- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801921870
作品紹介・あらすじ
日本ホラー小説大賞短編賞、みちのく怪談コンテストなど数々の受賞歴をもつ著者が綴る、地元大阪・京都のほの暗い闇、隠された怖い話。
感想・レビュー・書評
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怪談というので、背筋がゾーッとするような話かと思って読んだけど、そうでもなかった。霊か何かの影響なのか、普通に考えると辻褄が合わないような不思議な話。関西怪談というけど、ほぼ大阪。しかも、職場の最寄駅付近が多く、身近に感じたからか興味深く読んだ。あとがきに著者が「普段から目にしている風景が、誰かの体験や話によってがらりと変わって見える…」と。確かに今朝、駅を降りて歩いてる時に、そんな風に感じた。でも、何日かしたら忘れてるんだろうけど。
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関西は歴史の長い街
なかなか興味深く拝読 -
京都の話は「怨」とか「呪」とかが似合うような、日当たりの悪い神社の湿った地面の空気感の話が多く、大阪の話は都市伝説みたいな話が多い印象。
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あまり怖くないのに時々怖いのが好き。ワタシの怖さのベースは『残穢』なので田辺青蛙の土地とかに纏わる話ってあとがきにあるの、めっちゃ分かる気がした。続篇お願いします。あと表紙を可愛くしてほしいかもです。田辺青蛙だし。なんとなく。
好きだったのは『箪笥の中』『話さんといて』『旅の理由』『そこで見たのは』『長い髪』『飛田でみ見たもの』『鬼』です。
関西住みなので蒲生四丁目とか分かるし京橋の居酒屋とか、あと酉島伝法さん出てきたのもおおーってなりました! -
大阪・京都の具体的な地名がでてくるので、土地勘のある人は興味深く読めると思う。
(著者の特徴として)著者視点で物語を解説する話が多いので、好みが分かれるかもしれない。