このままだと、日本に未来はないよね。

著者 :
  • 洋泉社
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感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800316493

感想・レビュー・書評

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  • 少子化の日本に未来が無いとひろゆきさんらしく書かれている


  • 一部抜粋
    「子どもに投資したほうが国は豊かになる」
    「教育で大切なのは、優秀かどうか分からない子がとりあえず勉強することで、興味が生まれたり、才能が発見されたりすること」
    .
    堀江さんみたいな感じで、ひろゆきさんも
    たまに読みたくなる、この感じ分かりますか?笑
    切り抜きもたまに見てしまう
    子どもの可能性に対する考え方は好きです!

  • 2019年発刊なのでコロナ禍を想定していないでインバウンド華やかな中で東京オリパラが普通に開催されることを予測して執筆されている面で予測ハズレの部分もあるけど、私はひろゆきの思考経路は割と親和性を感じながら読んでます。「予測の精度は高いほうが損しない」「とはいえ物事の進むスピードが物凄く速くなったので予測が難しい時代にはなった」「経済合理性にかなっているモノは、原則として時間の問題で成り立つので普及する。しかし例外的に経済合理性にかなっていても人間がバカな判断をすることも少なくない。」「ヒット予測は最初にそれがなぜいま普及していないかの理由を考える、たいていコストという合理性の面と感情論(制度論)という非合理の面。例えば、ひろゆきは将来網膜にレーザー映像を直接照射する網膜投影型のディスプレイが流行ると予測している。これがポストスマホであると)」「日本は人口オーナスが明白で成長性がないので、投資も技術開発も先細り、優秀な人間は海外からも集まりにくくなる」「ニコニコ動画がユーチューブに勝てない理由、アメリカの場合は莫大な資金を投資で集めて赤字が続いても優秀な人間を大量に投入し続けるので、自前の資金でやりくりしている日本企業が勝てるはずがない。このように、インターネットが絡む全てのビジネスの領域で日本のやり方で世界に勝てる余地がどんどんなくなっている」「日本からジョブズやイーロンマスクがでてこないのは、単純に日本経済が英語圏で動いていないから。世界で成功するとは英語圏で成功するに近く、日本で成功するのと世界で成功するのとでは全く別のセンスが必要になる。」「働き方改革の最適解は人間を雇わずロボットを雇う、既に無人化が進んでいる世界のオートレジがそれを証明している」「仮想通貨に投資するのは2019年時点でももう出遅れているし、税率は高すぎるし儲かるとは思えない。またブロックチェーンも過大評価されすぎ」「普通の人間にとってのひろゆきの考えるシンギュラリティは、CGによるVRが現実世界のそれと区別つかなくなったとき」「いまの日本は自動車に代わる基幹産業を新たに見つける産業構造になっていないことが一番の問題。世界水準で日本のやり方が基幹産業たりえないのは上述のとおり」「農業や工業はそのプロダクトが無くなると社会生活に支障をきたすのに対し、エンタメ産業は生きるのに必要のないものをうみだしているので、時間を奪い合ってるにすぎないとひろゆきはみている」「ただし体内にクスリを運ぶナノボットの開発だけは基幹産業ではないが日本にとって今なお先端産業となる見込はある」「海外のカジノも集客に失敗している所がたくさんあるので、むしろ日本にカジノをつくるのなら伝統的な賭場を再現して外国人を呼び込むオリジナルエンタメにすべき」「日本は規制が多すぎて、ドローン・セグウェイ・無人自動車などなど新しい技術の実証実験が海外に比べてどうしても遅れてしまう。そうなると、規制をすることでその技術が海外で先に進歩して日本は技術輸入国でしかなくなる。例えば、ヘリラジコンはもともと日本の十八番だったが、ドローンになって日本のメーカーはまったく太刀打ちできなくなった。つまり、規制をかけることで何の機会を失うのかという副作用の深刻さにめをつぶっている」「海外に住むと日本人の独特さがよくわかる。海外の人はどんなに少数でも自分が正義と思ってるときは絶対に意見を枉げない、たとえ周りの100人が反対していても関係ない。むしろドイツでは、ナチスの台頭の反省から、周りがどう言っても自分が間違ってると思ってるときはたった1人でも間違ってると言いはれるように育てようという方針」「海外では、二項対立する問題があったとき、真実かどうかに関係なく、ウソをついてでも大衆を動かせるパワーのある人が勝ってしまう。トランプ大統領は中国製品を締め出せばアメリカ製品が売れると言い張って当選したが、それやったらメキシコ製品が代わりに売れるようになっただけ、むしろ中国も報復でアメリカ製品を買わなくなったのでますますアメリカが損した」「海外では、教条的な正義とか公平という価値判断を捨てて、俺たちさえよければいいというミーイズムを強く言い張る方が優位なポジションをとれる時代になっている」「米中貿易戦争はアメリカに勝ち目がない。なぜなら、アメリカは安い製品を他国から仕入れないと経済が回らないが、中国は石油さえ手に入ればアメリカとケンカ抜きでも他国に商品を供給して回る国だから。あとアメリカでは貿易戦争で負けると政権が交代するが、中国はどんなに疲弊してもトップを変える事態はない。中国がお金を持っている限り、各国の政治も経済も中国に配慮せざるを得ず、この先20年は中国に勝てる国はあらわれないとひろゆきは考えている。国民の生活を国家が最新技術で監視する手法も欧米と異なり中国では簡単なので、ネットでデータを集めて人民をコントロールするという実証実験が中国では可能だし、倫理的に問題ある研究も中国政府がめをつぶれば中国では可能だから、技術自体は中国のほうが発展しやすい」「日本は経済力が低下してきてもらうことすら困難になる移民開放よりも無人化の研究に力を入れたほうが人口オーナスのなかでは得策」「儲けたければ、実は人の役に立たない仕事を選んだ方が賢明。例えば世界中の航空会社の利益を足した額よりも、承認欲求とつながりたいという欲求を満たすことに特化したメタ社の利益のほうが高い。フェイスブックが無くなって困る人の深刻度と、全世界の飛行機が突然無くなって困る人の深刻度は後者が上なのに。要するに、役に立たないモノのほうがビジネスという観点では意外と利益率は高い。だから、人の役に立つことをしなさいという旧来の価値観は、道徳的には正しいけれども、参加者が多く利益率はどんどん下がるので、給料も低いことにならざるをえない。役に立つもので儲かるという現象が成立しにくい時代になってる。役に立つということは、すでに需要があることが見えていること、だから参加者も多いレッドオーシャンになる。他方、役に立たないものは競合相手が少ないので、ブルーオーシャンのうちに市場を占拠してしまえばずっとおいしい思いをし続けられるということになる。ましてイーロンマスクやスティーブジョブズのように、未来を予測するだけでなく、自分で未来をつくってしまえば成功に近づく」「お金と幸せは関連しない、幸せは収入や職業と紐づけされていない、ヒトと自分を比べないで幸せと感じられるものをみつけた人のほうが人生を楽しく生きられる」「物事をよくしようと思うのなら、敵を知り己を知り改善を繰り返すのが王道。日本によくなってもらいたいのなら、海外のよい所を知り、日本のよくない所を見つめ、改善を繰り返すのが王道。日本はスゴイとか某国はダメだという言説を繰り延べる人がいるが、日本はスゴイて褒めてるだけでよくなるなら、とっくの昔に北朝鮮は世界のトップにたってるはず」

