悪です。「は?」と思いました。
    しかし主人公である平林美和の毒舌ぶりは見ていて面白かったです。

  • 女子の裏工作って怖い。

    って話だったはず。
    実はそれぞれに思惑があって、主に決めている人がいて、それぞれ指示にきっちりしたがっている話

  • 面白い!笑!!!いや、そうだよね。みんな大体思うよなぁ。こういうこと。と、思うような毒舌や、学生時代あるあるそうそうと思う一連の場面。この著者が言うように、なぜか学力云々以外にも、ブスばっかりのクラスとか、暗い性格の冴えないやつばっかりのクラスがないとか、なるどな。

    と。笑!!ある一定の割合でもって、人気のあるグループ1割、出しゃばり、仕切り屋、暗い冴えないやつ、コメディたっちのやつ、真面目なやつがうまいこと混ざるようになってクラスって確かに成り立ってるよなぁ。と、

    そして、なんらかのグループに所在していることがそれぞれわかっているような気がする。笑!

    私は美人のグループには、入れてないな。とか。笑!

    そのあたりの自らの立ち位置のミスがイジメとかになるんでないかなぁ。と、思いつつ読み進めた一冊でした。

    この自らの立ち位置を自分で考える力って、幼少の頃から培わないと、浮く原因になるよなぁ。と、子育てをしている今現在、娘や息子の正しい立ち位置の認識を改めねば。と、女子校のような学校出身の私は身にしみてわかるような気がする一冊でした。

    女って大体同じだよなぁ。笑

  • ミステリ。サスペンス。イヤミス。
    才羽楽『カササギの計略』と共に、第14回このミス大賞隠し玉として刊行。帯によると、『カササギの計略』の"ホワイトどんでん返し"に対して、"ブラックどんでん返し"とのこと。たしかに黒い!
    人には勧めにくいが、嫌いではない作品。

    結末の黒さだけが持ち味の一発ネタにも思えるが、構成がなかなか効いてるのでは?
    平林・戸塚原・倉持の三つの視点から物語が進む。
    平林は内面もしっかりと表現されているのに対し、戸塚原は兄への手紙、倉持はブログと、決して本心を表しているわけではないのが重要。
    倉持の本性を隠すことに成功しているように思う。
    戸塚原の視点は、事件前・事件後の平林へのイメージの変化を描いているのだろうか。
    …と、素人ながら勝手に妄想。

  • このミス大賞隠し玉作品。「ブラックどんでん返し」だそうです。
    全然爽やかではない学園ミステリ。でもこの年代特有の歪みと痛々しさというのは前面に押し出されていて、ある意味このうえなく「青春」を描いている作品かも。
    毒がたっぷりで、「ファイナルプラン」がいったいどのように行われるのかどきどきしながら読み進みましたが。たしかにこのオチは予想できませんでした。そして衝撃的。最凶に酷いなこの罠は……たしかに「キャリー」も真っ青です。

  • 図書館で借りた本。
    高校生の平林美和は、影のある美少女だった。幼い頃に義父の虐待で弟を殺されてから、心の声のユウちゃんと大量殺人計画を立てていた。一方、クラスの人気者のもう一人の美少女穂乃果は将来アナウンサーになる為にブログを開設して高校生時代の自分の記録を残していた。

  • 最初はくっつき虫の女子と主人公の会話が面白いと読み進めつつも最後はどんでん返しといいよりちゃぶ台返しさながら、テーブルの上のごはんぐちゃぐちゃって感じ。

  • まず、改行が少ない
    ページぎっしりの文章
    読み応えのある内容ならいいが、本編とさほど関係のない文書の羅列
    途中の作家の悪口をみんなで言うところは面白味があり、校長なども同じように吊し上げられるのかとおもったが、最後は下ネタでのオチ
    友達の裏切りは逆をついた内容でよかったが、あのゲスいオチはいらないような
    その後に大きなことをやるなら分かるが、あれで終われば不完全燃焼
    題名と内容も合っていない
    『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品、ということだが、ちらばった伏線の回収もなく、嫌ミスな要素を続けると言うわけでもなく、ある意味誰もが予想しない方向で終わる。

  • 面白かった。淡々と濃い内容が進んでいき、登場人物全員が主人公のような感じがした。後味は悪いがもう1回読んでみたくなるような本。

  • ラストにかけて徐々に胸糞展開してくのが気持ち悪く最高に面白かったです。
    映像化して欲しいと思った作品です!

  • 色んな意味で凄すぎ。彦摩呂風に言うなら”悪意のミルフィーユや~”って感じかな。
    あらすじ(背表紙より)
    中学時代に養父から性的暴行を受けた女子高生・平林美和は、義父に殴り殺された弟“ユウちゃん”を内面化し、その囁きに従って“ファイナルプラン”と名づけられた大量殺人計画を遂行しようとする。一方、倉持穂乃果は意識が高く社交的で、自らの日常や読んだ本の感想をブログに書き続けていた。そんな倉持を嘲笑しながら着々と計画を進める平林であったが、その先には思いがけない事態が―。

  • ミステリアスな美少女は心の中で世界を倦んでいた。そして構想する最高の幕引き"ファイナルプラン"を遂行するべく行動を始める。しかしその幕引きはもう一人の少女の暗躍によってまさかの打ち止めを喰らう。
    悪意の満ちた青春小説。

  • 「いわば一種のギャンブルである」という解説末尾の言葉に、大きく頷く。

    賛否ある結末だろうけど、衝撃はデカい。

    終始何かと痛々しいのだが、作家星村しおりのエピソードは、それはナイ!、とツッコんでしまった。
    それまでも、主人公平林美和には、彼女が作り上げたかったであろう冷徹ミステリアスな主人公像、、、が揺らめくような素振りを見せる。
    謎の30分インタビューもしかり。
    しかし、ここ、星村しおりへの質疑応答シーンで、まさにガラガラと崩れ去ってしまうのであった。

    ていうか、ユウちゃん、もうちょっとアドバイスの方法、考えてあげて!

    ……さて。解説に本歌取りとあった辻村深月『オーダーメイド殺人クラブ』が読みたくなった私であった。

  • 読んでいる途中でビリビリに引き裂いてやろうか、
    ついでに燃やしてやろうかと悩むことしばしば。

    とりあえず敬意を払って最後まで読んでみれば、
    「嫌いな奴はこうやっていじめるんだよ~」と書いてある。

    イヤミスがどうとか以前に、作者が何を思って執筆したのか欠片も理解できない
    これを評価するような人間とは関わりたくないほどの不快感。
    久しぶりの大ハズレでした。

  • 学園物ミステリー
    軽いタッチの物語かと思ったら意外とブラック
    面白いねと、読み進めたが、最後にもう一捻り欲しかったな~

  • 途中から読むのが辛くなった。
    私には、合わなかったみたい。
    本当に、何様ですか?

  • 何そのオチ…
    なんかいろいろがっかりしちゃった
    ブラックコメディだね

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