怪談社書記録 闇語り (竹書房怪談文庫 HO 439)

著者 :
  • 竹書房
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本棚登録 : 29
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801922679

作品紹介・あらすじ

テレビ番組でも活躍中!実話怪談ブームの牽引役・怪談社が綴る最新作!

感想・レビュー・書評

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  • 大喧嘩が原因で縁を切った父親が死んだとの知らせが入った。一度はその知らせを無視しようとしたが、連絡をくれた大家が死後の父親からの伝言だと妙なことを言ってきたのだ。「タンスを、見せてやってくれ……」と。





    様々な短編が詰まっている短編集。取材に基づいた実話怪談のようだが、中には短篇小説風のものもあり、怖さの度合いも玉石混交といったところ。この著者の話は初めて読むが一連の話を章分けして読ませるのはそういう書き方なのだろうか。別の話だと思って読み始めたら続きだったという事が多々あり少し読みづらい。幽霊が直接出てくる話もあったが、写真立ての裏のメッセージや、人形、バイトに向けた店からの謎の忠告の紙など物によって伝わってくる間接的な怖さというのが際立っていた。とくに一番最初にあった「お前を許さない」はオチで心臓をつかまれた思いだった。怪文章が出てくる話が複数あり、その怪文章も怖いもの、不気味なものや内容がぶっ飛んでいるものなどいろいろあって非常に楽しめた。

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著者プロフィール

伊計 翼 (いけい・たすく)

怪談イベント団体「怪談社」の書記として怪談師が取材する怪談を記録している。著書に「怪談社書記録」「怪談社十干」「怪談社THE BEST」各シリーズ、『怪談与太話』『魔刻百物語』『あやかし百物語』『恐國百物語』『怪談社RECORD 黄之章』『怪談師の証 呪印』ほか多数。

「2022年 『怪談社 THE BEST 鬼の章』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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