  • ひろゆきが考える、未来の日本や世界のこれから予想。
    問題解決についても自身の考え方を述べている。

    まさにおっしゃる通り。
    読んでいて、現実的にその通りとしか感想が出てこない。
    現実問題をバシバシと捌いていくので、読んでて学びはなく苦しくなる方が大きい。

  • 同意する、同意できない、現実になる、ならない、は置いといて、こういう未来を見ている意見って、自分は好きなんだろうな、と気づいた

  • 【この本のお気に入り】
    ◎“オワコン日本”で生きるためにまずは“希望”を捨てましょう
    ◎日本は40代貯金ゼロ世帯が3割もある

    【はじめに】“オワコン日本”で幸せに生きるために
    ◎10年以内に日本の若者が暴動を起こす!?
    ◎“オワコン日本”で生きるためにまずは“希望”を捨てましょう
    【2章】どうなる!?“オワコン日本”の10年後
    ◎AIにより頭の悪い人は貧乏になる
    ◎デスクワークや知能労働の多くは置き換わる可能性が高い
    ↳コンピューターが自分で考えて結論を出せるとそれよりも頭の悪い人たちは仕事がなくなる
    【3章】世界情勢を予測してみた
    ◎1人のおかしな人がきっかけで第三次世界大戦は起こる
    【おわりに】
    ◎日本は40代貯金ゼロ世帯が3割もある
    ↳ぼーっとしていると3割の人はそちらへ行ってしまう
    ◎「日本はスゴい」ってテレビ番組や本はいっぱいあるが、ほめてるだけで社会が良くなるんだったら、おとなりの国とか世界のトップに立っていると思うんですよね

  • まさに、ひろゆき節が炸裂していて気持ちがいい。特に「キモくてお金のないオッサン」など「無敵な人に対してウサギを配ればいい」などと言っている言葉には妙に納得した。当たる当たらないは別として、ひろゆき氏は未来予想して言い切っているあたりが他人を惹きつけているのではなかろうか。2019時点でロシア、ウクライナ問題に少しだが触れている部分があった。流石に、いい所に目を付けているなーと感心した。

  • 日本に未来はないよね。民主主義の袋小路に陥っていると思う。

  • 内容薄いので星一つと思っていたが、共感する提言があったのので星2つ。
    子どもを産んだら1000万円支給:大賛成。2年に1人産むと年収500万円なら子供は増えそう。
    無敵の人にはウサギを配れ:ウサギ可愛さに真面目に生活する人が増えるかどうか、ぜひ実験してみたい。

    ひとゆき流未来予測は、ニンテンドースイッチみたいにはずれが多いが、主張に筋が通っているみたいに見えるから最近露出が多いのだろうか。嘘をついてでも大衆を動かせる人が勝つと自分でも言っているし。

  • 日本のダメなところが直球で書かれている。綺麗事じゃなくて具体的にどうにかしないと日本の経済は終わっていくよね。

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著者プロフィール

ひろゆき(西村博之)
1976年生まれ、東京都・赤羽育ち。中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。自身のYouTubeチャンネルの登録者数は160万人、Twitterのフォロワー数は230万人を突破。 主な著書に、『論破力』(朝日新書)、『1%の努力』(ダイヤモンド社)、『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』(三笠書房)、『無敵の独学術』(宝島社)などがある。

「2023年 『ひろゆきツアーズ 世界ぐるっと物見遊山の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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