「魚の釣り方」は自分で考えろ

著者 :
  • 中経出版
3.41
  • (3)
  • (5)
  • (7)
  • (0)
  • (2)
本棚登録 : 74
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806144991

作品紹介・あらすじ

「誰も思いつかない斬新な企画を出したい」「やりたいことを実現できるようになりたい」「周囲から高く評価される実力を身につけたい」。そんなあなたにとって必要不可欠な武器となる、「魚の釣り方を自分で考える方法」の指南書。数々のエンターテインメントのプロデュースを成功させてきた「クロスメディア時代の寵児」が教える理論と実践の方法。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 図書館
    予約中

  • ふーむ。
    題名が 秀逸。
    切り口の設定が うまいのですね。
    いかにも、やり手ですが。

    正解はない。
    自信を持て。
    そして、多面的に 考えることだ。
    何よりも、なぜ?
    と思うことが 一番大切なのだ。

    スラスラ読めて、すらすら通り過ぎていく。
    おもしろそうだけど、
    あまりつきあいたくないタイプかも。

  • 字数は少なかったけど、内容は良かった。
    誰にも左右されない自分の作り方のノウハウが書かれた本。
    要は物事は中立で、その物事をどう判断して解釈するのは自分次第という事。
    なにか自分が解釈したことと違う解釈の仕方が出来て、価値観を広げられるヒントになることが盛りだくさん。
    勉強なった。



    心の底から欲しいものをゴールに据えれば、どんな逆境にあっても意欲を失うことはない。
    自分が本当に欲しいものを、本当にやりたいことをゴールに据える。


    人間に不可能はない「必ず実現できる」を前提に意欲を失わずゴールに向かって進む限り、なにかしら答えを見つけ出すように考える続けるもの。

    アイデアと言うのはすべて、自分の経験に基づく「記憶」に他ならない。

    物事に決まった見方はない。
    いついかなる時も「なぜ?」と言うクエスチョンを投げかけ真理を探究することで、考える力が付く。
    「決まりごとだから」「ルールだから」と言いたい場面で、そういう言葉を絶対に使わず「なぜ?」と問おう。

    見たもの全てを瞬時に言葉にしてみる。

    情報のグループ分けをする。
    主観的か客観的かを解するトレーニング。

    一つのものの用途をたくさん考えてみる。
    例えば新聞なら、読み物、掛け布団、雑巾、お洒落なティッシュ箱、丸めてバット、ゴザ、宅急便での空きスペース埋めなど。

    身の回りにあるものを「◯◯の様な」と例えてみる。

    一人ディベートをしてみる。
    そうすることによって価値を多様化出来る。

    色々な本を乱読してみる。
    眺める様に読んでもいいし、熟読してもいい。

    日常のルーティンから抜け出す。
    いつもと違う店、いつもと違うメニュー、いつもと違うルートで走るなど。

    なぜ今この作品が人気なのか?ということを考えながら、売り上げランキング1位の本を読んでみよう。

    例えば本を売る時、文中になにかしらの商品を出演させ、その商品を現実で作り販売する。
    顧客側としては「商品化される程の物だからその本は人気商品であるに違いない」という心理が働くことにもなる。

  • 何かのクエスチョンに対して、自分なりのアンサーをアウトプットしてはじめて、「自分は考えた」ということになる。

    ハウツー満載

  • お腹がすいている人に魚を与えてはいけない。魚の釣り方を教えろ!
    という話は聞いたことがあると思うけど、動きの速い今の時代に「釣り方」を教えても、次にその方法で魚が釣れるとは限らない。
    それなら「釣り方」を教えるのではなく、「釣り方」を考える習慣や頭の使い方を教えようという考え方。

    まずは自信をもつこと、そして、この世に唯一絶対のものはないということを理解する。
    自分のゴールである出口を明確にして、意欲をもち、経験や知識を増やして、自分のこと、ゴールのことを分析していくことで、自分で考えることができるようになる。

    ここでおもしろかった例え。
    普遍の原則と思われている1+1=2でさえ、解釈を変えれば2にはならないこともある。
    コップ1杯の水と、コップ1杯の水、足したら本当に2杯の水になるのか?
    おおきなコップに入れれば1+1=1になる。
    という話。

    解釈を変えれば、頭の中に革命が起きる!
    日頃から、全てのことに対して、いろんな見方でみる癖をつけておけば、自分の幅が広がります!

  •  確かに、これだけ変化の激しい時代、「魚の釣り方」を教えたところで、その方法ではすぐにが釣れなくなる可能性がある。正しいのは「魚の釣り方を自分で考える方法を教えること」かもしれませんね。そのためには、この本にも書かれていますが、今使われている方法を知る必要もある。
     いくつかの事例も書かれているので、自分に当てはめてやってみようと思います。

  • 「自分で考える力」を鍛える本。読みやすく、ためになる良書。

    物の使い道を30通り考えるトレーニングは面白かった。
    行き詰まったときは、物事を見る視点を変えることで可能性が広がっていく。

  • 空腹の人に「魚を与える」のは間違いで、「魚の釣り方を教える」のが正しいという話しはよく聞きますが、この本はそれも間違いだと指摘。これからの時代を生きていくヒントが満載の一冊です。

  • 空腹の人に魚を与えるのは間違い。
    魚の釣り方を教えるのも間違い。
    これからの時代には、魚の釣り方を自分で考える力が必要です。

    結論は、文部科学省と同じだと思います。
    伝え方は違うと思いますが。

    読みやすい文章で例示もわかりやすく思いました。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

『泉式文科系必修論文作成術』(夏目書房、2003)ほか

「2005年 『シャーロット・ブロンテ150年後の『ヴィレット』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

泉忠司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×