大切な人が死ぬとき ~私の後悔を緩和ケアナースに相談してみた~ (BAMBOO ESSAY SELECTION)

著者 :
  • 竹書房
4.14
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本棚登録 : 159
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801921757

作品紹介・あらすじ

最愛の父をがんで亡くした著者・水谷緑。父の看取りに後悔が残った彼女が、緩和ケアナースから人の最期の話を聞き、心に残った罪悪感を整理していく。

感想・レビュー・書評

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  • 著者自身がお父さんを亡くした後、緩和ケアナースから話を聞きながら、胸に残る後悔や罪悪感を受け入れていく物語(コミックエッセイ)です。

    ブログにて詳しいレビューしています*
    https://happybooks.fun/entry/2021/09/21/173000

  • 人が死に向かう時、その心身にどんなことが起きてくるのか。まわりにいる人たちはどんなふうになっていくのか。そして何ができるのか。

    マンガで丁寧に描かれているので、エネルギーが落ちているときでも読みやすそう、と思いました。

  • 人の最期は色々あって、人によって「こんな最期何がいい」というのは違うことがわかる本。
    漫画ですごくわかりやすいし、あっという間に読める。

  • 大切な人の死に直面する前に、読んでおくべきだと思いました。自分の年齢が上がると言う事は、両親の年齢もそれだけ上がっていると言う事…。気持ちに余裕があるときに読めて良かったです。

  • 仲が悪かった訳ではなくても、後悔が出てくるんだな、
    寄り添える心理士になりたいな

  • 緩和ケアについての自分の考え方が間違っていなかったことを確認できた。
    そして、自分ができてたこと、不足してることを浮き彫りにしてくれた。
    緩和ケアの基本の「き」がわかる本。
    いろいろと思いだして涙なしでは読めなかった。

  • 今すぐ必要な本ではないかもしれないが、身近な人が死と向き合うことになったときや大切な人を亡くした時に、手に取ってほしい本。
    看護ケアや看取りのまんが本。


    [NDC]726.1
    [情報入手先]
    [テーマ]令和2年度第4回美作地区司書部会/フリーテーマ

  • 726

  • 読みやすい本でした。
    身内を亡くした直後に読みたかったな、と思う。
    星3個なのは、漫画でなく文章で読みたかったから。
    漫画だと絵が見えるので、思うままに読めなくて。

    緩和ケアナースは、忙しすぎて、きちんと話ができなかった。もっと増えて欲しい。

    必要な仕事だし、特に最期の時は、亡くなる患者より看取る人、家族のケアを優先する、それがとても大切だと思う。
    そして亡くなるその時に、家族はモニターや機械を気にせず、患者を見て感じてあげた方が、何倍もいい。そうやってお別れしないと、後になってその時のことを思い出せない。

    なのでこの本は、家族が元気なうちに、読んでおく方がいいと思う。
    遅くとも亡くなる時より前にぜひ。

  • 何回読んでも涙が出ます。
    自分も父が59歳で亡くなったので境遇が似ていることもあって、初めて読んだ後はやってあげれることあったなと後悔したことや悲しかったことを思い出して苦しかったです。

    親はいつかは死ぬって頭で分かったつもりでいても、現実になった時に全然受け入れできなかったです。

    読み返した時には、私もこれをやってあげれて良かったなと思った行動があってたり、自分も手紙を書いてみようと思ったり泣きつつも少し冷静に読めました。

    そして、この気持ちになるのは私だけじゃないだとと救われました。

    この本は、大切な人がなくなってしまう前、亡くなってしまった後、自分がその時を迎える前に、どのタイミングで読んでもいい本じゃないのないのかと思いました。

    大切な人が亡くなる前に読んだ方がきっと後悔が少なくなると思う。
    大切な人がなくなってしまった人は思い出して辛いだろうけど、少し前向きになれると思います。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ、東京在住。2014年に「あたふた研修医やってます」(KADOKAWA)でデビュー。
主な著書に『こころのナース夜野さん』( 小学館 )、『私だけ年を取っているみたいだ。 ヤングケアラーの再生日記』(文藝春秋)、『男との付き合い方がわからない』(大和書房)、『精神科ナースになったわけ』(イースト・プレス)、『32歳で初期乳がん、全然受け入れてません』(竹書房) 、『まどか26歳、研修医やってます!』、『コミュ障は治らなくても大丈夫』(KADOKAWA)等。

「2023年 『僕は春をひさぐ~女風セラピストの日常~(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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