楽して、儲ける!: 発想と差別化でローテクでも勝てる! 未来工業・山田昭男の型破り経営論!

著者 :
  • KADOKAWA(中経出版)
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806119814

感想・レビュー・書評

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  • 未来工業創業者が書いた経営者に向けた本

  • 経済成長期のワンマン成功型の典型例という印象

  • 目次
    はじめに 1
    序章 14
    第一章 最後発でも勝たないかん 26
    第二章 シェアをとるにも戦略が必要だ 50
    第三章 プラス思考が会社の発展を生む 78
    第四章 危機なき会社は成長しない 116
    第五章 社長に求められる勇気 130
    第六章 社員のやる気を引き出す未来方程式 144
    第七章 ”こんな時代”だからこそ、チャンスがある 170
    第八章 よい会社をめざすための二五項目 196
    第九章 会社の未来をつくる 234
    終章  未来に向けて 250

    電気工事用ナイフ「デンコー・マック」のエピソード
     一重ロック式を開発>すぐ抜け落ちて危ない
     二重ロック式を開発>抜けないOK
     一重ロック式を売りに行く>失敗したフリをする
     1ヵ月後
     二重ロック式を売りに行く。そのお客様に言われて改良したことにする。

  • ①報連相は、ムダな事が多い。現場の事は、現場が一番良く知っている。一々会議を開催する必要は無い。経営者は戦略を考え、戦術はそれぞれの部署の社員に任せるべき。
    ②会社に12時間、睡眠に8時間、残りの4時間の自分の時間くらい大切にさせる。
    ③社長は、いかに社員の不満を消すかという事に専念すればいい。やる気を起こす土壌作りが仕事。
    ④日本企業の儲けは、慣らすと3%。アメリカ企業の利益率は35% 世界一いい物を作っているのだから、儲ければいい。

  • タイトルに誤解を受けるかもしれないが、楽して儲ける方法が書いてある本ではない。
    主に電設資材を扱う未来工業の創設者山田社長の経営論的な本。
    この会社は年間140日も休みがあるし、残業も一切ない。しかも給料は高い。
    その会社の社長はどういう考えを持って経営しているのか。
    はっきりいってとても勉強になった。山田社長の社長論的な話は読んで損はない。

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    ▼ 100文字感想 ▼ 
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    社員のやる気を育てるために、残業ゼロ、年末年始休暇
    は19連休、ノルマなし、制服なし、そして営業目標も意味
    がないと言い切る。読んでスカッとする、型破りな経営論。
    自助・自立・自発で「やる木」を育てるという考え方がキモ。



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    ▼ 5つの共感ポイント ▼ 
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    ■お客さんにウケるにはコストをかけろ。コストがかかっ
     てもたくさん売れれば、それだけ儲かる!

    ■人間というのは往々にして、その場その場のことしか
     考えていない。すなわち、視野が狭く、個々の限られ
     た状況下での不満しか出てこない

    ■相手担当者の意見を入れたものを提案する。ここが
     ミソ。自分の意見で、よりいい商品ができたと思うの
     だから、うれしいし、責任も感じる。いやでも買ってくれる

    ■会社の経営において、ホウレンソウが大事だというが、
     「ホウレンソウ」なんてポパイが食ってればいい!あれ
     ほどムダなものはない

    ■「社員のやる気をいかに起こさせ、いかに高めるか」を
     考えるのが、社長のいちばん大切な仕事と言える。

  • SCMを大企業に先駆けて導入していた点など、凄みを感じさせてくれます。大胆な投資と徹底したコストダウンの両立にかける情熱は是非参考にしたいところです。

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著者プロフィール

山田 昭男(ヤマダ アキオ)
未来工業株式会社 創業者
未来工業株式会社 創業者。
1931年、上海生まれ。旧制大垣中学卒業後、家業の山田電線製造所に入社。家業の傍ら、演劇に熱中し、劇団「未来座」を主宰。1965年、劇団仲間と未来工業株式会社を設立。代表取締役社長に就任。1991年、名古屋証券取引所第二部に上場。2000年、取締役相談役に就任。岐阜県中小企業家同友会代表理事、同会長、岐阜県電機工業会会長などを歴任。
1989年に黄綬褒章受章、1999年に大垣市功労章受章、2001年に勲五等双光旭日章受章。2014年、逝去。
著書に『ホウレンソウ禁止で1日7時間15分しか働かないから仕事が面白くなる』『毎日4時45分に帰る人がやっている つまらない「常識」59の捨て方』『ドケチ道 会社を元気にする「生きたお金」の使い方』(以上、東洋経済新報社)、『日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり”』(ぱる出版)、『日本でいちばん社員のやる気がある会社』(中経の文庫)など多数のベストセラーがある。

「2015年 『山田昭男の仕事も人生も面白くなる働き方バイブル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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