内臓のはたらきと子どものこころ 増補新装版 (みんなの保育大学 6)
- 築地書館 (1995年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806745662
感想・レビュー・書評
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講演で話された内容をそのまま原稿化した本です。
語りかけられるように書かれてる(当然か)なので、サラっと読めてしまいました。
1982年で、すでに子どもに対する色んなことがテーマになってたことに驚く。
内臓感覚、触覚→舌、というのにはなるほどと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
健全な精神は健全な肉体に在り、健全な肉体は健全な精神に在り。体に内包する小宇宙と、体が内包される大宇宙。メカニズムがわかればわかるほどに謎。私たちを構成するそのすべてが世界を構成するまさにそれであることを論理的に語るなんとも興味深い内容。おもしろすぎる。
内臓とはそもそも何なのか。生き物は何のために食し、動き、生きるのか。この肉体と精神は何でできているのか。「内臓の感受性」と「言葉の形成」の関係。おもしろすぎる探求です。 -
子宮の中の上陸劇、舐めまわし、指差し!、なぜなに?、内臓と宇宙。
子育てにいっそう気合が入る良い本。 -
この本は1982年に発行されたもので、今から約30年ほど前のものです。
そのため、この本に書かれているようなことが、たとえば学校の先生の口から、またはテレビから、目や耳に入ってきたことがあるなぁと思い出すこともしばしばでした。その一つに、人間のリズムは25時間というもの。これによって、夜型へと生活傾向がずれてしまいがちなところがあると。また、胎児が体内で成長する過程は、まるで生物の4億年の進化の歴史をたどるようなものというのがありました。 -
あたまとこころ。最近の私たちは、この2つをごっちゃにしていませんか?そして、こころの本能とは、からだに内蔵された食と性の宇宙のリズムである。
と、著者は語ります。
解剖学者ならではの視点から、あたまに偏りがちな私たちに、さまざまな問いを投げかけてくれる本です。こどもの教育に関係のある先生方、また親御さんにはぜひ1度手に取っていただきたい本です。 -
誰にでも親しみを持って読める本。
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三木先生の講演をまとめたもの。
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保育大学での講演録。子どもの成長の様子を人生の宗族発生という視野で眺める
解剖学であり、頭と心といったこころの起源であり、太陽や月や季節といった宇宙と生物の関係であり。
様々な分野が連関していて高度な内容を笑声とともに読める -
名著「胎児の世界」の応用編。宗教ではありません。科学です。そこがすごい。