大人のための「困った感情」のトリセツ

著者 :
  • 大和出版
3.54
  • (11)
  • (19)
  • (27)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 401
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784804762456

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 精神科医で対人関係スキルを治療に取り入れていることで有名な水島広子さんの困った感情についてどう向き合うかの本。「癒すこと」は忘れることではなく関係を再構築するプロセス、「悔しさ」は見返すためではなく(それだと自分をそういう状況に陥れた人と同じレベルのまま)そんな人のことを気にする必要はないと割り切ることで自分が飛躍できるなど、とても参考になる。図書館で借りた本で返却日が来ているので改めて再読してみたい。

  • 不機嫌にならない方法としてべきを押し付けない。
    怒りは困っている状況を知らせる感情と考えると解決の糸口が見つかる。
    近くで自分を見守ってくれる親友ノートを使う。
    キーワードは「今はこれで良い。」です。
    「誰か」がいなくても、つながりは手に入る。寄付やあいさつ、アパートの掃除。自分から心を開いて、与える気持ちで接すると、「寂しさ」はなくなる。罪悪感は自己中心的な気持ち。

  • 図書館がおくる、「クラブ・サークル向けおすすめ図書」

    クラブ・サークル名 フットサル部

    請求記号:141.6/Mi   
    所蔵館 2号館図書館

  • 10〜20代のまだ中途半端な子供を対象にした内容かな?

  • 理解しても、実行に移せるかどうかが問題。

  • 「怒りは困っていること」という説明にびっくり。私自身怒りっぽい性格をしているので、とても勉強になりました。

  • 自分の感情に向き合う取っ掛かりになる本。向き合い方を知ることのできる本です。
    「困った感情」を悪とせず、どうやって付き合っていくかという視点が自分に合っていました。
    困ったときにまた読み返そうかと思います。

  • <閲覧スタッフより>
    怒り、不安、不機嫌、悲しみ、悔しさ、寂しさ、罪悪感という7つの「困った感情」との付き合い方が書かれた本。人間誰もが怒ったり、悲しんだり、寂しさを感じる生きものです。感情を封じ込めるのではなく、「どうしてその感情が芽生えるのか」が分かれば、もっと自由に生きられます!



    --------------------------------------
    所在記号:141.6||ミス
    資料番号:30047505
    --------------------------------------

  • 怒りに対しての対処法

  • 感情は、私に何かを知らせてくれるサインだ。
    怒りは、本来あるべき状態から不愉快なズレがあるというサイン。だから、怒っているは、困っている。
    不安は、安全ではないというサイン。だから、立ち止まって考えたり、身長になったりする必要がある。
    不機嫌は、本来の自分ではないというサイン。だから、今の自分は自分じゃないと認識して、ご機嫌を取ってあげる。
    悲しみは、何かを失ったサイン。だから、自分を労ってあげないといけない。きちんと悲しむことで、次に進めるようになる。無理に忘れようとしない。

    つまり、この感情は、私に何を伝えているのかをちゃんと受け止めてあげないといけない。例えば誰かがこんなふうに思っていたら、私はなんて言うだろう。その視点を持ってあげる。自分だけの視点で考えると思い詰めてしまうから、気をつけよう。

    それから、罪悪感は自己中な感情というのは覚えておきたい。罪悪感を抱いても、相手にとってプラスにはならない。むしろ壁を作ってマイナスになってしまうかもしれない。罪悪感が出てきたら、相手に対して何をすれば良いのかを考える。相手のことを思いやってあげなきゃいけない。

    普段と違う感情が出てきたら、自分に耳を傾けて、心の声を聞いてあげよう。自分のことは自分が大切にしてあげないと。

全29件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

水島広子【みずしま ひろこ】

慶應義塾大学医学部卒業・同大学院修了(医学博士)。慶應義塾大学医学部精神神経科勤務を経て、2000年6月~2005年8月、衆議院議員として児童虐待防止法の抜本的改正などに取り組む。1997年に共訳『うつ病の対人関係療法』を出版して以来、日本における対人関係療法の第一人者として臨床に応用するとともに、その普及啓発に努めている。現在は対人関係療法専門クリニック院長、慶應義塾大学医学部非常勤講師(精神神経科)、対人関係療法研究会代表世話人、アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン代表。主著に『自分でできる対人関係療法』『トラウマの現実に向き合う』(創元社)、『拒食症・過食症を対人関係療法で治す』(紀伊國屋書店)、『怖れを手放す』(星和書店)、『女子の人間関係』(サンクチュアリ出版)、『自己肯定感、持っていますか?』(大和出版)、『「毒親」の正体』(新潮新書)などがある。

「2022年 『心がスーッとラクになる 世界の美しい文様ぬり絵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

水島広子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×