近親物が大好きなので、発売を待ちわびていたのですが、何か想像していたものと違いました。
いや、違ってはいないけれど、何故か登場人物の誰にも感情移入出来なかったので、ただ流し読んで終わってしまいました。
決して悪くはないのです。
なのに入り込めない理由は何だろう。
近親物の醍醐味は禁忌を犯す後ろめたさだと思うのですが、それがないからかもしれません。
兄と弟が毎日当たり前にキスしてる時点で、あの一家に世間一般の倫理がないのがよく分かりました。
そこらへんがズレているので、折角の題材が生かし切れていないような。重点が好きな人が他に好きな人がいて、自分は全く眼中にない所だけなので、これって近親じゃない方がおもしろいですよね、きっと。
お隣の幼なじみ同士とかでいいんじゃないかしら。
何か蚊帳の外の奥さんが可哀想。
絵は思ってたよりもごちゃごちゃしてました。
今後に期待ですかねえ。