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- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806118077
感想・レビュー・書評
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欧米には「甘え」に相当する単語がないらしい。口唇愛期の母子感情的交流に感情が大人になると厳しく抑圧されるという欧米文化と甘えが比較的許容される日本文化との違いは興味深い。
前に読んだ本ではエディプスコンプレックスに違和感を感じたのだが、その後、性分化モデルは改訂され、「刷り込み」「イブ原則」等々によって説明されている事に納得した。要するに「男はつらいよ」って事かなと。
総じてフロイト・ユングに焦点を当てつつ、批判もあり、深層心理を結構詳しく説明しているのでいろいろと勉強にはなったが、深層心理史として最終的にトランスパーソナルで締めくくっているのはちょっと疑問。そもそも、科学と哲学と宗教の統合って可能なんだろうか?まだ勉強不足だが、なんとなく怪しさもあるような。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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