ふたりのじかん 1 (バンブーコミックス)

著者 :
  • 竹書房
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (140ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801960602

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  • 978-4-8019-6060-2  139+2p 2017.10.14 初版

  • 一言でいうと、「たまらん」である
    『熊西美術部らふすけ先輩』、『ユキトスミ』、いずれにも、おにお先生の良さが詰め込まれている
    ただ、甲乙を付ける訳じゃないけど、個人的な好みで言えば、私のお気に入りは、この『ふたりのじかん』
    理由は色々とあるが、やっぱ、美人の先輩に男子の後輩が翻弄されている点だ
    『ユキトスミ』もそうだよね、と今、ツッコミが聞こえた
    確かにそうである。でも、『ユキトスミ』の中村は、雪乃の書道への愛も含めた天才には尊敬の念を置いちゃいるが、そこに好意がある訳じゃない
    対して、この『ふたりのじかん』の主役・真田文人は、ヒロイン・進藤和月に、どっからどう見たって、ホの字である。和月も和月で、文人の事を特別視している様子
    両片思いってほどではないけど、確かな好意の縁が二人の間にある、そこにグッと来るのだ
    また、雪乃と異なり、和月の性格が比較的に良いってのも大きい・・・ぶっちゃければ、おっぱいも大きい
    三作品とも、おにおイズムが炸裂しまくりで、憧れてしまう「青春」がそこにある
    特に、男目線で、この『ふたりのじかん』の青春を読むと、鼻血が止まらなくなる
    こんな美人の翻弄にされ、スキンシップをされたら、救急車で病院に担ぎ込まれ、輸血をしてもらう必要がありそうだ
    和月先輩の色香にクラクラさせられている文人にゃ、羨まけしからんって気持ちも湧いてくるが、「変われ」と言えない私はチキンだなぁ
    故意ってコトはないにしろ、この距離感で接近と接触を無自覚でやってる和月は、とんでもない悪い妖女である
    和月もヒロインとしてとびっきりだが、そんな彼女と文人を近づけようと、強力もとい悪戯を仕掛けてくる、小野寺ちゃんも準ヒロインとして、良い味が出ている
    基本的に、文人にちょっかいを出して楽しんでいるが、時たま、逆襲に出られると、ガチ照れしちゃうトコなんか、可愛すぎる
    現時点でも、十分に満足しちゃいる。ただ、男子キャラが増えてもいいかな、とは思っている
    個人的には、『中村くんの天パは柔らかい』の中村くんのような、中身は女子力高めの好少年なのに、野獣めいた外見で損をしている生徒が、小野寺ちゃんのピンチを救って、半ば強引に、写真部の新メンバーにされる展開を妄想している
    しかし、ほんと、三作品とも健康的なエロスが大なり小なり出ている
    もしかすると、私が存じ上げないだけで、元は別名義で活躍していたんだろうか、成年漫画誌で
    個人的には、成年誌の漫画家が一般誌で描く事は気にしない性質なので、無問題。漫画読みは面白くて、好きと思える作品が読めれば、ごちゃごちゃ考えたりしない
    どの話も、失血死への覚悟が必須。その中でも、私の鼻が大ダメージを負ったのは、第9話「プールに入ろう!」だった。上下コンプだけでなく、両手に花を体験できる、これは、文人が普段から、善行を重ね、徳を積んでいるからに他ならないだろう
    この台詞を引用に選んだのは、確かに、と思ったので。チャンスが掴める距離にある、変な遠慮をして逃しちゃったら、もったいなさすぎる。男なら、リスク度外視してでも、飛び込まなきゃ!!失敗したって、死ななきゃ、次がある

  • 並行連載のおにお作品3本の中では先輩の癖が強くないので読みやすい

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