小さなことに左右されない 「本当の自信」を手に入れる9つのステップ

著者 :
  • 大和出版
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感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784804762227

感想・レビュー・書評

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  • ●BEの自信は、何をしていようと、自分についてよい感じ方をすること。DOの自信は成果によってもたらされるので、両者は根本的に違う。自分は優れた人だと感じる必要はない。心地よく一緒にいられる自分。自分はこれでよいのだと感じられる自分。
    そこはかとない安心感。自分についてよ無条件の肯定。
    ●「今はこれでよい」と杭を打つことにより、状況に左右されない自信の土台ができる。DOの自信はその上に乗せるもの。
    ●空気についていつも感動し感謝はしないもの。その価値を知っているしなくては困るが、空気なんて要らないとか嫌いとは言わない。そもそも空気には価値があるのか?と問い直したりもしない。それくらい当たり前の価値が空気にはある。自分も同じ。その価値すら考えるる必要がないほど、価値があって当たり前のもの。

  • 自己肯定感を高めるための良書だった。
    まず、自信そのものを「BEの自信」と「DOの自信」に区別しているのが画期的だと思った。確かに「自信」と一口に言ってもいろんな種類のものがあるな、とは漠然と感じていたが、それを見事に言い表している。

    「自分がどうありたいか?」が一番大切で、そのあり方と一致した行動を取っていくことで「本当の自信」がついていくという仕組みらしい。

    ついつい「今の自分じゃダメだ!」と否定しがちだけど、自己否定しても何も良くならない。「今はこれで良いんだ」と認めてあげる方が自己改善していける、という考え方を知り、なんだかホッとした。

  • 「これでいいのだ〜」と自分にとって気持ちの良い状態が本当の自信である。
    それは、成果や周りの評価に揺らぐことのないBEの自信。完璧主義的な「べき」ではなく、「できるかぎり〜したい」という感覚。
    急に怒られて傷ついたり、誰かが表彰されて嫉妬するなどの心の衝撃による自信喪失に対しては、人間として防御本能が働いているので、合理的であり仕方のないものと受け止めることが適切である。時間の経過とともに収まるから大丈夫。

    私はこの本に出会いに感謝しています!
    特に、一生懸命がんばりすぎてしまう人にはきっと役に立つのではないかと思います。

  • 私としては、自信の源となるBEの自信をどう作るのか分からない部分がありました。
    ただ、すぐに行動に移すきっかけを作るために
    この本を読むのをお勧めします。

  • 1ステップ
    成果による自信は状況に左右され折れやすい
    成果による自信は常に他人による評価を気にしなければならない、不安定な性質
    成果による自信は○○する○○出来る事からなるDOの自信
    DOの自信は折れやすい

    2ステップ
    BEの自信とは自分のあり方にもつ自信
    BEの自信を得るためには出来るだけ○○したい
    そんな自分を大切にした自分のあり方を示す事で安心感が生まれる
    そのBEの自信を基盤にDOの自信を育てていく事で他人の評価に左右されない折れない自信が生まれる

    3ステップ
    BEの自信は自身のあり方の意識を感じること
    他人の評価や実際に出来ているかどうかの成果は関係ない
    成果は気にせず今現在に集中する事 自身のあり方に従い行動し主観的な評価で改善点を修正していく事でBEの自信を得る

    4ステップ
    未知からの不安=自信のなさは混同して考えない
    未知は予測困難な状況であり不安は解決出来るものか仕方ないものかを判断する

  • 自信にはDOの自信とBEの自信の種類ある。
    DOの自信とは、成果のようなものであり、何かができたから自信があるというもの。
    BEの自信は、自分のあり方の自信であり、自分への感じ方がよいことの自信。こうあるべきではなく、こうしたいというもの。こうありたいというものなので、仕事は誠実に頑張りたい。心をこめて日々の暮らしを送りたいなど、ありたい自分、姿勢のこと。
    ありたい自分を決め、それを愛おしく思う。結果は二の次。

    自分の評価を気にしていたら、まな板の鯉状態。まさにDOの成果を気にしている状態。そうではなく、その状態を自分から心から楽しんでいるかという心のあり方に注意する。自分はどう思われるかということではなく、相手と一緒に入れて嬉しいということに意識を向ける。

  • ところどころ理想論っぽい内容もあったが、全体的には納得できる。何をしたかという成果ではなく、自分はどうありたいかというあり方を土台にする、という考え方は目から鱗だった。

    また、「今」に意識を向けることの大切さや、他人の下す評価は他人に任せるといったことも説かれていたが、これらはそれぞれマインドフルネスやアドラーの考え方と共通するものだと感じた。

    まるで自分のことを言われているような鋭い記述が多くあり、これまで抱えてきた生きづらさの根源、モヤモヤ感が言葉で説明され、その点でもスッキリできた。あとはこの本の考え方を意識しながら、生活できるかという点にかかっているが、周囲の環境や人間関係はそう一筋縄でいくものではないので、難しいと思う。

  • Doの自信(行動の成果により自己肯定すること)ではなく、Beの自信(自分の在り方そのものを愛おしく思うこと)を。

  • Doではなく、Beの自信を持つことが本当の自信になるということが、読みながら徐々に分かった…かな。折れない絶対的な自信とかじゃなくて、衝撃があってもユラユラ揺れて、元に戻るような自信。
    頭では理解できるし、実践していきたいと思うけど、現実の生活に合わせて考えるのはとても難しい。。
    実践出来たらすごく心穏やかに過せそう。
    再読したい一冊。

  • 本当の自信とは?興味を持って読んだ。印象に残った言葉は、自分を安らかに落ち着かせる「あり方」、「今は、これでよい」というのは真実、「完璧」はあり得ないので目標として不適切、「今」に集中。最も力を発揮する、最も大きく成長するのが、「今」に集中しているとき。そうだなぁと思った。

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著者プロフィール

水島広子【みずしま ひろこ】

慶應義塾大学医学部卒業・同大学院修了(医学博士)。慶應義塾大学医学部精神神経科勤務を経て、2000年6月~2005年8月、衆議院議員として児童虐待防止法の抜本的改正などに取り組む。1997年に共訳『うつ病の対人関係療法』を出版して以来、日本における対人関係療法の第一人者として臨床に応用するとともに、その普及啓発に努めている。現在は対人関係療法専門クリニック院長、慶應義塾大学医学部非常勤講師(精神神経科)、対人関係療法研究会代表世話人、アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン代表。主著に『自分でできる対人関係療法』『トラウマの現実に向き合う』(創元社)、『拒食症・過食症を対人関係療法で治す』(紀伊國屋書店)、『怖れを手放す』(星和書店)、『女子の人間関係』(サンクチュアリ出版)、『自己肯定感、持っていますか?』(大和出版)、『「毒親」の正体』(新潮新書)などがある。

「2022年 『心がスーッとラクになる 世界の美しい文様ぬり絵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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