社長が贈り続けた社員への手紙: フードビジネスの革命児が書いた人生に勇気が湧くメッセージ

著者 :
  • KADOKAWA(中経出版)
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806111085

感想・レビュー・書評

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  • 著者はワタミフードサービスの渡邉美樹氏。
    創業当時から月二通ずつ全社員に送りつづけたメッセージの中から外に出せるものが掲載されています。
    ワタミで起きた不祥事やクレーム,不手際も赤裸々に記されています。
    そして,それに対する社長のメッセージが語られます。

    普通,お店の不祥事は社員にも隠されて,オープンにはならないものですが,渡邉社長はあえてそれをオープンにして,問題点を共有して,他の店でも同じようなことが起こらないようにメッセージを一人一人に親身になって語っています。

    あるときには,社長が謝っています。
    悩む姿も見せています。
    社長のありのままの姿は社員の信頼を得るはずなんです。

    特に印象に残ったのは「社訓」という項目。
    自分に子どもができたというのでつくったのが「父と子の約束事/五箇条」でした。
    1.約束を守れ,嘘はつくな
    2.愚痴,陰口を言うな
    3.笑顔で元気よく挨拶せよ
    4.他人の喜び,悲しみを共有せよ
    5.正しいと思い,決めたことは,あきらめずに最後までやり遂げよ

    そして,これがワタミの社訓のもとになっていると言うのです。
    なんとびっくりですね!
    社員を家族のように思う,渡邉美樹社長の思いがよく分かります。

    もうひとつ。
    税金を払うのは会社の責任ですが,初めて本社に来社した蒲田税務署の調査員が「とても真面目に税金を支払っているいる」会社の姿勢に感激して,和民蒲田店の常連になったという話にもびっくりしました。
    やるもんですね!

  • 居食屋「和民」の社長であり創業者の渡辺美樹氏の著書です。

    創業時の思いやエピソードで構成され”熱い想い”や”夢の大切さが伝わってきます。
    何かを目指す社会人には特にお勧めです。

  • とにかく熱い本です。

著者プロフィール

ワタミ株式会社代表取締役会長兼社長
学校法人郁文館夢学園 理事長兼校長
元参議院議員

明治大学商学部卒。
ワタミグループ創業者。「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになろう」という理念のもと、外食・宅食・農業・環境等の事業を展開し、「独自の6次産業モデル」を構築。実名企業小説「青年社長 上・下」「新青年社長 上・下」(高杉良著)の実在モデルでもある。
政府教育再生会議委員、神奈川県教育委員会教育委員などを歴任。教育者としての顔も持つ。

「公益財団法人School Aid Japan」代表理事としてカンボジア・ネパール・バングラデシュでの学校建設(333校)・孤児院運営を行う。「公益財団法人みんなの夢をかなえる会」代表理事として、実践経営塾「渡美塾」や「みんなの夢AWARD」を主宰し起業家を育成。「公益財団法人Save Earth Foundation」代表理事として、限りある自然資源を有効利用し持続可能な循環型社会づくりにも取り組む。

「2022年 『論語に学ぶ我が子の夢の叶え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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