〈シグマフォース外伝〉タッカー&ケイン シリーズ1 黙示録の種子 上 (竹書房文庫)
- 竹書房 (2016年6月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801907577
作品紹介・あらすじ
元アメリカ陸軍レンジャー部隊隊員のタッカー・ウェインと、相棒の軍用犬ケインは、ロシアのウラジオストクに滞在中、シグマフォースのペインター・クロウ司令官から連絡を受ける。ペインターの要請は、ロシア製薬業界の大物アブラム・ブコロフの出国を手引きすること。だが、簡単に思えたこの依頼のせいで、タッカーとケインはシベリアからヴォルガ川までロシアを横断する間、執拗に敵から追われることになる。ブコロフ、その娘のアーニャ、研究助手のウトキンとともに逃避行を続けるタッカーとケインは、「アルザマス16の将軍たち」が差し向けた追っ手だけでなく、仲間内の裏切り者の影も警戒しなければならなかった。敵が躍起になって手に入れようとするブコロフの大発見とは、いったい何なのか?
感想・レビュー・書評
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最高に面白い!
ケイン最高です。
ケインとアベル、2匹が同時に活躍した話しが読みたい!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シグマフォースシリーズのスピンオフ。ロシアの製薬王ブコロフを国外へ脱出させる仕事をタッカーとケインが請け負う。彼はなぜおわれているのか、アルザマス16の将軍たちが差し向けた追手と裏切り者達に対処しながら、逃避行を続ける。
本編と同じく科学と歴史を絡めながら世界的な危機を食い止める。アクションが多めで他の要素を薄めたシグマフォースといった感じで、本編程の濃さはない。正しくスピンオフといった本作でした。しかしケインは可愛い
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"シグマフォースシリーズからのスピンオフ作品。一度登場した元陸軍レンジャーの隊員タッカーとその相棒であるシェパードのケインとのコンビ。
ひょんなことから、またシグマの活動の手伝いをする羽目に。
植物の起源に迫る。
スタイルは、シリーズと同様、過去の出来事が最初に語られ、現代の物語が始まる。
isp細胞と同様、植物の万能細胞が現代に存在しているという。地球上に最初に生まれた植物の細胞からすべての種が生まれたとすると、その最初の植物の細胞は、どの植物のものにもなれる細胞を持っているということらしい。
ただ、地球上で最初に生まれた植物が育った環境は今とは全然違う。
過去の気候では生き残ることが最優先とされ、今のような穏やかな気候では攻撃的すぎる植物らしい。
果たして、その謎に迫ることができるのか?下巻が楽しみ。" -
待ってました♪ タッカーとケイン。
人と犬の能力を尽くした作戦はどう動いて行くのか。漏れている情報、裏切り者?それは誰? -
シグマフォースシリーズ同様の安定感。犬のケインが賢く、かわいいです。こんなにも気持ちを理解してくれたら、タッカーは彼女の必要を感じないのも無理はない。シベリアは広い。
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タッカーとケインの名コンビ
予約して楽しみにしていました。
父が猟をやっていた関係で小さいころからいつもワンコと一緒だったので、ケインへの思い入れはひときわ強いです(笑)
私が小さいころいたポインターは、意地悪な男の子にいじめられそうになると、その子を垣根へ追いやって私を守っていたそうです。
その子から何匹ものワンコと一緒に暮らしました。
ワンコは人間の言うことが理解できるんですよね。
そして本文のケインは大変優れたワンコで、時に痛々しいほど・・・
ケイン目線の描写は常にドキドキしてしまう。
今回もまた危険な任務を健気にこなしタッカーとの息の合った姿を見せてくれています。
後編はさらなる危険が待ち伏せている予感・・・・
楽しみ~~