モンスタ-ペアレントの正体: クレ-マ-化する親たち (シリーズCura)
- 中央法規出版 (2008年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784805830109
感想・レビュー・書評
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モンスターペアレントの正体。山脇由貴子先生の著書。モンスターペアレントの実態とモンスターペアレントへの対策をまとめた内容で、教員や教育関係者だけではなく、保護者にもお勧めできる良書。すぐに上から目線で攻撃や理不尽で非常識な要求をしてくるモンスターペアレントに対して、卑屈になったり謝罪したりするのは却って逆効果。個人的には少子化社会がモンスターペアレント増加につながっているように思えます。
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教師を目指すなど、子どもとその親と関わる職業につきたい人は1度読んでみていいと思います。
事例の対応やチェックリストなど参考になります。
特に教育や子どもの成長に熱心に研究してて、現実に活かしたい!って人は、潰されないように気をつけて。
みんながみんな、"まともな"親ではないってことを知ってるだけでも、保護者関係でやめていく新人の教員は減るのではないかなと思いました。 -
全親必読
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▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/137739 -
モンスターペアレントの正体、よく理解できた。
正体を書くだけでなく、その対処方法も丁寧に書かれており、大変為になった。
モンスターの正体は・・
大人たちの心身の疲労、自分が不幸であるという嘆き、そして未来への悲観、被害意識
モンスターの対処方法・・
個別性のある関係の構築 -
2016.09.24読了
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モンスターペアレントが生まれる背景にはまず1つ目に私たちが教師とはお金をもらっている職業だと言う意識を持っている事です。
自分の子に問題が起きた場合に教師用同じコースが出る同じ子育てをする仲間としてみるのではなくお金をもらって仕事をすると言う見方から子供たちに問題が起きた場合に教師がしっかりと仕事をしていないからだお金をもらっているのだからしっかりと子供を育てると言う気持ちが生まれてしまいます
また現代社会では人と人との関わりが希薄で頑張って貯めてきたお金が一瞬で地震や事故で亡くなったりまた一生懸命子供のことを考えてがんばってもその子供が幸せになれると言う保証はどこにもないから大人も疲れていることだと思います。 -
結局自分のことしか考えていない人ばかりということ。
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[ 内容 ]
覚えのない苦情、エスカレートする要求...。
クレーマー化した親(保護者)、いわゆるモンスターペアレントに、教師が疲弊し、学校そのものが苦境にさらされることが多くなっています。
親(保護者)は何故クレーマー化してしまうのでしょうか、またモンスターペアレントにはどのように対応していけばよいのでしょうか。
本書は、教育関連書としては、10万部を超えるベストセラーとなった『教室の悪魔』(ポプラ社刊)の著者の最新刊として、モンスターペアレントが何故生まれたのか、その原因は何かなどを、事例を交えて、わかりやすく解説をしています。
ある教師の事例から、モンスターペアレントの苦情が段々とエスカレートし、状況的にも、心理的にも追い込まれていく様子を目の当たりにすることができるとともに、モンスターペアレントへの対応方法について、具体的にまとめています。
[ 目次 ]
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ] -
自分の不幸を過去や他人のせいにして、子供に夢を託す親がモンスターになってしまうのかなと。学歴が教師<親が普通になり、学校がサービス業化してしまって、教師が親・子に奉仕するという考えが当たり前になってしまうと、教師が親より下位に置かれてしまうという構造的な問題もあるのかと。