死ぬことと生きること

著者 :
  • 築地書館
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本棚登録 : 48
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806767305

作品紹介・あらすじ

ひたむきに日本人と日本文化に取り組み、撮りつづけてきた土門拳の知られざる一面を読者はここに読みとる。

感想・レビュー・書評

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  • 1974年発行であるが、個々のエッセイは1950年代に書かれたもの。

    日本百景などは写真より実物の方がはるかにいい。絵葉書的風景写真は本人不在。自分の主体的な、人間的な撮影衝動、エモーションというものが加わらない限りは風景を撮ってもそれは単に絵葉書である。そこに人間がいることが大事である。雲の佇まいを写すということだけでなく、その雲の佇まいにじっと見入っている人間がいるということである。本人不在の写真はつまらない。

  • <選んだ理由>
    ひとがおすすめしてたので。

  • 901夜

  • 2007.5/5

  • 「写真を撮る者として生きる」ことを考えさせられた。
    己の安易さを思い知らされた本。

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著者プロフィール

1909年、山形県酒田市生まれ。1935年、日本のグラフ・ジャーナリズムを切り拓いた「日本工房」に入って以来、足かけ45年にわたり、「報道写真家」として激動の日本を記録。「絶対非演出の絶対スナップ」を標榜して、徹底的なリアリズム手法で被写体に迫り、『文楽』『ヒロシマ』『筑豊のこどもたち』『風貌』『古寺巡礼』など不朽の名作を数多く残した日本を代表する写真家である。

「2023年 『土門拳の東寺』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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