社長が贈り続けた社員への手紙: フードビジネスの革命児が書いた人生に勇気が湧くメッセージ
- KADOKAWA(中経出版) (1998年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806111085
感想・レビュー・書評
-
著者はワタミフードサービスの渡邉美樹氏。
創業当時から月二通ずつ全社員に送りつづけたメッセージの中から外に出せるものが掲載されています。
ワタミで起きた不祥事やクレーム,不手際も赤裸々に記されています。
そして,それに対する社長のメッセージが語られます。
普通,お店の不祥事は社員にも隠されて,オープンにはならないものですが,渡邉社長はあえてそれをオープンにして,問題点を共有して,他の店でも同じようなことが起こらないようにメッセージを一人一人に親身になって語っています。
あるときには,社長が謝っています。
悩む姿も見せています。
社長のありのままの姿は社員の信頼を得るはずなんです。
特に印象に残ったのは「社訓」という項目。
自分に子どもができたというのでつくったのが「父と子の約束事/五箇条」でした。
1.約束を守れ,嘘はつくな
2.愚痴,陰口を言うな
3.笑顔で元気よく挨拶せよ
4.他人の喜び,悲しみを共有せよ
5.正しいと思い,決めたことは,あきらめずに最後までやり遂げよ
そして,これがワタミの社訓のもとになっていると言うのです。
なんとびっくりですね!
社員を家族のように思う,渡邉美樹社長の思いがよく分かります。
もうひとつ。
税金を払うのは会社の責任ですが,初めて本社に来社した蒲田税務署の調査員が「とても真面目に税金を支払っているいる」会社の姿勢に感激して,和民蒲田店の常連になったという話にもびっくりしました。
やるもんですね!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
居食屋「和民」の社長であり創業者の渡辺美樹氏の著書です。
創業時の思いやエピソードで構成され”熱い想い”や”夢の大切さが伝わってきます。
何かを目指す社会人には特にお勧めです。 -
とにかく熱い本です。