- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784802612999
作品紹介・あらすじ
◎具体的なケースを通じて
「法の見方と考え方」がわかる!
法律書といえば、条文が満載など、
難解でとっつきにくい印象があるでしょう。
本書は、一般の方に向けて「法学」の基本と考え方を説明します。
そのため、条文の紹介は最小限にとどめ、
具体的なケースを通じて「法の見方と考え方」を中心に解説しました。
著者は、わかりやすい解説に定評のある木山泰嗣先生です。
ふだん法律に触れない方でも、「知的興奮」を味わえる
本格的な入門書(知的教養読み物)となっています。
【目次】
序 章 法体系は、どのようになっているのか? ― 民主主義と自由主義の関係性
第1章 プロセスを分けて検討する ―「法的三段論法」を具体的にみる「6つのステップ」
第2章 主張と反論 ―「ディベート思考」による「論理の構成」方法
第3章 「そもそも論」から考える「法学的基本思考」の方法 ― 目的思考と原則思考
第4章 法律家はどのように法を使うのか? ―「間接事実」を「推認」する事実認定の手法
第5章 法律家は「法」に何をみているのか? ― 二分法の視点(Part1「実体法編」)
第6章 法律家は「判決」に何をみているのか? ― 二分法の視点(Part2「裁判編」)
第7章 わたしたちを拘束する「身近にあるルール」の読み方 ― 法学的解釈の手法
第8章 法は、どのように進化してゆくのか? ― 社会を変える「法改正」の実際
感想・レビュー・書評
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2022/12/07 23:29読了
面白かった。仕事柄、取り扱う法律をいかに専門でない人に伝え、リスクの有無やその程度をわかってもらったり、法律はそういっても実際にはそこまでできないよというお客さんにも、法の目的を伝え、少しでもあるべき姿に近づけていくような話ができればと思っているのだが、なかなか、もう十五年もやっているのになかなか上手くならない。寧ろ最近は自分がそもそも諦めのような感情も持っているから適当なところでやっつけてしまうような仕事ばかりだから、もう一度初心に帰って、色々工夫をしたいなと思ってこういう本を読み始めたのだけど、これはそもそも専門外の人に向けて書いているようなので、良かったように思う。惜しむらくは、こちらがやっているのは労務なので、そういう事例が欲しかったところなんだけど、まぁそれは致し方ないよな。目的思考という考え方を使い慣れていけば、リスクヘッジから入る今の話し方も少し変えられるのではないかと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
法学部の学生向けではなく、一般市民向け、平易な文章で表現すると最初にかかれていたとおり、講義を誰かが書き起こした感じ。文章が雑に思う。文章中に、こうした、こうして、このように、そのようなが多発。。。
でも、判例を読むために知るべきことがまとまっていて、それを飽きずに読むことが出来ると言うのはとてもよい。ためになった。 -
内容は難解な部分もあるが、分かりやすく伝えるような配慮がなされておりとても勉強になった。近接所持の理論は確かに!と思うような内容。推認、命令などの法律用語を知ることができて、法学に対する見方が少し変わったように思う。
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東2法経図・6F開架:321A/Ki84b//K