これからホ-ムペ-ジをつくる研究者のために: ウェブから学術情報を発信する実践ガイド

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  • 築地書館
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806713357

作品紹介・あらすじ

Web2.0時代の到来!研究者および研究者予備軍のインターネット上での表現と発表の機会が増大しつつある…。そこで、研究者のホームページにはなにがあればよいのか?研究の過程や成果を伝えるにはなにが必要なのか?多くの実例に基づき、そのノウハウを紹介する。270におよぶホームページを画像入りで紹介した画期的な本。

感想・レビュー・書評

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  • 出版社からのコメント
    【「どのように」ではなく「なにを」を伝える唯一のガイド】

     インターネットでの情報発信ガイドをうたった類書は数多くあります。しかし、そのほとんどはhtmlの文法解説やブログの開設手引きに留まっています。

     つまり、情報を発信する方法を紹介する書籍は数多くありますが、発信する情報の内容を紹介する書籍はほとんどありません。

     本書は、学術情報に的を絞り、「なにを」発信すべきか、そして、実際に「なにが」発信されているかを約300サイトという豊富な実例に基づいて紹介している点で先行書とは一線を画しています。

    【本書の特徴–類書との相違点と本書の独自性】

    1)過去10年間の経験に基づき、万単位の研究者サイトのコンテンツ傾向を分析。

    2)約300の研究者サイトを画面入りで紹介

    3)学術情報発信の類型化モデルを提示

    4)トラブル事例の分析に基づく、個人サイトをつくるうえでの十か条を掲載。

    5)重要文献や研究者サイトの歴史年表を収録

    内容(「BOOK」データベースより)
    Web2.0時代の到来!研究者および研究者予備軍のインターネット上での表現と発表の機会が増大しつつある…。そこで、研究者のホームページにはなにがあればよいのか?研究の過程や成果を伝えるにはなにが必要なのか?多くの実例に基づき、そのノウハウを紹介する。270におよぶホームページを画像入りで紹介した画期的な本。

    著者について
    1973年、東京都生まれ。国際基督教大学卒。
    1998年より、インターネットの学術利用をテーマにした専門サイトを運営。
    メールマガジンを発行するかたわら、主に研究環境の電子化、電子図書館化、蔵書検索(OPAC)の高度化、デジタルアーカイブ、ウェブアーカイブについて、執筆・講演活動。
    他方、IT企業でウェブプロデューサーを担当。

    著者運営サイト 「ACADEMIC RESOURCE GUIDE」

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    岡本/真
    1973年、東京都生まれ。国際基督教大学卒業。1998年より、インターネットの学術利用をテーマにしたサイトを運営。メールマガジンを発行するかたわら、主に研究環境の電子化、電子図書館化、蔵書検索(OPAC)の高度化、デジタルアーカイブ、ウェブアーカイブについて、執筆・講演活動。他方、IT企業でウェブプロデューサーを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 研究者に限らず、これからウェブサイトをつくる人にオススメです。

    ブログを始めようと思い、読んでみました。
    2006年に出版された本ですが、参考になることが多かったです。

    「第2部 個人ホームページをつくる」を読み、ウェブサイトに活用できる素材がたくさんあることに気づかされました。
    当然古くなっているところもありますが、アイデア自体は今でも使えるものが多かったです。

    タイトルの『これからホームページをつくる研究者のために』は、『これから論文を書く若者のために』(酒井聡樹著)をならって名付けたそうです。

    ======
    [目次]
    まえがき
    凡例
     
    第1部 個人ホームページをつくる前に
     1章 なぜホームページをつくるのか
      1 なぜ個人ホームページをつくるのか
      2 役に立つホームページとはなんだろうか 
      3 公開する素材は見当たらないだろうか
      4 管理・更新を恐れていないだろうか
      5 研究につながるのだろうか
      6 業績につながるのだろうか
     2章 つくる前に知っておきたいこと 
      1 あなたはインターネットでどうみられていくのだろうか 
      2 インターネットはこれからの研究をどう変えるのだろう
     
    第2部 個人ホームページをつくる
     1章 講義資料を活用する
      1 シラバス
      2 レジュメ
      3 参考文献リスト
      4 講義ノート
      5 質問票
      6 試験問題
     2章 研究資料を活用する 
      1 文献目録
      2 年表・年譜
      3 正誤表、サポートページ 
      4 翻訳、抄訳、下訳
      5 ソフトウェア、スクリプト、テンプレート 
      6 用語集、辞書
     3章 調査資料を活用する 
      1 調査記録
      2 AV資料
      3 画像資料
      4 インタービュー記録 
      5 アンケート調査
      6 統計資料
     4章 著作物を活用する 
      1 エッセイ、コラム
      2 書評、論文評
      3 講演、発表
      4 報告書
      5 論文
      6 書籍
     5章 ネットで執筆する
      1 日記、エッセイ、コラム 
      2 クリッピング
      3 コメント、特集
      4 レビュー、批評
      5 草稿・原稿
      6 書き下ろし
     6章 インターネットリソースをつくる 
      1 電子テキスト
      2 法令・判例
      3 掲示板
      4 メーリングリスト 
      5 メールマガジン
      6 リンク集
     
    第3部 個人ホームページをつくった後に 
     1章 個人ホームページをつくる研究者のための10ヶ条
      1 実名を名乗ろう
      2 サイトポリシーを記そう
      3 著作権を理解しよう
      4 リンクの自由を理解しよう
      5 見栄えより内容を重視しよう
      6 だれもがみやすいものにしよう
      7 更新情報を明記しよう
      8 個人ホームページを核にしよう
      9 批判と向きあおう
      10 楽しさを語ろう
     2章 先行事例に学ぶ  
      1 「人文学研究とインターネット」(後藤斉) 
      2 「研究者の方々へ、ウェブ日記のすすめ」(森山和道) 
      3 「知的産物の客観作業の冒険」(赤間道夫)
      4 「研究者がウェブで語れば皆が楽しい」(竹中明夫) 
      5 「先行事例をどう探すか ~参考文献リストに代えて」
     
    附録 試論「研究者の個人ホームページの歴史」
       研究者の個人ホームページの関連年表  
     
    あとがき
    索引

  • 080909by京市国際 図書館大会

  • タイトルに惹かれて、読んでみました。
    私は、教授や院生ではないのですが、個人のウェブページを作って行く上で、
    何を心掛けて、何をして行けばいいのかがわかった気がします。

  • ●読書録未記入

  • 分類=職業(学者)・学問・研究・情報発信・インターネット。06年7月。

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著者プロフィール

1973年、東京都生まれ。アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)代表取締役、プロデューサー。ヤフーで「Yahoo!知恵袋」のプロデュースなどを担当し、2009年に起業して現在に至る。日本各地で図書館のプロデュースに関わる。著書に『未来の図書館、はじめます』(青弓社)、『ウェブでの〈伝わる〉文章の書き方』(講談社)、共著に『未来の図書館、はじめませんか?』『図書館100連発』(ともに青弓社)、共編著に『ブックビジネス2.0――ウェブ時代の新しい本の生態系』(実業之日本社)など。

「2022年 『司書名鑑 図書館をアップデートする人々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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