常勝チームを作った 最強のリーダー学

著者 :
  • サンクチュアリ出版
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801498013

作品紹介・あらすじ

・カリスマ的リーダーになりたい
・強い組織をつくりあげたい
・「このチームをあなたに任せてよかった」といわれたい

そんなリーダー志望者、未来のリーダーたち必見の一冊!

本書は、日本代表・柴崎岳選手を筆頭に、40人以上のJリーガーを育て上げた、高校サッカー界屈指の名将による、超実践的リーダー論です。

青森山田高校サッカー部は、1年間のうち、3分の1が雪に埋もれてグラウンドを使用できないという絶対不利な環境にもかかわらず、2016年、2018年と全国制覇を成し遂げています。

また、青森県内では19年間無敗で、その記録は今も更新中です。

そのような常勝チームを作り上げたのが、この本の著者・黒田剛監督なのです。

黒田監督は監督でありながら、中学校の副校長、高校の教諭でもあり、そのリーダー論は、スポーツチームに限らず、あらゆる組織にあてはまるもの。

以下、本書の「はじめに」より一部抜粋します。

~はじめに~

リーダーの仕事とは、組織を「改革」「成長」「発展」させることだ。
人によっては、「うちは改革をする必要はない。現状維持で問題ないし、みんなが楽しく仲良く仕事をできればいい! 」と考えているかもしれない。
だがそれは、あくまで安定した組織の考え方だ。
もしくは、経営者やオーナー、社長やトップに、立場としてそこまでの改革を求められていない場合や、その程度の信頼度や期待度なのかもしれない。
向上心のないリーダーに何かを求めても、期待には応えてもらえないことを熟知した上で、あえて必要最低限のマネジメントだけを任されているということもある。
いずれにしても、それはリーダーとはいえない。

そもそも、リーダーの仕事は、ただ与えられた作業を的確にこなすことではない。
もし改革を推進するにあたり、誰に恨まれることもなく、多くの人に好まれる行動をとり、誰もが望む居心地のいい組織にしたいのであれば、それはリーダーではなく、仲良しピクニックや修学旅行の班長レベルだろう。
組織が一つの目標を掲げたとき、目指すものや、獲得したいものが大きければ大きいほど、リーダーは苦悩やストレスと背中合わせとなる。
よって絶対的な覚悟を決めて挑んでいかなくてはならない。
決して楽で甘い任務ではないのだ。

ゆえに、リーダーの生活というのは必然的に以下のようになってしまうもの。
「つねに発展させる方法を考えている」「いつも『成功の種』を探している」「いつでも実行やチャレンジの準備がある」「どんなことでも解決させるアイデアや提案を持っている」等々……。
リーダーの生活習慣とは、そんなものなのだ。
(以下、本書につづく)

発行:工パブリック

感想・レビュー・書評

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  • 高校サッカーの名門、青森山田高校の元監督であった黒田氏による
    リーダー学(リーダーシップと読み替えてもよさそう)の本。

    サッカーにまつわる話を期待していましたが、
    結構、ビジネス寄りというか、
    どうやら著者は色々なところで講演をしているみたいで、
    その講演内容?と思わされるような内容でした。
    内容自体には、あまり違和感はなく、
    どちらかと言うと「強いリーダー」のような
    リーダーのあるべきを説いているように感じました。

    個人的にはサッカーの考え方を期待していたので、
    ちょっと自分の期待値とは異なりましたが、
    リーダーについて学びたい方にとってはピッタリの本かと。

  • 青森山田の強さの秘訣を知りたくて購入。本書にはサッカーの技術的なことは書いていないが,黒田監督のマインドセットが記されている。こういったマインドセットを兼ね備えているからこそ成し遂げられたものが多いはず。参考になる部分が多くあったが,すぐに成し遂げられるものではないとというのが実感。本人の考えをしったからこそ,周りの人からの印象や感じ方も知りたいと思った。

  • 高校サッカー選手権の優勝から興味が湧いて購入。
    ビジネス本より個人的には響いた。
    チームスポーツの難しさ、チームマネジメントの難しさをしっかり言語化できていて、なおかつ優しい言葉で書かれている。

    全体通して素晴らしいが、〇〇力などの一つ一つの説明を本の最後にそれぞれ纏めているのが圧巻。物事を細かく丁寧にされる方で、コレと決めたことには情熱をそそげる方なんだと思いました。

  • リーダーとして必要なことは何か
    サッカー指導という観点だけでなく、組織の経営者としての視点も持ち合わせた黒田剛さんのリーダー論。
    漠然としている感覚的な部分をできるかぎり、具体的な言葉で表現されていて、とても分かりやすい。サッカーの指導者だけでなく、組織のトップは一度手にとってみる価値のある本。

  • 読んでいる最中から自分の足りてないところがあると実感した。特に印象的なエピソードが挨拶の論理。納得の嵐だし、自分の中で理解するだけじゃなくてそれを行動に移し実際にやってみることを心がけたい。また相手の言葉をそのまま使うのではなくて、自分の言葉で、自分に置き換えて伝えていける人になりたいと思った。サッカーの側面からだけでなく、社会にもまさに適応でき必要とされる能力だと感じた。

  • ふむ

  • 黒田先生が実践されてきたことが学べる一冊。自分に足りていないものに気づくことができました。

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