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  • Amazon.co.jp ・本 (541ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784807411030

作品紹介・あらすじ

東日本大震災にともなう津波被害は、6道県60市町村に及んだ。この未曽有の自然災害を地元住民とジャーナリストはどのように記録したのか。524頁、約800枚の写真で、その全貌を明らかにする「記録的写真集」。

感想・レビュー・書評

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  • 東日本大震災

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB0608058X

  • ペットにだって家族がいるのに、亡骸を載せるのはどうかと思う。

  • 泣きそうになった。動物たちはどうしたのだろう。放射能は移るのだろうか。

  • 2012/4/23

    369.31||ツ (5階社会科学)

    『2011年3月11日』
    大地震によってソレはひきおこされた。
    『津波』。
    黒い波が容赦なく建物を飲み込む。
    ニュースで映し出された中継映像は衝撃的なものだった。
    これはその津波がもたらした現状を、記録したものである。

  • 震災の写真集。ところどころに遺体が写っている。
    これがあの当時の実態。

  • 「津波を見た人たちと見なかった人たち。津波を知った人々と知らずにいる人々。この写真集は、両者の架け橋」とのことだ。
    北海道から関東まで日本の東の海岸線は、ことごとく津波に襲われ甚大な被害をもたらした。報道記録写真は、どれもショッキングなものだ。津波BEFOREとAFTERの痛ましさ、押し寄せる津波の臨場感、ガレキの山、遺体捜索、埋葬、立ちすくむ人々、避難所の様子・・・黙示録の光景が連なる。

    ガレキに向かってこれ以上に折れないほどに頭を下げ祈る托鉢僧の姿がある。身体の所作が心を表している。鎮魂を捧げる人がいることの意味を考える。

    もう1枚、町の中を早足で歩く僧もまた、被災者とも救助者とも異なる風が過ぎるような蒼然とした歩調を捉えている。

    私は何もできない人間だが、鎮魂の想いは、身体に沁み込ませた。

  • 一切の解説なし。全ページ写真のみ。穴の開くほど写真を見ても被災した人たちと同じ体験は出来ない。でも、今後も何度も見返すと思う。

  • 【東日本大震災関連・その⑭】
    (2011.07.17読了)(2011.07.14借入)
    東日本大震災記録写真集です。530頁ほどひたすら写真です。区切りのところに都市名、地図上の位置、人口、今回の震災での死者数、行方不明者数、浸水・倒壊戸数、が表記されています。
    冒頭には、三つの都市の津波の様子が掲載されています。最初は、陸前高田市です。高田松原を超えた津波が、写真撮影者のほうに迫ってきて、すべて水にのまれてゆく様子が、連続写真になっています。
    二番目は、宮古市です。防波堤を超えた津波が、付近の道路も水浸ししてゆく様子が連続写真で掲載されています。宮古市田老も同様です。津波が引いた後の様子を撮影したのもあります。
    三番目は、田野畑村です。ここの写真は、ほぼ同じ位置から撮影された津波前と津波の後の写真が掲載され、津波でどうなってしまったのかがわかります。

    その後ろには、北海道から千葉県までの太平洋沿岸都市の被災状況の写真が順番に掲載されています。
    がれきになった風景、がれきの街を歩く人、遺体の捜索をする消防団、自衛隊、遺体の収容、埋葬の様子もあります。避難所の人びと、動物の遺体、人形、動き回る牛、犬、等の写真もあります。
    全部で千枚ぐらいの写真が収められています。一枚一枚見るとけっこう疲れます。

    ☆関連図書
    「三陸海岸大津波」吉村昭著、中公文庫、1984.08.10
    「これからを生きる君たちへ」三重博一著、新潮社、2011.04.26
    「祈りと希望」、「祈りと希望」実行委員会編、経済界、2011.04.29
    「この言葉を忘れない」、『この言葉を忘れない』編集グループ、徳間書店、2011.04.30
    「がれきの中で本当にあったこと」産経新聞社著、産経新聞出版、2011.06.02
    「超巨大地震に迫る」大木聖子・纐纈一起著(済)、NHK出版新書、2011.06.10
    「3・11東日本大震災奇跡の生還」上部一馬著、コスモトゥーワン、2011.07.01
    (2011年7月17日・記)

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。写真家

「2011年 『TSUNAMI3・11』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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