- Amazon.co.jp ・マンガ (130ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801972438
作品紹介・あらすじ
こぢんまりとした古書店から24時間営業まで様々な形態の書店で、小説家志望からギャル系まで様々なスペックの書店員男女がつぶやきます。本と書店を愛するすべての人が辿り着くコミックス!著者代表作「中央モノローグ線」に連なるシリーズ第4作!
感想・レビュー・書評
-
それぞれ条件の違う書店員さん10人。
ちょっとしたエピソードを描く
4コマ漫画でした。
古本屋さんのふたりがどっちもいい!
特に古本オフビートの話の店長の心の声!
あと町の本屋さんと隣の花屋さんとの
小さな恋のものがたりもかわいいし
作家を目指してる書店員の
ブラックな心の声にもニヤニヤしちゃう。
読後感のやさしい本で良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
深い…。深いねえ…。
人間群像コミックというジャンル…。店員たちのそれぞれの立場と本にかける思いが深い…。
よかったよぅ…!
最後もらい泣きしちゃった。 -
手書き文字が写植になってたり、表紙の紙が変わったり、これまでのモノローグシリーズとは違う点が多く「むむっ」となったが、読みだしたらそんなことはどうでもよく、些末なことであった。
おもしろかったです。 -
様々なタイプの書店に勤める個性的な10人の書店員たちのモノローグで構成された群像劇ストーリー4コマ漫画です。
Web連載で読んでいたので単行本で特に目新しいのは書き下ろしのおすすめ本コーナー(ただし登場する本はフィクション)ぐらい? と思っていたら、読み返すとそれなりに新たな発見もあり新鮮でした。
登場する書店員には新刊書店員も古書店主も、若者も年配者も、記憶の達人も本好きさんも逆に本を読まないギャル店員もいたりして(ギャル店員にはサプライズがありますが)、皆さん個性は豊かでありながらも決して名物書店員ではない悩める社会人として描かれている所に好感が持てます。
なお作家志望書店員の及川くんの、自分よりも先に世に出て勤務先に著作が並んだ作家たちへの嫉妬や羨望に満ちた苦悩ぶりが際だってリアルです。小坂先生には書店員経験はないとのことですが、創作者としての魂はきっと共通なのだと思います。
本や書店に対する描き手の深い愛情がたっぷり伝わってくる一冊です。 -
歳を取ったからか、胸が熱くなる。読書と本を送る側の小さな話が詰まってる。