しょうもないのうりょく (2) (バンブー・コミックス)

著者 :
  • 竹書房
4.14
  • (6)
  • (5)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 67
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801973305

作品紹介・あらすじ

誤字脱字がすぐ分かる異能、目当てのカードがすぐ出せる異能、猫に好かれる異能など、誰もが取るに足らない「異能」を持っている世界。主人公OL・星野は書類を崩さずに積める異能と他人の異能が分かる異能を趣味の範囲で役立てていた。
そんな中、異能を売りにした悪徳ビジネスが流行っていると分かり、井上とともに調査に乗り出すことに。一方、同僚・藤原との関係も深まりそうで!?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 小さな事件はあるけど、平和でいいなと思える世界。こんな会社で一緒に働きたい。

    自分に異脳があるとしたら?とか
    周りの人の異脳を考えずにはいられない。そしてこれをネタに話したい!

  • 絵はうまくて、雰囲気は出ているのだけど、アイデアストーリーとしてみると肩透かしを食らわされる。

    女子高生が一定期間だけあまり意味のない超能力「無用力」を持つという設定の衿沢世衣子「うちのクラスの女子がヤバい」を思い出させる設定だけど、全く質が違う。

    本作では「しょうもない能力」がガンガン出てくるのだけど、どれもこれもちょっとした話題づくりで終わってしまってコントにもならず不発している。

    思うに、超能力ものを出すときには、「制限」をきちんとかけなければリアリティも出ないし、物語も進んでゆかない。「ジョジョの奇妙な冒険」などにもごまんとスタンド能力が出てくるのだが、それぞれきちんとルールがあってドラマの一部になっている。

    ふつう「しょうもないのうりょく」というタイトルがあれば、しょうもないように見えて、実際にはそうではない、というドラマが期待されるのだけど、この話はほんとに「しょうもない」ままで終わってしまう。

    絵はきれいなので、ちょっとした暇つぶしに読むような作品として作られたのだと思う。そういう意味では成功している。大きな葛藤やドラマのない作品なので、ふわっとした雰囲気が受け入れられれば、冒険することないコンテンツとしてドラマ化もしやすいし、狙えるような企画なのだろう。

  • ちょっとした異能を人々が生まれつき持っている世界でのお仕事コメディ。そこに今回は、相反する異能の対決が見られたり、偽のより見栄えの良い異能が有るかのように吹き込むセミナーが出てきたり、主人公に恋する不老不死の同僚がようやく告白したら、思ってた展開とちょっと違うけど、結果オーライな話が見られたり、と。このままゆるゆると続いてほしいなあ。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

デビュー作「さよならガールフレンド」(祥伝社)が、3月の「このマンガがすごい!」ランキング(オンナ編)の第1位に選出されるなど、2015年最注目の新鋭作家。

「2015年 『低反発リビドー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高野雀の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×