- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806141129
感想・レビュー・書評
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若手社員向け。中堅以上はとくに目新しい内容ではないはず。著者自身よりも奥様のコラムが思考がはっきりして共感できる。要は妻がしっかりしていれば、旦那はそれに応えるよう頑張るもの。仕事と家庭と趣味の両立は妻の協力があってのものなのだ。
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オフィスに朝6時半について午前中に仕事を集中させるような体制を取り始めて1年以上経過しました。始業時間は9時からで多くの人はその時間に出社しますが、9時からは会議が急に招集されたり、上司に呼び出されることもありことも多くあります。
ところが早朝から9時頃までは、基本的に自分のペースで仕事ができることを発見して、残業をすべきか悩むときも夜遅くまでやる代りに早朝にこなすことも多くなってきました。
この本の著者である永井氏は、朝の仕事の生産性は夜の6倍もあるので、夜の残業3時間は朝30分に匹敵すると述べています。
私も若いころの経験を思い出すと、夜の残業をするために食事をしたり食べものを買いに行ったりする時間を含めて考えると、朝の生産性が高いことは納得できます。
今後も、冬は少し辛いかもしれませんが、夕方早くオフィスを出ることができるように、早起きを頑張りたいと思います。
この本で面白かったポイントは、時間ポートフォリオのスタート地点を、当日の朝ではなく、前日の午後と考える点(p94)でした、私にとっては目からウロコでした。
以下は気になったポイントです。
・朝30分の仕事は、夜3時間の残業に匹敵する生産性があることを発見したので、毎日午後5~6時に退社して家族と夕食を過ごせる(p27)
・過去の朝メールを読み返すと、今考えていることを考え方が変わらない、寝ることでいったんリセットボタンが押されて、朝起きた後は自分の本質的な価値観で物事が表現できる(p42)
・朝シフトは睡眠時間を削るものではない、生活時間を数時間前倒しすること、朝早く起きる分、早く寝るということ(p52)
・朝シフトして何かを得ようと思ったら、早く起きるために何か(テレビ、インターネット、同僚との飲み会等)を諦める必要がある(p61)
・日付がかわる深夜0時前には就寝する生活をしていると、成長ホルモン分泌や副交感神経の活性化、免疫力強化等、身体に良い影響がある(p68)
・誰にも邪魔されず、自分の仕事に集中できる時間をどれだけ確保できるかで、アウトプットの質と量が決まる(p76)
・時間ポートフォリオのスタートは、前日の午後をスタート地点とする、午後は早朝からの仕事で頭が披露し始めることなので、「資料集め」「心の中で資料に手を加える」作業をする(p94)
・夜(18時以降)は忘れるのが仕事、いったん離れることで、フッとアイデアがわくことがある(p95)
・アイデアがやってくるのは脳が一番活性化する、5~9時である、そのアイデアを形にする(プレゼン資料作成)のが9時から13時(p97、98)
・緊急ではないが重要である仕事を自分の中でいかに増やせるかがポイント、そのためには緊急だが重要でない仕事をなくすことが大事(p119)
・その分野で一流になるには「1万時間」かける(p170)
・毎日1時間すると、27年数か月で1万時間、毎日2時間で14年弱、3時間で約9年間、これが本業(8時間)であれば5年間程度で1万時間になるのでその分野のプロになれるはず(p172)
・悪いことは構造的な要因に基づく出来事、良いことは偶然の出来事であるのが通常だが、人間は逆に考えたがる(p178)
・米国人スタイルはPDCAを高速で回転させることを前提としている、そのほうが高速に物事が運べて、何か問題があった時に柔軟に対応可能(p183)
・朝シフトは「目的」ではなく、「仕事の生産性と品質を上げて、プライベートとライフワーク両立を実現させる」という目的の手段である(p192)
・1年8760時間を使途ごとに配分すると、会社での業務:2052、家族と過ごす時間:1004、睡眠等:3331とすると、残りは「2373時間」であり、これは会社での業務よりも大きいが、細切れの合計である(p199)
2011年10月30日作成 -
ショッキングな?タイトルの割には、中身が普通なので、星マイナス一つ。。。
朝早く行って、一日の最適な時間の使い方を考える、アイディアの出しかたの王道に則る、その他諸々、常識的なノウハウがまとまってる本かな〜、と。
長い文章を書くべきではないという話の中で、「実は相手は、ビジネス文書を読まないで済ませたいと思ってる」という下りは、膝ポンだったかな。
読みたくない人に長い文章書いても逆効果だよね〜。私も気をつけようと思った。