9割の日本人が知らない「日本語のルール」

著者 :
  • 中経出版
2.62
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本棚登録 : 88
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806143772

作品紹介・あらすじ

あなたの日本語、大丈夫ですか?日本人はしっかり日本語を学んだことがない。だからこそ知っておきたい50のルール。

感想・レビュー・書評

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  • 再読。
    日本語のルールというよりも、言葉の使い分け方や微妙なニュアンスの違いについて説明している本です。
    会話例がとてもユニークで、「昇進しない夫」や「安月給の夫」に対する妻のきつい一言が印象的でした。著者の家庭がうまくいってないのではないかと、お節介ながらも心配してしまいました。

    本書の前半は論理的に説明していこうという意気込みが感じられますが、次第に感覚的な説明になってしまっているところが残念です。
    しかし、自分の日本語に自信がない方、日本語という言語に興味のある方が入門書として読むには良いと思います。

  • 普通

  • 2012年読了

  • 普段意識しないで使っている「日本語」について、たまには考えてみるのも良いですね。
    「いる」「ある」とか、「ほぼ」「大体」とか無意識に使い分けているけど、
    外国人が日本語を学ぶのって大変だろうなあと改めて思いました。

    漢字の「音読み」に”3種類”(「呉音」「漢音」「唐音」)あるというのが初耳。
    「天然」「自然」のように異なる読みが存在する理由を知って、漢字への親しみが増しました。

  • この本で紹介されている日本語の使い方について、「自分にとって役に立つか立たないか」と聞かれたら、役に立たないです。
    そういう意味では、★★★☆☆でも、★をあげ過ぎな気がします。

    が、外国人に日本語を教えている日本人が書いているせいか、日本語を客観的に見る、という意味では、役に立ちました。
    そのため、★★★★☆。

    とはいえ、例文の選び方には、あまりセンスを感じないです。
    ときには違和感のある例文もあります。

    言葉は時代によって、世代によって使い方が違うことや、地域によっても使い方が異なることを考えると、仕方のない違和感なのかもしれませんが。

  • タイトルは大げさと、著者自身も感じているようなのでまぁそれはそれとして、たぶん日本語学校教師として日本語を説明する中で、説明しにくいと思ったところを書かれたんだろうと思う。普通に日本語を話している時には意識していない微妙な使い分けを理論的に説明しようとしている姿勢は良かった。ただし、内容としてきちんと説明されているかと言うと少々疑問。
    どこから読んでも大丈夫な構成なので、ちょっとした空き時間でも読める。内容が薄く、後半ほどページを埋めた感があったのが残念。

  • ちょっとした雑学のように読めるよう一般の人向けに書かれた日本語のルールがてんこ盛り。日常生活で「なんでこんな言い方するんだろう?」と不思議に思うような日本語がつめられているが、あくまで簡単な説明を添えるに留めている。それゆえ、ちょっと物足りなさを感じる人も多いかもしれない。疑問から始まる研究を求めているんだよね。

    (20130209)

  • 普段、何気なく使っている日本語だが、同じ語句でも場合によって意味合いが違ってくる。
    「が」と「は」や「こと」など単体での意味など考えてみたこともなかったが、読んでみて、ああ、そうだなと確認することができた。
    同じような意味でも、場合によっての使い分けをする語も例に挙げられており、ちょっとした豆知識といった感じである。
    しかし、ここでいう9割の日本人が知らないという表現は大袈裟すぎで、ただ、改めて考えたことがないというだけではないだろうか。

  • タイトルの「9割」はチョット大げさかな?

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著者プロフィール

京都府生まれ。山口大学教授、横浜国立大学教授を経て、武蔵野大学名誉教授。専門は日本語学、日本語教育学、日本文化論、異文化コミュニケーション論。 何気なく使っている日本語の意外な側面、微妙な表現・言葉の使い分けなど、日本語の楽しさを伝えている。主な著書 『外国語としての日本語』(講談社)『日本語を「外」から見る』(小学館)、『実践日本語教育を学ぶ人のために』(世界思想社)、『9割の日本人が知らない「日本語のルール」』(中経出版)、『日本語教師になりたいあなたへ』(小学館)など。

「2018年 『知っているようで知らない 日本語のルール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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