スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 想いを伝えるシチュー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 宝島社 (2017年11月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800277657
作品紹介・あらすじ
シェフ・麻野の日替わりスープが評判のスープ屋「しずく」は、早朝にひっそり営業している。調理器具の購入のため麻野と出掛けた理恵は、店の常連カップルと遭遇。結婚式を控え、仲睦まじく見えた二人だが、突如彼氏が式を延期したいと願い出る。その原因は、ゴボウ?亡き妻・静句を思う麻野への、理恵の恋も動き出す!?美味しいスープと謎に溢れた全5話収録。心温まる連作ミステリー。
感想・レビュー・書評
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スープ屋しずく第三弾。
安定の一冊。
安定のシリーズ。
登場人物が基本良い人ばかりで
ほっこりする。
心を癒す際にはこのシリーズがオススメです。
スープ飲みたくなるよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
スープ屋しずくシリーズの3作目。
まさに心温まる短編5話。
読了後さわやかな気持ちになりました。
終盤は亡き静句さんの残した深い愛情。
関わった人たちに今もなお希望を与えてくれる存在は大きかったんだと。
理恵は静句とは会うことは叶わなかったけど、思いを継いだ麻野と一緒に。
新たな未来へと進む一歩が見えたかな。
そんな今回の作品でした。 -
やはり、今回も安定の面白さ〜♪
ミステリーとか言うけど、人は亡くならないし、ほっこり系ミステリーだからすごく読みやすい!あと、作中の料理が美味しそうなところも読みどころ!!!笑笑 -
結局シリーズ3作目も読んでしまった。登場人物の言葉づかいがやや不自然だったり、キーパーソンと思わせて露ちゃんの存在感の薄かったり、ストーリーテラーの理恵のキャラクターが弱かったり、いろいろと引っ掛かるポイントがあるにも関わらず、3作目。つい読んでしまう、というのが、私にとってのこの作品の魅力なんだと思う。「スープ」のおいしそうな表現が読んで、妄想でスープを食べて、ほっとしたいのかも。
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「似ているシチュー」
嫌な想像ばかり膨らむ。
出張で家を空けているはずなのにアクセサリーショップで見かけてしまったら、もしかしたらと一人で色々考えてしまうだろうな。
「ホームパーティの落とし穴」
今までとは違う対応に。
交際の決め手となった事柄はあるだろうが、勝手にライバルだと認識し食材をダメにしてまで友人を陥れるのは間違っているだろ。
「ゆっくり、育てる」
他の人でもいい出張は。
ちゃんと聞いてくれていると思っていたというのに、実際には聞き流されていたのだと気付いたら今後について考えたくもなるな。
「窓から見えない庭」
生きる為に捨てた想い。
残りの人生を独りで過ごしていくためには、大切なものを全て排除しなければ約束を守れないからこそ必死に忘れようとしたのか。
「やわらかな朝に」
同じ様に作ったはずが。
怒られるからと黙ってしたことにより、アレルギーなどで誰かの命が危険な状態になってしまったらどうするつもりだったのだろ。 -
シェフ・麻野の日替わりスープが評判のスープ屋「しずく」は、早朝にひっそり営業している。調理器具の購入のため麻野と出掛けた理恵は、店の常連カップルと遭遇。結婚式を控え、仲睦まじく見えた二人だが、突如彼氏が式を延期したいと願い出る。その原因は、ゴボウ?亡き妻・静句を思う麻野への、理恵の恋も動き出す!?美味しいスープと謎に溢れた全5話収録。心温まる連作ミステリー。
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お腹がすく&行ってみたいお店のひとつw^q^
道具街とか知ってるとこ出てくると、おぉっとなる(鉄物は大変だぞ~w
本格的なスープものは大変そうだけど、簡易的に作ってみたいなとも思ったりした
前の巻でいったん区切りがあった感じだけど、その後淡々と日々が続きながらも、ちょっとづつ進んでいる感じがするのは、主人公の成長が感じられるからだろう
進展楽しみ -
シリーズ3作目
2作目までの細かいことは少し忘れてしまってましたが、、それでもおおすじは大丈夫でした。
主人公とスープ屋の主人との恋模様はまだまだかな。
それより今回は調理道具にスポットが当たっていて、調理道具も手間がかかるものを手をかけて育てていくのも素敵だな、と。
自分にはできなそうだけど。
それとやっぱりスープは健康的で美味しそうで、読むと具沢山スープ作りたくなる。
スープ食べた時の反応が大体同じで、そこがちょっとマイナスポイント